またも発生したガードレールのない集団通学路での事故
昨日(2013/09/24)の京都府(また!)の集団通学事故現場の写真や見取り図を見ると、この場所もまたガードレールがないようだ。
道路の反対側には立派なガードレールが設置されているのに、なぜか児童が利用する側には簡易防護柵しかない。車両が車道から飛び出すのを防ぐことが目的のガードレールとは異なり、簡易防護策は主に歩行者が車道に出ないようにするための物だ。従って車両がまともにぶつかった場合、これを止めるだけの強度はない。
事故を起こした車両の無謀運転は論外だが、ここにガードレールがあれば児童全員が軽傷で済んだ可能性がある。以前にも書いたことだが、ガードレールがない道路を集団通学路にすべきではない。
今回の事故の第一原因が、レースをまねた未熟な(*)ドライバーの無謀な運転にあることは間違いないが、そのようなドライバーがミスをしたときにも児童の安全を確保するため、道路の改良を怠ってはならない。その意味で、今回の事故はドライバーと学校、そして道路管理者のKY不足が招いた事故とも言える。
(*)一時停止せずに交差点に進入したことや、スピンして左側のガードレールに接触したあともパニックを起こしてアクセルを踏み続けた様子などから言える。
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