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March 27, 2014

マレーシア航空機その後

事故ではなく、身代金目当てのハイジャックであれば良いがと思っていたのだが、徐々に墜落事故で全員死亡の可能性が高くなってきた。

墜落地点が南インド洋であることがほぼ確実とされているが、そうなるとこの機体の奇妙な航路の謎がますます深まってくる。意識的にスマトラ島を避けて飛んだように見えるからだ。何故スマトラ島を迂回してあれほど南まで飛ばなければならなかったのかその理由の見当が付かない。自殺飛行であればあそこまで飛ぶ必要はないし、痕跡なく消滅したいとしてもあそこまで行く必要はなさそうに思える。

日航ジャンボ機事故のように、操縦系統の何らかの異常事態で進路が選べなかったとしても、あそこまで飛び続ける必要はない。海上にいればエンジンを少しずつ絞って不時着水する余地はあったろうに。

推定されている着水海域は「吠える40度線」と呼ばれ、「暴風圏」とも呼ばれる常に暴風と高波が荒れ狂っている海だ(補足)。漂流物がマレーシア航空機のものであるかは、漂流物を回収してみればすぐにわかる。しかし、それを見つける事がきわめて困難そうだ。

さらに、飛行状態を明らかにするには重要部品を回収する事が必要だが、そのような部品を回収する事が極めて難しい。位置がわかったとしても、荒れた海面から深海作業艇を降ろして操作する事は、現在の技術ではほとんど不可能だからだ。従って真相の究明には長い時間がかかることになりそうだ。

補足;
南緯40度付近に強風が吹くのは、南米大陸以外に偏西風を妨げるものがないからだ。この風はまた、南極大陸を巡る海流「極周流」を引き起こして、南極海を周辺の海から切り離している。

追記(2014/03/28);
フライトレコーダーは30日間ビーコンを発していると言うが、水中の音を探知するなら潜水艦の得意技だ。すでに何隻もの潜水艦が活動しているだろうが、捜索範囲が広すぎて簡単にはいかないかもしれない。半径数十kmまで絞り込めれば、深海作業艇を潜水艦から発進させるよう改造すれば発見の可能性もある。残り日数が少なくなっているが、潜水艦による探知に期待したい。

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