4Kテレビでも敗北する日本メーカー
日本の家電メーカーは4Kテレビでも高機能・高価格で収益改善を図るのだそうだ。2Kテレビはそれで韓国や中国のメーカーに敗北したのだが、全く学習していない。
製品には販売数量は少ないが高価格高収益率のいわば嗜好性の強い「おかず」と、低価格低収益率だが大量に販売できる「主食」がある。「主食」に当たる製品は低収益率でも固定費を下げる効果が大だ。そして固定費が下がることによって「おかず」に当たる製品の原価も下がり、こちらの収益率も良くなる。見方を変えると、「主食」なしでは「おかず」の原価が上昇してしまう。
ソフトウエアによる高機能化など簡単に追随できるし、ソフトウエアは特許化が難しい。従って、高機能は簡単にまねされてしまう。そうなると、「おかず」しか製造しない高固定費のメーカーは、「主食」の大量生産もする低固定費のメーカーに対して価格で対抗できない。これが1K、2Kテレビでや携帯電話で日本メーカーが中韓のメーカーに敗北した理由だ。
どうやら4Kテレビでも日本メーカーは同じ敗北への道を選んだらしい。
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