磁気嵐警報
米国政府関係機関(米国海洋大気局(NOAA)の宇宙天気予報センター)が太陽で10日に発生したフレア(爆発)の影響で、13日に送電網や衛星に障害が出るかもしれないとの警報を出したと報じられている。
CNN記事;「太陽フレア、磁気嵐が地球に到達へ 電力網に影響も」
2014.09.12 Fri posted at 09:33 JST
これまでも、太陽表面での大規模なフレアがあると磁気嵐や送電網の故障があり得ると警告されている。特に100年に一度ほどの頻度で発生している巨大フレアが地球に向いて起きると、大量の荷電粒子が放出(GCME;巨大コロナ質量放出)される影響で衛星が使用不能になったり、送電網が大規模に破壊される可能性があるとされている。さらにISSの乗員が危険な状態になることもあり得るという。
今回のフレアはそれほどの大規模ではないが、大規模フレアの影響を評価したりトラブルを回避するための実地訓練になるだろう。電力網管理者や衛星運用者達は一時的に機能を停止させるなど、様々な対策に追われていることだろう。
追記(2014/09/13);
SOHOのサイトに今回のフレアによるCME(コロナ質量放出)の画像がある。
記事;Earth-directed X-class flare and CME (September 10, 2014)
また、ナショナルジオグラフィック・ジャパンにも同じ写真の記事がある。
記事;大規模な太陽フレア、X1.6クラス
« 大阪独立論 | Main | カシオが盗撮用カメラ?を発売 »
Comments