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June 17, 2014

小保方疑惑の背後にあるもの

存在を確認しようとして追えば追うほどSTAP現象の姿が薄れて良く。

昨日の若山教授の記者会見(一部を実況中継で見ていた)でも、結局は否定的な証拠しか得られなかったとされた。さらにはマウスの血統が異なっていた点について、不注意による取り違えだとしても通常の研究者であればあり得ないとまでコメントされた。

また、理研の組織改革委員会からは「世界三大研究不正」の一つと決めつけられる事態になっている。不存在を科学的に証明することは通常は不可能だが、今までに提出された証拠からは刑事裁判であれば有罪判決が出ても致し方ない状況だ。

さらに、発生・再生科学総合研究センターの解散を提言までしていることを考え合わせると、組織改革委員会が表だっては公表できない相当に深刻な問題が背後にあるのではないかとの疑惑すら抱かせる。

一つ考えられるのは、上司の笹井氏やその後援者に2013年度中に大きな成果を上げたことにしなければならない事情があり、小保方氏に強い圧力がかけられた可能性だ。理化学研究所だけでなく、文部科学省すらもそのことに触れられるのを避けているように見える。背後の事情が明らかになると困った事態に陥る科学界か政界の大物がいるのかもしれない。

また今回の会見から、この問題の真の中心人物が小保方氏の上司である笹井氏ではないかという疑惑も見えてきた。小保方氏の採用に関する疑惑や、報酬が高そうな有名弁護士がすぐに付いた事などを考え合わせると、背後に何かあると言う疑惑をぬぐいきれないのだ。

いずれにしても今回の疑惑で一番迷惑しているのは、利用された共同研究者や、発生・再生科学総合研究センターで他のテーマの研究に従事している研究者達だろう。今回の疑惑とは無関係な彼らの研究成果にも、不信のまなざしが向けられることは避けられないだろうからだ。

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