巨大光学望遠鏡
天文学者が今世紀最大のスペクタクルになるのではないかと期待しているISON彗星の現在の様子を知りたくて、国立天文台のWebサイトをのぞいてみた。
目的の記事は見つからなかったが、「TMT主鏡の製作開始~最初の分割鏡ガラス材が完成」という記事が目を引いた。記事によると、これは直径30mもある光学望遠鏡で、来年(2104)からハワイのマウナケア山頂で建設工事が始まるのだという。そしてその主鏡の制作は日本の担当で、実際の望遠鏡に取り付ける鏡の制作が始まり、その素材となるガラス板が2枚作られたとのことだ。
この望遠鏡の建設目的は太陽系外惑星の探索で、大口径故の高解像度で効率よく探索できることが期待されているそうだ。
折しも、NHKのコスミックフロントで地球脱出が取り上げられていた。中性子星の接近で太陽系の崩壊に直面した人類が、そのごく一部を太陽系外惑星に移住させて主の存続を図るというテーマだが、この望遠鏡は人類の移住先となり得る惑星の探索に役に立つだろう。ただし、太陽系脱出については番組では(恐らく故意に)触れなかった問題点や困難が多数あり、脱出できずに人類滅亡になる可能性が高いが。
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