トライスターで山火事消火
しばらく前のニュースで、カリフォルニアの大規模な山火事について報じているのを見ていると、大型旅客機のロッキード・トライスター(追記)が超低空で進入してきた。何事かと思っていると、消化剤を大量に投下した。どうやら消化剤投下ができるよう改造したトライスターを、山火事の消火に使っているらしい。こんな大型機を山火事消火に使っているのは初めて見た。
米国、カナダ、オーストラリアなど大規模な山火事が頻発する国では、様々な航空機を消火に使用している。その中には本来消火用に作られたものもあれば、第二次大戦の爆撃機や輸送機もある。時折思いがけない機体が消化剤を投下しているのを見ることがあるので、山火事のニュースも注意してみると良い。
それはともかく、スペインや韓国でも山火事消火用にMi-26超大型ヘリコプターを複数保有している。これらは消火用装備を搭載したタイプらしいが、基本型は約20tonの吊り上げ能力がある(スカイクレーンは12ton)。これだけの能力があると、15ton前後の重量があるパワーショベルなどの中型建設機械を空輸できる。災害時に重機を緊急輸送することもかねて、日本も何機か装備すべきだと思う。重機輸送用のパレットと、消火用のパッケージを用意しておけば両方に使える。
追記(2014/07/15);
トライスターというのは見間違いで、ダグラスDC-10を改造した空中給与機KC-10かもしれない。
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