STAP問題は収束へ?
中間報告後STAP問題に関する報道は全くなくなった。
小保方氏の実験が11月まで続けられるとのことだが、その結果が公表されるのは年明けになるだろう。その頃にはメディアも民衆もSTAPに関する関心はすっかり失せているだろう。
STAP問題はこのまま自然消滅して収束と言うことになるかもしれない。
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中間報告後STAP問題に関する報道は全くなくなった。
小保方氏の実験が11月まで続けられるとのことだが、その結果が公表されるのは年明けになるだろう。その頃にはメディアも民衆もSTAPに関する関心はすっかり失せているだろう。
STAP問題はこのまま自然消滅して収束と言うことになるかもしれない。
7月末までは台風の発生数が多かったが、8月の初旬に西半球から移動してきた13号以降は発生がない。
南方海上の表面温度はやや高いようだが、発生が無い理由は分からない。次に発生するのが巨大台風でなければよいのだがと思う。
今朝は久しぶりのひんやりとした空気だ。
昨日までと較べると一気に5℃近く下がり、21℃台の最低気温が記録されている。セミの声も全く途絶え、すっかり秋の気配になってしまった。
異常気象が続くこの夏はこれで終わり、一気に秋になだれ込んでいくのだろうか。台風がしばらく発生していないが、発生すると超大型になるのではないかなどと気にかかる。
天候が回復して、穏やかな秋になってくれると良いのだが。
政府が日本海側の巨大津波予測を発表。
山からは土石流、海からは巨大津波、そして火山の巨大噴火まで、各種機関による災害予測の拡大競争が次第に激化しているような・・・。
原発反対に利用しようという意図も見えるが、それ以前に全国の居住適地が2割ぐらいは無くなりそうな気もする。これらの予測に完全に対応できる防災工事と施設の維持費を合わせると、毎年兆円単位の費用が必要になりそうだ。そうなれば大型増税は必至だ。
気温も雨量も、未だ嘗て無い気象が日常化している。今回起きた広島の土砂災害も亀岡の大水害も、この程度のものは毎年数回発生する日常的なものになる可能性がある。しかし、評論家達は自治体が防止工事を行え、あるいは避難誘導対策を確立せよと言うばかりで、災害の根本原因については口を閉ざしている。
それは、温暖化対策が今の日本では禁句だからだ。温暖化対策には二酸化炭素削減が必要だが、そのためには炭素燃料を使用しない電力が不可欠だ。しかし、炭素燃料を使用しない発電には、広大な用地とそれに伴う大規模な環境破壊を避けて通ることが出来ない。
一方で気温上昇が鈍化しているから温暖化は嘘だという者や、日本がやっても他国がしないから無駄だとして、二酸化炭素の排出量削減に反対する者もいる。
また、大幅な二酸化炭素排出の削減には短期的に原子力発電が不可欠だが、それを公然と認める者は政治家にもメディアにもいないだろう。それが温暖化対策が禁句である理由だ
かくして日本の二酸化炭素排出量はますます増大し、異常気象はますます日常化し、人名や経済的な損失も増加する。
30年物のCDプレーヤーが故障した。トレーが開閉しなくなったのだ。機種はONKYOのCR-200で、購入してからかれこれ30年になる。 |
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左がオリジナルの駆動ベルト、右が今回入手品。購入したのは内径24Φ×1.6□だが、取り外した物を実測すると内径26Φ×1.9□だった。直径が大きいのは伸びたためと思われるが、断面が太いのは本来のサイズかもしれない。 |
内部のトレー駆動部。黒い円形が駆動モーターで、その軸に取り付けられた淡黄色(たぶん本来は白色でデルリンかナイロン製)の小プーリーで駆動ベルトを動かす。ベルトはやはり淡黄色の大プーリーを回転させ、トレイを出し入れする。今回のトラブルの原因は、小プーリーとベルトがスリップするためだった。 |
駆動部の拡大。アルミ製のプーリー押さえがあり、留めネジで固定されている。これを外すと大プーリーが取り外せる。あとは駆動ベルトを大プーリーに取り付けて、元の位置に戻せばよい。大プーリーとベルトとの間に細い棒を挟んでおくと、大プーリーを元に戻した後に簡単にベルトを小プーリーに掛けられる。 |
エボラ出血熱の蔓延で古典的な疫病対策が復活した。
それは疫病封鎖線で、近代医療が確立する以前に疫病が発生した地域を封鎖して拡散を防ぐための方法として常用された。いまだ有効な治療法が見いだされていない、エボラ出血熱の拡大を食い止めるためこれが復活したのだ。
封鎖線の内側に取り残される未感染者にとって、これは死の宣告に等しかったため過去においては突破しようとする暴動も多発した。今回もあちらこちらで暴動が発生しているようだがこれもやむを得まい。封鎖線の内側に残される者たちに可能な限りの支援を行い、生存のチャンスを増やすよう努めてなだめるしかないだろう。
その上で、小集団に分けて検疫隔離地に移して感染の有無を調べるのだ。潜伏期間を経過しても集団内に発症者がなければ全員を解放し、あればさらに分割して発症の有無を調べる。有効な治療法が見いだされるまでは、拡散を防ぐにはこの方法しかないだろう。
CannonのEOS70DのTVCMのバックミュージックを調べていて行き当たったCD。「Shadow編」と「Wind編」があるが、「Shadow編」の背景に流れる混声合唱が気になって調べているうちにこのCDを見つけたのだ。
曲目はBrahmsの「七つの歌曲」の第1番「Rosmarin」(注)で、このCD以外にもいくつかの合唱団のものが出版されている。その中でこれが気に入ったのは、いかにも北欧の空気を感じさせる音色のためだ。
音色の特徴を一口で言えば、やや硬質な高音の残響が強調された作りになっていることで、中低音が効いた音色を好む人には不満かもしれない。しかしこれは、北方の冷涼で澄み渡った風を感じさせる。そしてこのような音作りはEstonian Philharmonic Chamber Choirなどの他の北欧の合唱団にも共通しているように思う。ABBAの高音で硬質な音にも共通性が感じられ、北欧に共通する好みなのかもしれない。
このCDは、中低音を重視する一般的な傾向を好む人には向かないが、NAXOS社のMusic Libralyでいくつかの合唱団の演奏が試聴できるので、興味のある方は聞き比べてみると良い。(「7つの歌曲」のURLはhttp://ml.naxos.jp/opus/185204)
CDの内容;
タイトル;ブラームス合唱作品集(Johannes Brahms,Geistlich und weltlich)
演奏;スエーデン室内合唱団/サイモン・フィップス指揮
(Svenska Kammerkören,(Simon Phipps) )
曲目;
1.二つのモテット「Schaffe in mir,Gott,ein rein Herz」 (作品29の2)
2.二つのモテット「O Heiland,reiß die Himmel auf」 (作品29の2)
3.二つのモテット「Warum ist das Licht gegeben dem Mühseligen」
(作品29の1)
4.三つの歌「Abendständchen」(作品42の1)
5.三つの歌「Vincta」(作品42の2)
6.三つの歌「Darthulas Grabesgesang」(作品42の3)
7.七つの歌曲「Rosmarin}(作品62の1)
8.七つの歌曲「Von alten Liebesliedern」(作品62の2)
9.七つの歌曲「Waldesnacht」(作品62の3)
10.七つの歌曲「Dein Herzlein mild」(作品62の4)
11.七つの歌曲「All meine Herzgedanken」(作品62の5)
12.七つの歌曲「Es geht ein Wehen」(作品62の6)
13.七つの歌曲「Vergangen ist mir Glück und Heil」(作品62の7)
14.五つの歌「Nachtwache I」(作品104の1)
15.五つの歌「Nachtwache II」(作品104の2)
16.五つの歌「Letzes Glück」(作品104の3)
17.五つの歌「Verlorene Jugend」(作品104の4)
18.五つの歌「Im Herbst」(作品104の5)
レーベル;Footprint Records
番号;FRCD 037
注;同じ歌詞(伝承詩)による女性合唱曲がR.シューマンにある。
「 Romanzen, Book 2, Op. 91,No.1 Rosmarin」
NAXOS MUSIC LIBRALY http://ml.naxos.jp/opus/88901
2014/08/22にNHK BS3で放送された「はんなり菊太郎~京・公事宿事件帳」を見ていて、音響効果に注意が行き届いているのに感心した。
どこにかというと、それはセミの声だ。盛夏の京都という季節設定だが、朝方の市中の場面ではクマゼミの声が使われ、郊外の山中の場面ではミンミンゼミの声が使われていた。これはそれぞれのセミの生態を熟知した人間が注意を払って行った仕事だと感心した。
ドラマ中ではしばしば、その季節にその場所(環境)にはいないセミの声が無神経に使われたりするので、今回の効果音選択の適切さは見事だと思った。
朝日新聞などがWindowsの新版が発表されるのではと報じている。
記事;
「ウィンドウズ9」、9月末発表か 米メディア報道(朝日新聞2014/08/22)
これによると9月末に開発者向けのイベントが開かれる予定だという。また、記事によるとWindows8で不評だった事に鑑み、新しいスタートメニューが使われることになりそうだという。
Microsoftのバルマー氏が取締役を退任するという報道があったばかりだが、Windowsのデザイン方針も変わるのかもしれない。Windowsは、ほぼ一世代おきに短命に終わっているが、Windows8もそのその列に加わるのだろうか。
笹井氏の自殺後、メディアが追求を控えているのでしばらく話題がない。しかし、以前公表した通り8月末までに中間報告を出すのであれば、そろそろ報告書をまとめ始めている時期だ。
何もリークされてこない点から、再現がうまく行っていないのではないかと思わせる状況が続いている。
おりしも今日(2014/08/21)、ベル研で発生した高温超伝導研究の不正レポート事件をNHKBS3で紹介していた。この番組内で紹介された研究担当者とその指導に当たる上司との関係が、小保方氏とその指導役である笹井氏の関係にきわめて似通っていた。指導役が担当者に論旨を明確にする為のデータを要求してレポートを仕上げるが、提出された追加データーがどのようにして得られたものであるかは吟味しない。この点が上司の関わり方としてそっくりなのだ。
伝統的な研究者性善説に従えばそうならざるを得ないのだが、研究費が巨額になり短期間にその成果を求める時代がそれを許さなくなってきたようだ。今回のようなトラブルを防止するためには、研究をとりまとめるコーディネータに、不正など出来るかというプライド(矜恃)と身内の虚偽を見分ける能力が必要なのだ。
追記(2014/08/23);
上記のベル研の超伝導虚偽報告事件とSTAP疑惑には似ている点がさらにいくつかある。
まず、両方の中心人物がともに優秀なポスドク大学院生として研究所に推薦されて採用されている点だ。どちらも、指導教官からは実験技術が優れた実験研究者と思われていたようだ。
また両研究所とも、運営上研究予算獲得の為に目覚ましい成果を必要としていた点でも共通している。その時期に鳴り物入りで入所した若手研究者に、短期間で宣伝効果がある成果を出さなければならないという大きなプレッシャーがかかったとしても不思議では無い。
また論文を、その都度実験をして得られたデータに基づいて書くのではなく。書こうとするテーマに合わせたデーターを、過去の記録から引っ張り出して加工して用いたという点も二人に共通している。さらに、それを不正行為と認識していなかったように見える点でも共通している。二人とも、どこかで「Fact」と「Fict」の区別が付かなくなってしまったのかもしれない。
8月末(2014/08/29)(30,31は週末に当たる)までに中間報告を出すとすると、残る時間はあと6日。理研上層部の稟議と検証委員会の確認を得るとすれば、26日中にはできあがっていなければならないのだが・・・・。
追記(2014/08/25);
本日19時現在、理研の各Webサイトには中間報告の予告は出ていない。
主なサイトへのリンク;
理化学研究所(全体)
理化学研究所 神戸事業所
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター STAPまとめサイト
追記(2014/08/26);
理研のWebサイトではアナウンスがないが、夕方のNHKのニュースで明日(2014/08/27)の午後に東京の本部で中間報告と研究不正対策の発表を行うと報じられている。
追記(2014/08/27);
「発生・再生科学区総合研究センター」の改編案に較べてニュースの扱いが異常に小さいのが奇妙だが、一応中間報告が公表された。内容を一口で言えば再現できなかったと言うことだが、理研が今日公表した資料へのリンクを下記に示す。(入り口は上記の理化学研究所(全体)のトップページにある)
「STAP現象の検証の中間報告」(PDF資料2ページ)
「STAP現象の検証の中間報告(スライド資料)」(PDF資料16ページ)
遅版のTVニュースで会見の様子を見ることが出来ましたが、検証チームはすっかり意気消沈している様子。あとは小保方氏に自分でやってもらいますと言いたげな印象を受けました。事実上の敗北宣言でしょうか。
作業中付けっぱなしにしていたNHK教育テレビの「天才テレビくん」の中で、お笑いタレントが使った「最近はテレビ戦士の活躍が目に余る」という言葉に引っかかった。
「目に余る」という言葉は、「乱行が目に余る」、「ルール違反が目に余る」などの様に悪い行為に対して使うものだ。お笑いタレントは「活躍が目覚ましい」と言うべきところを言い間違えたのだろうと思う。しかしお笑いタレントといえども言葉のプロだ。こんな言い間違いは恥じて欲しい。
広島市の豪雨被害に関して、広島市の関連部門は避難勧告が遅れたと認めているそうだ。しかし、あの時間帯の雨量記録を見ると早い時間に避難勧告を出せたとしても、人的被害をどの程度減らせたかには疑問がある。
まず、当時の雨量を気象庁のアメダスの記録で見ると、広島市の北にある三入でのみ急増していることが分かる。それも、2時台には28mm、3時台には80mm、4時台には101mm、そして5時台には12.5mmと急激に変化している。しかしこの間、広島気象台付近では合計で約10mmしか降っていない。つまり、雨が激しく降ったのは広島市北部のがく限られた範囲で時間的にも限られていたと言うことだ。
このような状況では、アメダスや他の官庁や機関が設置している雨量計をリアルタイムで監視していても、データ受信の間隔が長ければ状況把握は当然遅れる。しかも危険状態に近づいているのかどうかの判断には一定時間の継続監視が必要だ。しかし昨今の豪雨では、降り始めて1時間ほどで危険な状態になることは十分にあり得る。
さらに、今回の豪雨の場合危険な状況に近づいていると判断できたのは早くても4時頃だろう。しかしその時点では50mm/hrを超える豪雨のまっただ中で、自宅を離れて避難するのは壮健者以外には困難だったろう。また、自宅内の安全な場所への避難を呼びかけるとしても、豪雨のさなかでは防災スピーカーの音はごく狭い範囲でしか聞こえなかったろうし、広報車を出してもその声はほとんど聞こえなかったろう。最近の流行の電子メールの一斉送信を利用したとしても、就寝時間帯であればすぐに着信に気づく保証はないし、メールが輻輳している場合には送信から受信まで30分以上かかることもある。
結論として、現在自治体が保有している災害予測情報の伝達手段では、有効な避難の呼びかけにはならなかったと思われる。
現時点で情報伝達にもっとも有効であると期待できるのは緊急放送だ。それも受信して即時に音声が出せるアナログ方式がよい。(デジタル方式は起動に何秒もかかるので、地震速報では役に立たないからだ。)時間帯によらず確実に危険情報を伝達するには、災害危険予想地域内にある全ての住宅に緊急放送受信設備の設置を義務づけることだ。
もう一つ、危険地域の全てに防災工事を行う事は,資金が膨大になるので事実上不可能だ。危険地域内の全ての住宅に土砂災害防護壁の設置を義務づけるよう、建築基準法を変えることの考えるべきだ。防護壁は建物を取り巻くものでも、建物内の一部にシェルター機能を与えるものであっても良いだろう。
あれほどやかましかったクマゼミの声もかすかになり、ツクツクボウシの声が増えてきた。この2,3日の晴れ間、まだ空には秋の気配がないが、次の雨のあとは本格的に秋が始まりそうだ。
この数年ますます激しくなる集中豪雨。1時間雨量が100mmを超える桁外れの豪雨がいつどこで降ってもおかしくない、日本はそんな気候に変わってしまったようだ。
こうなると、山沿い特に沢筋ではどこでも土石流に襲われてもおかしくないし、平地の川沿いではどこでも浸水の被害にあってもおかしくない。造成住宅地では地盤の弱さからさらに危険が大きい。造成工事で周辺の地盤も不安定になっている事にも留意する必要がある。
もはや気象災害に対して安全な場所はごく僅かになってしまったようだ。
昨夜から今朝にかけてもまた、記録的集中豪雨による災害が発生している。この八月はほとんど毎日どこかに「土砂災害警戒情報」が出ているような気がする。
この数年、短時間雨量の記録が大幅に更新される様な激しい集中豪雨が続発している。この為、従来は十分であった治山や治水の手法では全く対応できないようだ。
このような極端気象は、日本に限らず急増し極端の度合いも大きくなっているようで、中国や韓国、米国や欧州でも洪水や土砂災害が続発している。
そして、極端気象激増の原因は炭酸ガスなどの温暖化ガスの増加だとの説が有力だ。頑強に炭酸ガス排出規制に反対してきた米国でも、このまま排出を続けて良いのかと言う疑問が高まり始めている。
これでもまだ、火力発電所を多数稼働させ、大量の炭酸ガスを排出し続けるのですか?
欧米諸国から日本の大手企業で女性管理職が少ないと指摘され、女性蔑視が残っている証拠だとも言われているようだ。それを受けて安倍政権は女性活用を推進するとしている。しかしそれを良く聞いてみると、女性の活用とは管理職を増やす事よりも、安価な労働資源としてしか考えていない様に見える。
そもそも、日本と欧米では女性が高い地位に就くことに対する伝統的な違いがある。西欧では貴族階級の女性が様々な公職に就いたり、女王などの地位について政治的権力をふるう事については長い伝統がある。これはまた、貴族女性は家政婦や育児係を始めとする大勢の使用人を使い、自分では家事や育児をしないという生活スタイルに支えられていた。現在西欧で高い地位に就いている女性の多くは、このような貴族やその地位と生活スタイルを引き継いだ富裕階級に属している。このどちらも、西欧式貴族制度が根付かなかった日本には無い伝統だ。
このような西欧の伝統に比較すると、なぜ日本では高い社会的地位に女性が少ないのかは理解できる。日本では中上級管理職(幹部)に対する給与が低く、共働きであってもフルタイムの家政婦(夫)やベビーシッターを雇えるほどの報酬がない。これが女性が上級職に昇進することを妨げている最大の理由だ。
かつて長時間労働で会社に滅私奉公する男達が「企業戦士」として称揚された。しかし今、企業は当時と同様に滅私奉公する者を幹部社員として求めている。男でも女でも、プライベートな生活を捨てて滅私奉公する者が称揚されるのは今も昔と変わらない。つまり、家事を託す家政婦(夫)を雇えずに長時間労働を強いられる幹部職員が多いのだ。その分、社会のインフラとして長時間子供の世話を安価にしてくれるところが必要になる。上級職を目指す者には男女の区別無く、フルタイムの家政婦を雇えるだけの給与を払えば、公設のインフラとしての保育園は必要が無くなるのだ。このようなインフラ整備の方向性も考えてみるべきだ。
最後に、女性上級職が増えない理由は「私らしく生きる」、あるいは「私らしい生き方を見つける」気風が女性に強いことが上げられる。これは、企業戦士になることを拒否して、余暇に自分の趣味や好きな生活スタイルを楽しむという点にある。そんな者たちも、企業や組織が上級職員に求める滅私奉公と長時間労働のことは知っている。それ故女性労働者の多くが企業や組織の上級職を求めず、自由に使える自分の時間を確保しようとしている。これが上級職や社会的地位を求めない女性が多い理由だ。
この点について、西欧式の解放された女性達は日本の女性達が解放されていない事の証明だと主張する。しかし、企業や組織での高い地位を目指すことが良いことだというのは、男優位の社会の論理をそのまま男女平等の社会に当てはめようとするものだ。つまりこのような社会では、男の論理で考えて男と同じように行動する女性が解放された女性だとされる。キリスト教の、徹底した男優位の論理を物心つく前からすり込まれている西欧人には不思議では無いのだろうが、日本人の私には女性の論理の存在や価値を始めから認めない西欧流は異様な感じがする。
男女が、男女それぞれの肉体的、精神的特性に基づく論理の差異を互いに認識し尊重しあうのが、真に男女平等で双方に束縛がない社会ではないかと考える。硬直したキリスト教的男女平等に固執するのは良くない。
物価上昇でマイナス成長になったアベノミクス。実質賃金の低下、実体経済の開演よりも金融緩和の継続と拡大の方を望む証券市場。
人手が必要な経済部門には求職者がおらず、だぶついている部門には求職者が多い。アベノミクスも支離滅裂になり始めている。もうじきただの迷信になるかもしれない。
この週末(2014/08/17)もまた山で遭難する者が多数出ている。前例がない豪雨がどこで降るか分からないという天気予報が出ているにもかかわらず、山に入る無神経な人たちが多数いることには全くあきれるばかりだ。
特に、このような豪雨の可能性がある時に沢に入った者たちは馬鹿としか言いようがない。自ら命を捨てにいったようなものだからだ。何の安全装備もない車で、一般的な技量の運転者が市街地を時速300km以上で走るのと大差はない。
根本的に危険予知の感覚がないのだろうが、このような者たちを捜索救助する必要があるとは思わない。天候がおさまって、捜索隊の安全が確保できる状態になってから、ゆっくりと遺体を捜索するだけでよい。
この2ヶ月、日本では集中豪雨の被害が多発しているが、米国でも集中豪雨の被害が多発しているようだ。
しばらく前に、ユタ州から中西部にかけての豪雨被害が報じられていたが、昨日はまた北東部での豪雨被害が報じられている。この数年、南カリフォルニアの大渇水と北部各州での豪雨が共存しているようだ。
関連記事;
「ニューヨーク、米北東部で記録的豪雨」(2014/08/15)
「ボルチモア、米北東部で記録的豪雨」(2014/08/15)
「ミシガン、米北東部で記録的豪雨」(2014/08/15)
いずれもナショナル・ジオグラフィック・ジャパン
米国でもまた、極端気象の増大に悩まされる状況が拡大している。これを温暖化による被害ととらえ、経済的被害が炭酸ガス削減を行わないことによる短期的利益を上回るとの主張も強まりつつある様に見える。
米国が、炭酸ガス排出制限反対から推進に転じる日が近づいているのかもしれない。
先日の台風11号に続きこの週末も西日本は豪雨に見舞われている。短時間豪雨の記録が更新された場所も少なくない。まるで梅雨末期の集中豪雨が復活したかのようだ。来週後半もまた雨が予想されているので、再度豪雨があるかもしれない。
最近の豪雨の特徴は同じ場所で繰り返されると言うことだ。一度豪雨に見舞われると、数週間に亘り何度も浸水や土砂崩れに見舞われる事が多い。今回も、台風11号で被害を受けた場所のいくつもが再び被害を受けた。
同じ傾向は今後も続くだろう。一度被害を受けた場所は、短期間のうちに再び被害を受けることがあると想定しておく必要がある。
八月に入って半月だが、神戸では曇りや雨など陽の差さない日が多い。週間予報では今後も雨と曇りの日が続くようだ。
合間の晴れた日には気温が上がり猛暑となるのだが、こんな天気が続くと農作物への日照不足が心配になる。台風の影響で野菜類の価格が高騰しているが、日照不足が追い打ちをかけるようだと、一般消費者の支出に影響するだろうし、実質賃金の低下で下降気味の景気への悪影響も懸念される。
暑すぎるのも困るが、やはり適切に晴れてもらわなくては困る。
エボラ出血熱が世界的流行(パンデミック)の危機に近づきつつある現状を踏まえて、WHOは緊急措置として未承認薬を投与することを承認し、米国政府もこれを受けて自国内で未承認薬を使用することを許可したと報じられている。感染力はインフルエンザのようには高くないと言うことだが、発症すると致死率が高いだけに西アフリカ以外にまで拡がると世界的なパニックを引き起こす可能性がある。それだけになんとしても押さえ込む必要があると言う点から、妥当な判断だと思う。
しかしながら、あるテレビ番組でこれに対して異議を唱える評論家がいた。その理由は、未承認薬の使用は人体実験(なぜかアメリカ人を使ったと言う点を強調していたが)であるから良くないというのだ。しかしこれはあまりにも硬直的な建前論だ。人体実験であろうが無かろうが、死に瀕している患者を目の前にしている医師や家族は、少しでも治癒の可能性がある限りそれをせずにはいられないだろう。また、全ての医薬品は人体実験を経て承認されている。それを考えると、この評論家の意見は建前論に過ぎ不適切だ。
今回のエボラ出血熱に限らず、既存の治療法や承認済みの医薬では治療効果が無く、死が差し迫っている患者に対しては未承認の治療法や治療薬を適用できる緊急避難的な手続きがあっても良いと思う。もちろん、保険外治療となるので費用がかかり、裕福な者しか利用できないので不公平だという主張は当然出るだろう。しかしそれは民間の医療保険制度の改革などによって対応できるようにすればよい。また、適用が逆効果になるリスクもあることを考慮すべきだろう。
しかし、医師と患者(本人が意思表示できない場合には家族の代表者もしくは後見人)が申請すれば審査の上承認を得られるシステムはあっても良いと思う。患者に残されている時間が少ない事を考えれば、定期的にしか開かれないナントカ委員会やナントカ審議会ではなく、各都道府県に一人または複数の審査員(未承認治療法適用認可監とでも呼ぶか)を置き、申請から一週間以内をめどに許可・不許可を通知できるようにすべきだ。
重篤な副作用の危険があっても、多数の患者に被害が及ぶ恐れが無く、当該患者の死が差し迫っている場合にはもっと融通を利かせても良いと思う。
戦争は政治の敗北。
これは誰だったか忘れたが、ある軍略家の言葉だ。
この言葉は、戦争は外交戦で敗北して目的を達することが出来なかった政治家達によって始められると言う意味だ。外交戦によって目的を達することが出来れば戦争を起こす必要が無いからだ。
外交で敗北した日本の政治家達によって始められた太平洋戦争はその代表例といえる。そして戦争を叫ぶ政治家は、彼らが無能であることを公言しているのだと言っても良いだろう。
最近、LPがレトロ感や音質の良さで一部の人たちに人気があるという。
しかしLP(EPやSPもだが)は再生すると消耗してノイズが増える。また、取り扱いが悪ければ傷が付き、ひどいノイズの原因になる。これは針を使って表面をなぞることによって再生するという原理上致し方のないことだ。しかし、貴重なLPを消耗させるのが好ましくない事も確かだ。
そこで非接触式のプレーヤーがあると良い。かつて針を使わずに、光学式に溝をトレースして再生するプレーヤーが存在したことがあるが、その後すぐにCDの普及が始まったために商品化されずに廃れてしまった。それを最新の技術で復活してはどうかと思うのだ。非接触式であれば、今やそれぞれが歴史文化遺産とも言えるレコードを痛めることがないだろう。
溝のトラッキングや音響信号の取り出しに使う光学系は、幾通りも考えられるだろう。現在のCDやDVDなどの光学技術を応用すれば、レコードプレーヤ用の光ピックアップは比較的安価に製造できるのではないだろうか。ターンテーブル用の回転精度の高いモーターが無くなっているようなので、最大の問題はワウやフラッター、振動などの処理かもしれない。
追記(2014/09/25);
ピックアップの位置制御上の問題として、LPのグルーヴにはアドレス信号がないことがあげられる。この為現在位置の把握が難しいので、トラック間のジャンプを制御することが難しい。しかしこれも対処する方法はあるだろう。
追記(2014/12/10);
朝日新聞の記事で非接触レコードプレーヤを製造販売している企業があることを知った。企業名は株式会社エルプで所在地は埼玉県で、販売は直販のみのようだ。
戦争を始めるのは簡単だが終わらせるのは難しい。
これもかの兵法書の一節だ。これもまた曹操の注釈などによれば、戦争を始めるのは簡単で誰にでも出来るが、戦争を思うように終わらせるのは難しく賢明なものにしかできないのだという。従って、戦争は終わらせる確実な手順を準備した上でなければ始めてはいけないと言うことだ。
これを怠った日本は第二世界大戦で無残な敗戦を喫した。また米国は今、簡単に終了できるとなめてかかって始めたいくつもの戦争の泥沼化に苦しんでいる。
ナショナル・ジオグラフィック・ジャパンに「新種の“黄金バット”、ボリビアで発見」(2014/08/12付け)という記事が出ている。
この記事によると、ボリビアで全身が金色の毛に包まれた新種のコウモリが見つかったのだそうだ。紙芝居の「黄金バット」やタバコ(ゴールデン・バット)でおなじみの「金色コウモリ」が現実に存在するとは楽しい。
こうなると、どこかに「ナゾー」もいるかもしれない。
維新の会の代議士がまた不祥事を起こした。維新の会の公認さえ得られれば当選できるとばかりに、橋下氏におべっかを使うのがうまく、高い公認料を支払える事を優先して候補者を選び、有権者もまた維新でありさえすれば何でも良いと投票したので、代議士としての不良品が多数混じったのは当然だろう。
質の良いものばかり揃っている状態を「粒ぞろい」と言うが、関係者に不祥事続きの維新の会は「粒不揃い」と言うにふさわしい。そしてそれは維新の会の幹部だけの責任ではなく、それを選んだ有権者の責任でもある。有権者が責任を取ろうとしないのは、特にそれが目立つ大阪だけの問題ではないが・・・。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。
これもかの兵法書の一節。これも曹操の注釈などによれば、彼我の戦力と状況を熟知し、確実に勝てる時だけ戦えば決して負けることはないと言う意味だ。一般に言われる解説では「確実に勝てる時だけ戦え」という部分が欠落していることが多いが、この「確実に勝てる時にだけ戦う」と言う点がこの文の最重要点だ。
その意味で、「戦争に関する金言(1)」にあげた「勝てぬ戦争をするべからず。」の別の側面を述べていることになる。
勝てぬ戦争はするべからず。
かの兵法中の一節。曹操の注釈などによれば、確実に相手を打ち破るめどが立たない戦争を始めてはいけないということ。
太平洋戦争を始めた日本は、明らかにこれに反していた。
全国的に大雨を降らせてやっと遠ざかりつつある台風11号。近年常態化しつつある局所的豪雨を広範囲にもたらし、かなりの浸水被害が出ているようだ。
この台風には一つ際だった特徴がある。それは上陸してもあまり勢力が弱まらなかったことだ。これまでの台風の多くは上陸すると急激に勢力が弱まり、中心気圧が990hPa以上になったのだが、今回は日本海側に抜けたあとも970hPaと強い勢力を保っていた。11号台風は今も日本海を北上し続けており、このままで行くと暴風圏を保ったままロシアのウスリー地方に接近しそうだ。
熱帯性暴風の経験が少ないロシアで、大きな被害が出ないことを願う。
しばらく前から「スカイライン上陸」というCMがテレビで流れている。
そういえば旧プリンスに始まり、合併後も日産グループの象徴的存在であり続けたスカイラインも、今やメルセデス・スカイラインだ。
これは終始トヨタの後塵を拝し続けてきた、日産グループの凋落の象徴といえるだろう。
台風12号の暴風のまっただ中、サーフィンをしていて行方不明になった馬鹿がいる。波浪警報が出ている中、消防や警察が人手を割いて捜索に当たっていると言うが、本来大雨による災害に対しての備えである人員(防災要員)が減るのは地元住民にとって迷惑なことだ。
このような馬鹿者は、行方不明になっても救助や捜索をする必要はない。天候が回復して防災要員としての仕事が終わってから、ゆっくりと遺体を捜索するだけで十分だ。
介護が必要になっても「子供の世話になりたくない」と子供による介護を拒む高齢者が増えている。また、子供世代も親が子供による介護を求めないのが当然と考えているようだ。このことが中産階級が遺産を次世代に残せず、子供達の世代が貧しくなる傾向を作っているように思える。
その理由は、高額の介護費や介護施設入所費用に資産の大部分が使われてしまうからだ。自宅介護も長期になれば一人につき1千万円以上の資金がいるし、介護付き老人住宅に入居しようとすればやはり一人につき2千万円以上の資金が必要で、それでも寝たきりになれば追い出される施設も多い。
このような施設を利用すれば高齢者は老後資金の大半を失うことになる。従って子等に残す遺産はほとんど無くなるのが普通だ。
かくして、中産階級には受け継ぐべき遺産がないため、世代を経る度に次第に貧困層に落ち込んで行くことになる。
室戸台風や第2室戸台風に似通った進路をたどって台風11号が接近中だ。
すでに復活した梅雨前線に吹き込む南風による豪雨が広範囲で発生しているが、大阪湾への接近時間が満潮時に重なるため高潮も心配だ。河川沿いだけでなく海岸沿いの地域も厳重な警戒が必要になりそうだ。
厳重な警戒が空振りに終わると良いのだが・・・・。
ここしばらく東北地方北部と北海道で雨が続いていたが、天気図を見ると東北北部から北海道の上空に梅雨末期とそっくりに長く伸びた前線が停滞していた。まるで今年は例年梅雨がないと言われる北海道が梅雨に入り、それが明けていなかったかのようだ。
今日はそれが本州中央部まで南下して戻り梅雨のような様相だ。梅雨が復活したと言えばよいのか、早くも秋雨前線が現れたと言うべきなのか。いずれにしてもこの数年変化が続いている気候に、また新たなパターンが加わった様に見える。
熱帯性暴風の発生数の増加、局地的に居座って長く続く豪雨、豪雨と同居する干ばつなど、気象の振れ幅はますます大きくなり、それに伴って経済的被害と予防施設のための経済負担、人的な被害などがますます増大するばかりだ。
炭酸ガス放出削減のために、思い切ったエネルギー消費制限も考えるべきだ。その場合は、経済の沈滞や雇用の減少を防ぐため、家庭での電力諸費制限や家庭用電力への課税も考えなければならないかもしれない。その場合、炭素燃料への課税も当然だ。
久しぶりに偽メールが届いた。
今回はスクエアエニックス名義で、タイトルはこれまでDQ10名義で送られてきた「常確認のお願い」で、内容はこれまでの同タイトルのものと同じだ。ただし、少々改良されてテキスト表示にしても偽装サイトのドメイン名は表示されないようになっている。
と言っても、ドメイン名をポイントするとメールソフトの下に本来のドメイン名「http://hirobadqxjp.seuy.cu.cc/account」が表示されるので、注意していれば分かる。どうやら新しいドメインをオーストラリア領のココス島で獲得できたようだ。
本文;
いつもお世話になっております。
お客様のアカウントは何らかの取引に利用されている恐れがありますので、お手数ですが、システムにログインして、異常がないかご確認いただきますようお願いします。 :
http://secure.square-enix.com/account/app/svc/Login.htm?cont=account=112&cg=1&no=856
株式会社スクウェア·エニックス
2014年8月7日
サーバーのアドレスの部分には
「http://hirobadqxjp.seuy.cu.cc/account /app/svc/login.html?app=wam&ref=http://secure.square-enix.com/account/& eor=0&app=bam/」
の文が隠されているが、ref=以下の部分のみが加工されて表示されているようだ。
追記(2014/08/08);
ふと思いついてメールの送信元サーバー「ma.org」を調べてみると、これは米国のカリフォルニアにある「Marin Academy」という男女共学のハイスクールのドメインだった。恐らく乗っ取られた生徒のアカウントだろう。
日本でも、生徒にメールアカウントを配布している学校は、アカウントを乗っ取られて悪用されないよう、使用状況を厳格に監視する必要がありそうだ。
追記(2014/08/11);
今日再び同じ偽メールが到着。今度の偽サーバーのドメインはmor.pwでパラオのもの。ココスのサーバーはもう潰されたのかもしれない。
メールの送信元は「crks.org」でこれは「The Copper River Knowledge System」と言う アラスカの地域情報組織のもので、これも前期のハイスクール同様に乗っ取られたアカウントである可能性が高い。
ベネッセから顧客名簿が流出した事件は、私たちにいろいろなことを教えてくれる。
その一つは、業務を安易に外注して身元や信頼度を把握できないものが情報に近づけるような状況を作ってはいけないと言うことだ。データーベース管理に関わる作業者の信頼度を自信で確認しなかった点で、今回の事件の最大の責任者がベネッセ自身であることは免れられない。
また、あちこちで行われているアンケートにむやみに応じないと言うことだ。アンケートの多くは宣伝目的であると同時に、住所氏名、年齢、メールアドレス、電話番号などの個人情報の収集も目的としている。自分の個人情報を守りたければ、アンケートや懸賞などで自分から個人情報をばらまかないことだ。
ところで、ベネッセから流出した情報はいくつもの名簿情報業者に転売されたことが明らかになってきた。ベネッセ自身もこれらの業者とは取引をしているだろう。買った情報の中に、ベネッセ自身から流出した情報も含まれていたが、それに気づいていなかったと言うような間抜けな事もしているかもしれない。
今日(2014/08/07)、この夏初めてツクツクボウシの声を聞いた。
ツクツクボウシは、近畿では夏の終わりが近いことを告げるセミで、旧盆過ぎには徐々にクマゼミと主役の座を交代し、午後の時間を支配する。
いよいよ盛夏も後半に入る。そしてヒグラシが鳴き始めると夏も終わりが近い。
昨日(2014/08/05)に東北自動車道で起きた、自衛隊の人員輸送トラック事故で気がついたことがある。
それは、トラックが完全に裏返しになり、荷台の幌がつぶれた状態になっているにもかかわらず死者が出なかったことだ。荷台に乗車していた自衛隊員達の大半が車外に放り出されたためだと思われる。
それはそれで不幸中の幸いと言うべきなのだろうが、高速道路走行時のシートベルト着用義務は自衛隊車両には適用されないのだろうか?もっとも、民間の車両では人員を荷台に乗せて運ぶこと自体が違法だし、また今回のように車体が裏返しになるような事故では、下敷きになって死者が出る可能性が高いと言えるが。
自衛隊員が人員輸送用トラックで移動しているのは高速道路でよく見かける。次に見かけたら、シートベルトを着用しているかどうかチェックしてみよう。
STAP問題の中心人物で小保方氏の上司である笹井氏の自殺が報じられている。
理研は「疑惑を発生させた運営上の不手際の責任を感じてのもので、捏造を認めたものではない」と主張するだろうが、外部の研究者には事実上捏造を認めたものと解釈されるだろう。
笹井氏の自殺は、理研による再現実験がうまく行かず、小保方氏による再現実験もまたうまく行っていない事を示唆する。八月末までに予定されていた中間報告を待たずに笹井氏が自殺したことによって、STAP疑惑は論文捏造という結論で決着が付いたといえる。
各国の時代劇を見ていて感じることがある。
それはどの国や地域であれ、伝統衣装はジェンダーとしての女性の美しさを優雅に強調するが、現代の衣装はセックスとしての女性を、言い換えると性的欲求の対象としてむき出しにして強調すると言うことだ。
衣装で見る限り、女性が「解放」されるほど女性の地位は男の性的欲求の対象物に成り下がるとも言える。
また別の言い方をすると、かつては女性の価値はその人格ではかられたが、今は男の性的欲求にどれだけ応えられるかではかられるようになったとも言える。
今年もまた観測史上最高の気温や雨量が続出。これに伴う経済的被害や人的被害も増えるばかり。
これでもまだ、火力発電所をフル稼働させて炭酸ガスを出し続けるのですか
江蘇省昆山の金属加工工場で大規模な爆発事故が発生し、60人以上が死亡したと報じられている。
爆発した工場はカーホイールを製造する台湾系企業の工場で、成形したアルミホイールの表面を研磨したりメッキしたりする加工を行っていたのだそうだ。この過程で発生して溜まっていたアルミの微粉塵が、何かの弾みで舞い上がり着火したことが考えられる。
作業場の清掃が行き届いていないと、研磨装置の周辺には金属の微粉塵が大量に蓄積している。その一部が着火し小規模な粉塵爆発を起こすと、それがさらに大規模に粉塵を舞い上がらせて大規模な爆発を引き起こす。
今回の200名以上を死傷させた爆発はかなり強力で、蓄積していた粉塵の量も多かったものと思われる。このような大爆発を防ぐには、加工機械の内部や周辺をこまめに清掃し、粉塵が溜まらないようにすることだ。そのためには、KYK(危険予知活動)を継続的に行って、作業場に潜在する危険の洗い出しと対策の立案を、継続的に行わなければならない。
日本でも、中国でも、韓国でも、KYKが事故を防止する。
台風12号が九州の西を北上中だ。通常、9月の上旬から中旬に15号が発生しているように思うので、気象庁のサイトで台風発生数の平年値を調べてみた。
結果は下記の通りで、7月末までの平均発生数は7.7個だ。これに較べると、今年の発生数12個はかなり多い事がわかる。
大規模で奇妙な爆発事故が台湾で発生した。
爆発後の事故現場の映像を見ると、大通りが長い距離に亘って陥没している。その範囲は3kmに及ぶそうだ。道路の下にはエチレンやプロピレンを輸送するパイプラインが埋設されていたそうだが、通常のガス漏れによる爆発とは全く様相が異なる。
通常のガス漏れ爆発では、パイプが破損した場所の付近で漏れたガスに引火して点状に爆発と火災が発生するのだが、今回の事故はパイプラインそのものが爆発したように見える。あたかも、空気を混合して爆発限界内に調整したガスをパイプライン内に充填しておいて火を付けたように見えるのだ。爆発は時間をおいて間欠的に発生したそうだが、パイプの直径がパイプ内で次々と爆発混合気を生成するのにちょうど良かったのだろうか。
追記(2014/08/01);
NHKの現地からの報道画像を見ていると、崩壊した道路の地下が共同溝になっていたように見える場所がある。可燃性ガスが地下の共同溝に漏れだしたのであれば、このような爆発もあり得るだろう。
最初の爆発で破損したパイプから流出したガスが地下溝内で爆発混合気を作り、それに引火して再び爆発が起きると言う構図だ。これが繰り返さされれば今回のような広範囲での間欠的連続爆発もあり得る。
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