スキャナー臨終
これまで使ってきた Canoscan 8600F が壊れた。光源が点灯しなくなっただけなのだが、メーカーのキャノンでは補修サービス期間が終了していて修理できないという。
比較的短い補修サービス期間を設定して、期間が終了するとさっさと補修用パーツを廃棄して修理を受け付けないのは近年のジャパンクオリティの特徴だ。経営効率上の要求からどのメーカーもこのようにしているのだが、これで良いのかという疑問は強い。トヨタのランドクルーザーのように、何十年経っても使用者自身の手で補修が可能にせよとは言わないが、自分たちの製品に対してあまりに冷淡だという気がする。
それはともかく、35mmフイルムの取り込みも行うので更新候補となる機種は限られている。ワンショット方式のフイルムスキャナーの安価なものが出回っている為か、フイルムスキャン可能な機種は減る一方で、紙文書取り込み専用の安価なCIS方式のものばかりが目に付く。そもそも紙文書の取り込みならば、最近では付いていないものが少なくなったプリンター付属のスキャナーでも十分だ。
その中で、更新機種として候補となるのはEPSONのGT-X830とCanonのCanoscan 9000F MkⅡの2機種のようだ。EPSONのGT-X980もフイルムのスキャンが早い点が魅力で候補になり得るが、私の使用目的にはやや品質過剰に感じる。
明日の朝までに機種を選定して、発注することにしよう。
追記(2015/01/20);
Canoscan 9000F は発売後2年近く経っていることと、キャノンの修理受付期間が短いことを考慮して、この1月新発売のEPSON GT-X830 をオンラインで発注した。発送済みのメールが来たので明日中には届くだろう。いつもながらこのオンラインショップはデリバリーが早い。
修理受付期間が過ぎても部品が残っていれば修理しますというメーカーもあるのだが、キャノンは受付期間が終わると全くの門前払いだ。在庫コストを嫌ってさっさと補修用パーツを廃棄するのかもしれないが、毎回高姿勢ぶりにうんざりさせられる。
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