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August 25, 2014

老朽CDプレーヤーの修理

30年物のCDプレーヤーが故障した。トレーが開閉しなくなったのだ。機種はONKYOのCR-200で、購入してからかれこれ30年になる。

実は10年ほど前にもトレーが開閉しなくなり、メーカーから部品を取り寄せて修理したことがある。そのときの原因は、トレー開閉の駆動ベルトが老化してスリップする事だった。ケースを開けてみると、今回もベルトがスリップしており、パーツを入手して修理することにした。

このような古い装置を修理しようとする場合、一番の問題は部品が入手できるかどうかなのだが、インターネットで検索してみるとCDプレーヤーの補修パーツを扱っている店(CDパーツマン)が見つかり、適合しそうなサイズの駆動ベルトも在庫があることが分かった。

早速注文して届いたベルトを見ると、若干寸法が異なるようだが、取り付けに問題はなさそうなので作業を始めた。

左がオリジナルの駆動ベルト、右が今回入手品。購入したのは内径24Φ×1.6だが、取り外した物を実測すると内径26Φ×1.9だった。直径が大きいのは伸びたためと思われるが、断面が太いのは本来のサイズかもしれない。

内部のトレー駆動部。黒い円形が駆動モーターで、その軸に取り付けられた淡黄色(たぶん本来は白色でデルリンかナイロン製)の小プーリーで駆動ベルトを動かす。ベルトはやはり淡黄色の大プーリーを回転させ、トレイを出し入れする。今回のトラブルの原因は、小プーリーとベルトがスリップするためだった。

駆動部の拡大。アルミ製のプーリー押さえがあり、留めネジで固定されている。これを外すと大プーリーが取り外せる。あとは駆動ベルトを大プーリーに取り付けて、元の位置に戻せばよい。大プーリーとベルトとの間に細い棒を挟んでおくと、大プーリーを元に戻した後に簡単にベルトを小プーリーに掛けられる。

交換後電源を入れると、ベルトのスリップは無くなり円滑にトレーを出し入れできるようになった。

これでこの老兵CDプレーヤーも、あと7~8年は使えるだろう。次に交換が必要になる頃には、私自身がもたなくなっているかもしれない。

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