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June 17, 2014

マレーシア機手がかりなし

行方不明のマレーシア機の手がかりは、相変わらず途絶えたままだ。

散発的に出てくることもあるが、捜索当局から相手にされなかったりしてそれらについて詳細な検討は行われていないようだ。しかし事ここに至っては、これまでに提示された全ての情報の信頼性について吟味し直してみるべきだろう。

私は特に、通信途絶直後の航跡について強い疑問を持っている。なぜならば、行方不明機がアンダマン海に出るにしてもルートが不自然だからだ。

シャム湾からアンダマン海に出るのであれば、タイ領を横切る方が近いし、マレーシア軍の発表したルートであればタイ軍のレーダーにも捕らえられていたはずだ。今回、飛行ルートに関してタイ軍のコメントは一切ない。隣国上空のどこまでが探知できるかについては重要な軍事機密であるにしても、マレーシア軍の発表を裏付けうる(あるいは否定する)情報は持っているはずだ。そしてタイ軍の探知にかからなかったとすれば、マレーシア軍が発表したルートは通らなかった可能性が高い。

はたして行方不明機はインド洋に出たのか?エンジン監視装置の信号は本物なのか?情報の全てを詳細に吟味し直すべきだ。

最後のよりどころとして使用されたエンジン監視装置の信号については、受信したとされる衛星が一つだけなので、データのタイムスタンプと受信時刻のずれから発信場所の推定を行っている可能性が高いと考えている。しかし、監視装置の内蔵時計の時刻合わせ精度によっては簡単に数百km以上もの違いが出る。GPS衛星でもない、位置測定を目的としないエンジン監視装置の内蔵時計が、1/1,000秒(300kmに相当する)以下の高い時刻合わせ精度を持っているとは思えないのだ。

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