停電でIP電話が不通
今回の大雪で孤立した地区の内、集落全てがIP電話に頼っていた地区が停電で電話が通じなくなり安否確認が難航したという。
山間地では携帯電話はもちろん通じないし、交流電源が必要なルーターが不可欠なインターネット回線は停電すれば当然使えない。従って停電すれば、インターネット回線を使うIP電話ももちろん使えないと言うことになる。
もし、交流電源を必要としないメタル回線用の電話器と回線を残してあれば、停電しても通話はできる。もしメタル回線が残っていれば、押し入れの隅にでも交流電源を必要としない単機能の電話が残っていないか探してみると良い。残っていれば、停電時に外部と連絡が取れるよう大事に取っておくと良い。しかし今時、山間地の高齢者世帯でも交流電源が必要な多機能電話しか残していない事が多いのかもしれないが。
そういえば、私が昔使っていたISDNアダプターは、乾電池を内蔵可能で停電時にも通信ができるようになっていた。メタル回線の電話では、通話に必要な電力が回線を通して電話局側から供給されるためだ。実際、阪神淡路大震災直後に停電している状態でも、発信制限がかかるまでは通話が可能で、最小限の連絡先に無事を報告できた。従って、多機能電話機やインターネットルーターも、バックアップ電池を内蔵できて、停電時にも通話だけはできるようにしておくと良いのだが、そんな商品はあるのだろうか。
追記(2014/12/09);
一般にインターネットは停電すると利用できない。それはインターネット接続に必要なルーターが交流電源を必要とするからだ。また、当然だがパソコンも交流電源なしでは使えない。停電時にこれらを使うためには、無停電電源装置などのバックアップ電源がが必要だ。
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