野党大敗の原因
今回の総選挙で野党が大敗した原因については、多くのメディアが分析しているが、私は無定見な選挙協力が大きな要因になったと考えている。
今回、選挙協力によって野党立候補者が少なくなった。その結果、有権者が投票する先を失い、これが低投票率そして与党大勝に繋がったと思うのだ。有権者の多くは投票したくない政党を持っている。自分の選挙区に、投票したくない政党の候補者しかいなかったら、あなたはどうするだろうかと考えてみるとよい。
投票したくない人が多い政党の代表としては共産党と公明党があげられるが、今回大阪府には公明党と共産党しか立候補者がいない選挙区もあった。この選挙区のこの両党に投票したくない有権者は、これでは投票先がない。その様な人の多くが棄権するか白票を投じたと思われる。他にも信用できる野党の候補者がいない選挙区があったが、これらの選挙区でも同じような現象が起きたろう。
コップの中での権力争いにうつつを抜かすばかりで、まともな政策論議を行ってこなかった群小政党の多くは有権者の信用を得ていない。その様な信用されない群小野党ばかりが、確固とした政策協定なしに選挙協力を行うのではますます信用をなくし、与党が有利になるのも当然だ。
私がどうしたのかと言えば、私の選挙区も私が投票できる政党の候補者が一人もいなかった。そこで抗議の意思表示を投票権に記入した無効票を投じた。比例区には一番ましと思える政党名を記入したが。
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