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October 2013

October 30, 2013

津波犠牲者13万人?

大阪府が次に予想される津波の犠牲者が13万人に上ると発表して、早速メディアで話題になっている。もっとも13万人は適切な避難が行われない場合で、避難が迅速に行われた場合には約8千人だそうだ。

最近発表されるこの種の数字には、被害予想をふくらませる競争の分も含まれるのでまともに受け取ることは適切ではないが、なめてかかるなと言う警告として受け取る分には差し支えがないだろう。

しかし、メディアの報道ぶりで気になったことがある。それは、大阪府や市と契約した避難ビルが少ないので避難場所がないという言い方だ。地震発生から津波到達まで大阪市では2時間あるという。それならば避難の場所を確保する時間は十分にあるはずだ。避難場所として契約していないから避難を受け入れないビルばかりと言うことはあり得ないし、各所にある鉄道の高架や高速道路も(一部が倒壊しているとしても)避難場所として開放する時間は十分にあるはずだ。まして健常者は徒歩でも数キロは移動できる。各施設の管理者が機転を利かせれば十分な避難場所はあるはずだ。

メディアは自治体の準備不足と言いつのるばかりではなく、各施設の管理者に機転を利かせることを求める報道を行うべきだ。また、一般人も自治体や国に対策を求めるばかりではなく、自分自身で機転を利かせる心構えをしておくべきだ。

October 28, 2013

金木犀満開が長期化

今年の「金木犀」は10月の始め(2013/10/03)に咲き始めたが、先進むのがおそくまさに今(2013/10/28)満開になりつつある。

気温が高めだったせいか、花が咲き進まず香りも弱いようだ。今の様子では満開状態はさらに10日近く続きそうだ。これほど長い期間「金木犀」の花盛りが続くことは珍しいように思うのだがどうだろう?

B級家電製品

以前に国内大手家電メーカーの海外製造品を偽装国産品と書いたことがある。国内メーカーの商品で消費者は国産品と錯覚するが、実は海外生産品だという意味だ。これについて考えているうちにあることに気がついた。

それは国内のB級メーカーの中には中国などの海外で製造を行っている企業もあるが、国内製造にこだわっている企業もあると言うことだ。このようなメーカーでは、大手家電メーカーを定年やリストラで退職した技術者を雇い入れ、大手メーカー同様の品質管理水準で国内製造を行っている。価格が安いのはブランド代と機能を絞る事で部品数を減らし、部品も安価な汎用品を使うなどでコストを下げているからだ。

最近の大手メーカー品の故障の多さを考えると、国内製造されたB級メーカー品を買う方が良い場合もありそうだ。大手メーカー品に較べると機能が少ない分だけ安いと考えればよい。機能が少なければ部品も少ないのでその分故障も減るはずだ。

October 24, 2013

三宅島は大丈夫?

双子台風の接近で、伊豆大島で土石流が再発するのではないかと警戒されている。

しかし警戒するのは伊豆大島だけでよいのだろうか?

すぐ近くには同じ火山島で地質構造も似通った三宅島がある。こちらも火山噴出物が堆積してできており、前回の大規模噴火の際の噴出物はまだ大島より不安定だろう。こちらでも先日の大島並の豪雨があれば大規模土石流が発生する条件はそろっている。そして、大島であったような豪雨は三宅島でも起こりうる。

災害は予想された場所では起こらず、条件が似通った予想されていない場所で発生するへそ曲がりな傾向がある。だから大島ばかりではなく、三宅島も豪雨による土石流への対する警戒を怠ってはならない。

追記(2013/10/25);
付け加えると、富士山でも同じような条件の場所がある。今回大島で降ったような豪雨があれば、他の火山の山腹でも同じような大土石流が発生する可能性があると考えるべきだろう。

October 22, 2013

豪雨パターンの変化?

今年は春から豪雨による洪水があちこちで繰り返されていが、その原因は豪雨パターンの変化にあるように思える。

極端な集中豪雨による洪水は昔からあるが、今年は特に豪雨が長時間居座ったり同じ場所に繰り返して降ったりする事による深刻な被害が多いように見える。このような降り方は以前はあまりなかったような気がする。この数年、豪雨の降り方が変化しているように思うのだがどうだろう。

何でもかんでも二酸化炭素の増加による地球温暖化と結びつけるのは好きではないのだが、温暖化と切り離して考えるのは難しいような気がし始めている。

October 21, 2013

乱立によるブランドの劣化

日本の農水業ではブランド化が大流行だ。猫も杓子も変わった名前をつけ、手間暇かけてブランド商品として販売し、売り上げ金額を増やそうと懸命だ。しかしその方向性は正しいのだろうか?

というのは、ブランドのマーケットは買い手である高所得層が増えない限り増えないからだ。すでに50銘柄あるブランド品市場にさらに50銘柄がなだれ込んでも市場は2倍にはならない。1.2倍になれば上出来だろう。

コンサルタントの主張や経済統計ではもっと増えていることになっているかもしれないが、これにはすでに劣化して価格が大幅に低下しているすでにブランド品と言えないものが含まれている。高価格が維持されているものだけに限れば売り上げははるかに少ないだろう。

コンサルタントなどの勧めに従って、コストをかけたブランド化によって高価格で売れることを期待するのはお手軽だが、乱立による値崩れによって期待ほどの売り上げが達成できないことも多い。ブランド化とともに、コストカットによって外国産品に対抗する事も行うべきだ。もちろんこちらはブランド化よりはるかに努力が必要だが。

シーリングライト Panasonic HH-LC662A

記事「LEDと蛍光灯;照明器具の比較」で書いたように、自室の天井灯が老朽化してきたので更新することにした。

検討の結果、自室用(6畳弱)としては大きすぎるのだが後記の理由から8~10畳用と表示されている Panasonic HH-LC662A を購入した。最近の家電商品の例に漏れず、これにも様々な機能がついている。基本の明るさ調節のほか、色相調節、お休みタイマー、留守番モードなどだが、明るさと色相の調整以外は私には不要だ。

取り付けには特に問題もなく、開梱と取説に目を通す時間を含めても5分とかからない。注意としては踏み台から顛落しないようにすることぐらいだ。ただ、これまで使っていた蛍光灯式灯具はプラスチック部品の熱劣化がひどく、取り外し中に何カ所も欠けてしまったのには驚いた。

この器具は調色機能があり、昼光色(6500K)から電灯色(3000K)まで色温度を変えることができる。この機能は、下の写真の様に昼光色LEDと電灯色LEDを1:1の比率で交互に並べて取り付け、両者の輝度の比率を変えることで実現されている。

また、これとは別に両方を最高輝度で点灯させる「全点灯モード」があり、この場合に灯具の輝度(全光束)が最大になる。カタログや取説に記載されている全光束の数字はこの条件でのもののようだ。

そこで点灯状況によって明るさがどのように変化するのかを実測してみた。手持ちの測定器具では照度しか測定できないので、灯具直下約1.1mでの照度を測定した。結果を下図に示す。

調光範囲

照度は簡易照度計による手持ち測定のため概略値。
「全点灯」から調節する場合は5角形の全域に変更できるが、「昼光色」あるいは「電灯色」から調節する場合は中間の斜線の下側でのみ調節できるようだ。電灯色側で照度が低いのは、蛍光体を使った波長変換によるロスが多いためと考えられる。照明用LEDの構造や原理についてはPanasonicのWebサイトの記事「LEDの発光原理」にわかりやすく解説されている。

全体の印象としては、私の使用目的にはほぼ適合しているようだ。販売店の推奨では8~10畳となっているので、明るすぎるかとも思っていたが老人の目のせいかそんな印象もない。日中は青みで明るくして夜間は赤みで暗くする使い方にはちょうど良い。

October 19, 2013

LEDと蛍光灯;照明器具の比較

自室の天井灯が老化してシェードもひび割れきたので更新を考え始めた。

そこでカタログなどで比較を始めたのだがあることに気がついた。それはLEDと蛍光灯では全光束値に大きな違いがあることだ。

おおよその比較で言えば、適合広さが同じ場合LEDの全光束値は蛍光灯の約60%しかない。光束値(ルーメン)は視感度を基準にして計算されるので、LED照明器具の明るさは蛍光灯照明器具の60%の明るさしかないことになる。

にもかかわらず適合広さが同じであるのはなぜか?それは直下のある範囲(角度)内の平均照度が等しいと言うことなのだろう。逆に言うと、配光範囲が狭いので直下から離れると急速に暗くなるのだろう。別の言い方をすると、蛍光灯照明器具と同等以上に照明できる面積が高々60%しかないと言うことだ。

蛍光灯照明器具をLED照明器具に交換する場合には、このような違いを念頭に置いておく必要があるだろう。室内の床面の広範囲を均等に照明したい場合などは、小さな部屋用のものを複数設置するなどの工夫が必要な場合もあり得る。

また、全光束を等しくするとLED照明器具の方が消費電力が大きくなる場合が多いようだし、効率(lm/W)も蛍光灯照明器具より低いものが多い。どうやらLED照明器具はスポット照明向きで、広範囲を均等に照明したい場合には現状ではまだ蛍光灯の方が使いやすいといえるのかもしれない。もっとも、今後LEDの配光を自在に変える技術が普及して、この点が改善されることは当然考えられる。

October 17, 2013

想定外の災害

またもや想定外の災害が起きた。伊豆大島の大土石流災害は想定外としか言いようがない。

三原山のような成層火山の山腹は噴出物の堆積で崩れやすく、過去に御岳であったように地震などがきっかけで土石流が発生することがあるのは誰でも知っている。しかし、このような場所は透水性が高くて水分が素早く流出するので、通常は大規模な土石流になるほどの水分は滞留しない。だから今回も豪雨で土石流が発生するとは誰も考えなかったのだろう。

しかし今回、24時間で800mmを超える桁外れの豪雨があり、いかに透水性が高い地層でも排水しきれずに土石流が発生したものと考えられる。

つまり今回の災害の原因は、このような孤立した火山島の山腹で常識外れの規模の豪雨があったことだ。しかし最近はこのような常識外れの天候が頻発している。それに対抗して常識をどれくらいまで拡張して新しい常識とすべきなのか、それを議論し想定することが気象学者に課せられた責務だろう。

想定外の災害を減らすにはそれしかないと考える。

上流階級の生活様式の違い;女性の大企業経営者や高級政治家が日本に少ない理由

日本に女性の大企業経営者や高級政治家が少なく、時にこれが女性差別の結果にされることがある。しかし原因ははっきりしている。それは、日本と西欧の上流階級の伝統的生活様式の違いだ。

西欧の上流階級の女性は、貴族社会の時代から宮廷における社交と慈善事業を重要な社会行為としてきた。そのため家事は全面的に家政婦長や侍女頭に任せ、育児は乳母や育児係に全面的に任せるのが通常だ。これは今でも色濃く残っており、富裕階級では家政婦(ハウスキーパー)や育児係(ナニー)などを使うことが普通に見られる。この伝統が、既婚女性が家庭外で活動することを根底で支えている。

これに対し日本では、武士社会時代からの伝統で、女性は家庭の内務総責任者として家政を監督する役目を担っていた。また、西欧宮廷のような社交行事もなかったため外出する必然性がなかった。従って家庭内にその家の主たる女性が外出することを支援するシステムがなかった。そして現代では、労働者賃金が高くなっているため富裕階級の中でも、女性が家庭外の活動に専念する事を支援するのに必要な使用人を雇うことが難しくなっている。また、そして一方では親と別居することが常識になっているため、親の支援を受けることもできない。また、相当の富裕階級であっても子育て世代の住居は狭く、使用人を住み込ませることもできない。これが日本では乳幼児を持つ女性が家庭外の活動に専念する事を困難にしている理由だ。

これを改善するには、親と同居することを当然のこととする。これによってより広い住居に住むことを可能にし、さらに費用負担を複数世代で分担することによって住み込みの使用人を使いやすくする。こうすれば帰宅時間の制約が無くなり、女性も家庭外の活動に専念できる。

昭和の末期から平成にかけてメディアが作り上げた、「嫁と姑は不仲なのが自然で別居するのが当然」という風潮を打破する必要があるが、他に乳幼児を持つ女性が帰宅時間に制約されずに家庭外で活動できるようにする良い方法はない。

October 15, 2013

現代の政党政治

アメリカの混乱、そでぃてヨーロッパや日本の政治の停滞を見ていると、現代の政党政治の特徴がはっきりと見て取れる。

それは、国家や国民の利益より党の利益が優先され、さらには党の利益よりも自派の利益が優先される。まさにエゴイズムむき出しののぶつかり合い、それが現在の政党優先の政治のようだ。

October 11, 2013

ストーカー保険

ストーカーによる殺人時間が多発し、その都度警察の対応が非難されている。しかし、冷静に考えてみれば警察の対応遅れの背景は人員などの資源不足にあり、これを改善しなければストーカー被害を減少させることは難しいだろう。

警察は他の職種の公務員同様、経費削減に合わせて人員減を行ってきている。このために交番(派出所)が次々と閉鎖され、街頭で民衆の保護に当たる部門はきわめて手薄になっている。

これは他の部門においても同じで、犯罪捜査や行事などの歳の警備に当たる要員との兼ね合いで、ストーカーなどに対処する日常生活の安全を守る部門も手薄にせざるを得ない。だから、受けた相談の全てに手厚く対処することは事実上不可能だ。

相談者の安全を確保するための最善の方法は、直ちにボディーガードを24時間貼り付けることだ。特に今回のように、被害者が相談をした時点ですでに殺すと決めているストーカーに口頭警告しても何の役にも立たない。だから、ボディーガードを貼り付けるしかない。

しかし、上記のように人員を含めた志願が不足している警察の担当部門にはそれだけの能力はない。警察に対する予算を増やし、人員などの資源を増やさない限り不可能だ。しかしそのためには、都道府県の他の部門に割り当てる予算を減らすか地方税を増税しなければならない。これは都道府県議会や有権者が反対するだろう。つまり、警察には対してきたいできないと言うことだ。

そこで提案がある。それは「ストーカー保険」だ。保険と言っても、ストーカー被害を金銭で補償するのではなく、被保険者がストーカー被害に関する相談を警察に行った時点で、ボディーガードを派遣するというものだ。警護方法や時間などは被保険者の性別や年齢にあわせて被保険者自身や保護者と相談して決める。

こうすれば被害者の安全を守ることができるし、増税も回避できる。

とはいうものの、「自分に不都合なことや危険なことが起こることはありえない」と考えているとしか思えない者たちがはびこっている現在の世の中では、契約者が少なく保険としての事業が成立しないだろうなぁ・・・・・・。

October 07, 2013

豪雪、竜巻、豪雨、そして台風

米国北西部に強い寒気が張り出していると思ったら、ロッキー山脈の東側のワイオミングやサウスダコタは昨日(2013/10/07)早くも1mを越える豪雪に見舞われたという。またその東側では竜巻と豪雨による洪水。そしてこれが東部に移動して被害が出ると懸念されているそうだ。まだまだ荒っぽい気象が続くようだ。

一方、北太平洋西部では台風の連続発生が続く。今年は中国本土上陸が多かったので、かなりの被害も出ているようだ。折しも大型台風が日本本土を狙っている。十分な警戒が必要だ。

October 06, 2013

巨大光学望遠鏡

天文学者が今世紀最大のスペクタクルになるのではないかと期待しているISON彗星の現在の様子を知りたくて、国立天文台のWebサイトをのぞいてみた。

目的の記事は見つからなかったが、「TMT主鏡の製作開始~最初の分割鏡ガラス材が完成」という記事が目を引いた。記事によると、これは直径30mもある光学望遠鏡で、来年(2104)からハワイのマウナケア山頂で建設工事が始まるのだという。そしてその主鏡の制作は日本の担当で、実際の望遠鏡に取り付ける鏡の制作が始まり、その素材となるガラス板が2枚作られたとのことだ。

この望遠鏡の建設目的は太陽系外惑星の探索で、大口径故の高解像度で効率よく探索できることが期待されているそうだ。

折しも、NHKのコスミックフロントで地球脱出が取り上げられていた。中性子星の接近で太陽系の崩壊に直面した人類が、そのごく一部を太陽系外惑星に移住させて主の存続を図るというテーマだが、この望遠鏡は人類の移住先となり得る惑星の探索に役に立つだろう。ただし、太陽系脱出については番組では(恐らく故意に)触れなかった問題点や困難が多数あり、脱出できずに人類滅亡になる可能性が高いが。

October 04, 2013

国立国際美術館;気になった津波対策

「貴婦人と一角獣展」を見に、大阪中之島にある国立国際美術館に行ってきた。

タペストリー自体は楽しめたが、年寄りとしては会場が暗くて説明が読みにくいのには参った。しかしこれは光で退色しやすい染織品の保護のためには致し方ない。ただ、床面に置かれていた説明書を小さな白色LED(蛍光灯とは異なり、退色原因となる紫外線をほとんど含まない。文字を読むだけならば単色LEDでも良いが、着色残像を避けるためには白色が好ましい。)で照らすぐらいはできるのではないかと思った。

それと気になったことが一つ。この美術館は大部分が地下にあり、展示室も地下2階と地下3階にある。そのため浸水対策がどうなっているのかに興味を持ったのだ。しかしながら、防火ドアと思われる構造物はあったが水密性があると思われる扉は見あたらなかった。

最近の予想では、中之島のこのあたりは津波で水没する地域に含まれる。巨大津波発生時には、到達までに時間があるので、内部にいる人を近隣のビルの上層階に退避させるのは可能だろう。しかし展示物を隣接ビルに移動させるだけの時間はないだろう。

と言うわけで、津波や洪水による水没対策はどうなっているのかは分からずじまいだった。

報道されなかった米国防長官の千鳥ヶ淵献花

訪日中の米国国防長官が千鳥ヶ淵の戦没者墓園を訪れて献花を行った。しかしこれは、日本のほとんどのメディアに無視され、報じたのは毎日新聞だけのようだ。

靖国神社国家護持派が千鳥ヶ淵戦没者墓園を目の敵にしているので、この勢力に遠慮したのではあるまいと思うのだが、交戦相手国高官が献花したのにこれを報じないのは非礼だと思う。

October 03, 2013

天然ガスの地下貯蔵で地震?

スペインの西海岸で地震が群発して、天然ガスの地下貯蔵がその原因ではないかと疑われているとAFPが報じている。

記事;「スペイン東部沿岸で地震多発、原因は海上ガス貯蔵施設か

記事によると、震源付近では枯渇した海底油田跡の地層に天然ガスを圧入して貯蔵する施設が稼働を開始しており、これが原因として疑われて政府が圧入の中断を命じたそうだ。

そう言えば、「チャーリーズエンジェル」に,カリフォルニア州のサン・アンドレアス断層の地下に、大量の水を注入して大地震を発生させると言う話がありました。実際に断層に大量の水を注入して地震を起こした実例は聞いたことがないが、理論としては古くから言われている。

今回の群発地震の原因が天然ガスの圧入だと断定されれば、地層に液体を注入して地震を発生させることの最初の実証例になるのかもしれない。そうなれば、欧米各地で行われているフラッキングによるシェールオイルやガスの採掘に対する反対運動が強まりそうだ。日本が輸入する天然ガスの価格に影響するかもしれない話題なので、今後の経過をフォローしておく必要がありそうだ。

金木犀開花(2013)

今朝方からキンモクセイ(金木犀)が香り始めた。9/30にはまだ緑色の花芽が開き始めたばかりだったのだが、今日はもうオレンジ色の花が開き始めている。

まだ日中の気温が高いせいか香りは弱いが、今夜の冷え込みでぐっと香りが強くなるだろう。

金木犀の香りは、凛と冷えた朝の空気がよく似合う。

October 01, 2013

米国政府が倒産か?

もちろん政府が倒産というのは言葉としては変だ。しかし、米国2大政党の硬直した争いで予算が成立しないため、米国政府が債務不履行の危機に直面しているというのは事実だ。

民間企業であれば手形の不渡り2回で銀行取引が止められて、赤字・黒字に関わりなく倒産となる。米国政府が支払い手形を発行しているとは思えないが、支払いに小切手を使っている可能性はある。今回の与野党の争いの結果、その小切手の決済ができなければ銀行はデフォルト(債務不履行)の宣言をするかどうかの判断を迫られる。政府相手に取引停止はしないだろうが、宣言をすればその後の金融取引に様々な法的な制約が生じ、政府の業務に様々な障害が出るだろう。

2大政党の争いは、弱者救済を重視するか、困窮は弱者の罪であるから国家が救済すべきではないと言う、両党の基本政策に関わることだけに双方簡単には妥協できないようだ。

と言うわけでこの状態は何ヶ月も続く可能性がある。そうなれば、閉鎖された政府機関の職員の収入が途絶えたり減ったりするし、弱者が社会サービスを受けられなくなったりする。これは米国の景気全般に悪い影響を与えるだろう。日本経済にも影響が出かねないので、注視していなければならない。

追記(2013/10/03)
今日、NASAの総合サイトを見ようとしたら閲覧できなくなっている。こちらも一時閉鎖になっているようだ。ただし、マーシャルセンターのサイトは閲覧できるので、NASA内部でも部門によって状況は異なるようだ。

付け加えると、「党利党略で物事が決められないのは日本の専売特許かと思っていたが、米国も同じだった」と皮肉る米国メディアもあるようだ。

また今回の予算問題のあおりで、米国の諜報機関も活動縮小を余儀なくされて、国家情報長官が国家の安全保障に関わる諜報活動に重大な影響が出ていると苦情を述べたとの報道もある。

独裁者は中毒する

「乞食は三日するとやめられない」と言うが、独裁的権力も一度味わうとその快感に中毒してやめられなくなるようだ。

もし権力行使を押さえられると禁断症状を起こすし、さらに大きな権力を得ようとし、次第に暴走する事になる。ナチスドイツのヒットラー、オウム真理教事件、尼崎の連続殺人死体遺棄事件、また小中学校でのいじめの主導者たち、さらには権力集中を求める地方自治体の首長たちまで、全てにこれは共通している。

また彼らには、自分に媚びへつらう者を愛好する習性があり、媚びへつらって利益を得ようとする者たちが群がってくることも共通している。

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