年金の将来
厚労省が年金の将来見通しを発表した。ところがこれに関する主要紙の見出しが分かれている。
読売は「平均的経済成長なら…年金100年後も「安定」」としているが、朝日は「年金給付水準、30年後に2割減 経済成長見込んでも」、日経は「年金、現役収入の5割割れも 厚労省が財政検証 」、産経は「公的年金、48年度に現役収入の50% 低成長ケース、政府公約危機」、毎日は「厚生年金:給付水準50%試算、成長頼み」と「厚生年金:給付水準50%維持…現在より2割目減り」の2本。
評価が出そろうとまた印象が変わるかもしれないが、読売は楽観的に解釈しており、朝日と毎日と日経は悲観的に解釈している。産経はややぼかした書き方だ。さてどちらの見方を取るべきか。各紙の記事を熟読して比較してみなければならない。
付け加えると、同じ発表資料によっていても記事にこれだけの違いが出る。時々芸能スポーツ紙がやることだが、出所が分からないインターネットの風評によって年金記事を書いたらどうなることか。とんでもない記事が出てくるだろう。
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