再び寒波襲来
再び大寒波襲来で、北海道は猛吹雪になると警告されている。
まだ12月の半ばだというのに、この冬何回目の爆発低気圧だろうか。この10年、温暖化かどうかはともかくとしても気象現象は明らかに変化してきている。日本ばかりでなく、北米でもすでに何度か冬の嵐に襲われて、大雪や洪水が発生している。
21世紀に入った頃から世界の平均気温の上昇が止まり、これ以上の温暖化は起きないと主張する人もいる。しかし平均気温の上昇が止まった頃から、振れ幅の大きい激しい気象現象が増加している。また、温暖化で地球に溜まった熱が深海に吸収されているのだという人もいる。恐らく、現時点では温暖化で溜まった熱は気温の上昇ではなく、激しい気象現象の駆動力として消費されているのだろう。
先頃閉幕したCOP20でも、各国は温暖化ガス放出削減目標の提出が求められていた。先進国のほとんどが大幅な削減目標を示している中で、目標策定の作業すら進められずにいる日本の熱意のなさが際立っていた。原子力発電所を稼働させないと言う大前提の中では、温暖化ガス放出の大幅な削減は不可能だというのが日本の言い分だが、このまま提出期限まで目標策定の作業すら進められなければ、日本は世界中から身勝手な国と非難を浴びることになるだろう。
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