危険な通学路交差点
下の写真は王子公園北西隅の交差点。この付近には学校が多く、2小学校、4中学校、そして4高等学校の生徒が通学に利用しており、登下校時には交差点の歩道から生徒が溢れそうになる。 |
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この交差点が危険な理由は、4方向とも食い違い交差点になっているためだ。(西側から撮影) |
これは反対側(東側)から見た交差点の状況。2車線分がそっくり食い違いになっている。 |
南北方向は急な坂になっており、北(上)方向への道は上りの一方通行になっているのでまだ良いが、その他の3方向はそれぞれに危険がある。 |
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下の写真は王子公園北西隅の交差点。この付近には学校が多く、2小学校、4中学校、そして4高等学校の生徒が通学に利用しており、登下校時には交差点の歩道から生徒が溢れそうになる。 |
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この交差点が危険な理由は、4方向とも食い違い交差点になっているためだ。(西側から撮影) |
これは反対側(東側)から見た交差点の状況。2車線分がそっくり食い違いになっている。 |
南北方向は急な坂になっており、北(上)方向への道は上りの一方通行になっているのでまだ良いが、その他の3方向はそれぞれに危険がある。 |
堺市長選で、大阪と構想への支持を求めて戦った維新公認候補が敗北した。事実上候補者は人形で、代理戦争であっただけに橋下氏が敗北したと言っても良い。
敗因は幾つもあるだろうが、まず第一にあげなければならないのは戦国時代から続く堺の自治独立の伝統だろう。織田信長や豊臣秀吉、そして徳川家康らの権力者に対して、自治を守り抜いた独立自尊の精神と言っても良い。その堺を解体して大阪市に統合すると言われては、堺市民が反発するのも無理はない。秀吉のように権力者の立場からしか物を見ない橋下氏が、それを読み誤ったのはある意味で当然かもしれないがこれが最大の敗因だろう。
その次には、上にへつらい下に高圧的な橋下氏の人格に失望感が広まりつつあることもあるだろう。始めはこわし屋としておもしろがっていた有権者も、少しも進歩せずただ権力を求めるだけの橋下氏に失望し始めたと思われる。
今後橋下氏が、迫りつつある賞味期限切れにどう対処するのか。政治姿勢を地に足がついた地道で民主的な物に変えてゆくのか、さらに強権体質を強めるのか、それが鍵となるだろう。対処を謝れば、次の大阪市長選挙で橋下氏が敗北することにもなりかねない。当選が難しいとなれば体面を保つために立候補せず、国政への転身などと言って比例代表当選を狙うのであろうが、そのための踏み台として犠牲にされる他の立候補者には気の毒なことだ。
数日前、ある外国通信社がシリアの反政府勢力無いに対立があると報じていた。
それによると、反政府勢力内の親西欧派とアルカイダ系イスラム原理主義勢力が対立しているのだという。この両者はそれぞれに支配地域を持ち、それぞれの支援勢力から武器の供給を受け、勢力争いを始めているとも書かれていた。
このところ、欧米各国が反政府側勢力への武器援助に積極的でなくなりつつあるのはこれが原因かもしれない。援助した武器がアルカイダ系の勢力に渡り、西欧諸国に向けられることを恐れているのだろう。
また、今後反政府側の勢力が拡大すると、親西欧派とイスラム原理主義派の勢力争いが拡大して、三つどもえの武力抗争にもなりかねない。今後大規模地上軍を投入して割ってはいるか、各勢力が疲れ果てるまで放置するかの選択を迫られる事になるかもしれない。中途半端な介入は事態を長引かせ、悪化させるだけだろう。
安保理の化学兵器廃棄決議が出されたが、これはシリア政府の免罪符にもなりそうだ。
と言うのも、シリア政府が保有する化学兵器が国際機関の監視下に入れば、これはシリア政府側が化学兵器を使用していないことの証明になるからだ。つまり今後化学兵器が使用されても、使用したのがシリア政府側でないことが保証される。つまり、この決議に忠実に従っていると見せることが、シリア政府の免罪符またはアリバイ証明になる。
反政府側は、欧米の軍事介入または軍事物資の提供を望んでいるが、この決議はそれをさせない絶好の口実になる。だから、こそシリア政府が積極的に決議受け入れの姿勢を示しているのだと思われる。さらに言えば、化学兵器廃棄作業、特に煩雑な廃棄状況の証明作業を国際機関が手伝ってくれる事になるので、これもシリア政府にとっては好都合だろう。
宗教と文化には共通の性質がある。
それは物心つく前からそれに浸って育つため、洗脳と刷り込みによって人を支配すると言うことだ。
今日(2013/09/27)下された無罪の判決は妥当だ。なぜならば、社長は尼崎駅付近のあの場所が他の場所に較べて危険度が突出しており、最優先で予算を配分すべきだという事を担当部門からの具申なしに知ることが不可能だからだ。
日本に限らないが、大組織では何をどうすべきかと言うことは現場の担当者から幾つかの階層を経てトップに具申される。そして各階層では、管轄する下階層の複数の部所からあがってくる要求や具申を、部門基本方針に基づいて評価して仕分けて優先順位をつける。そして優先順位の高い事案をさらに上位の階層に伝達する。そうしてそれらは最終的に経営幹部の直下の階層でとりまとめられ、全社方針に基づいて仕分けして優先順位がつけられる。つまり経営幹部が優先順位を知るのは、この階層からあげられてくる要求書や具申書によってである。だから、社長たちに、事故が起きた特定の場所が他に較べて突出して危険度が高いので最優先で予算をつける義務があったと言う主張は無理であり、無罪の判決は妥当なものだ。
被害者たちはインタビューで、元社長たちを見せしめとして処罰できないことに不満を述べている。そして、組織という曖昧な存在ではなく、個人を処罰しなければ気が済まないとも述べている。
しかし、個別の事案をトップが把握することが不可能な大組織では、トップ個人に末端の個別案件の全ての詳細を把握せよと要求するのは無理な話だ。トップ個人が経営の末端の詳細まで把握していなければ経営が成り立たない小企業であれば、責任を問うことが可能かもしれない。しかし大企業では、たとえワンマン経営者であっても、社内で発生する全ての事案の詳細を個人で把握して優先順位を決定することは不可能だ。
族議員(議員は何らかの集団の利益代表であるという意味で、全員が族議員ではあるが)による消費税増税分の争奪戦が激しさを増しているようだ。消費税増税の社会福祉費増による財政圧迫を改善するという趣旨はとっくに抛擲されてしまった。
代議員が支持者の利益代表である以上ある程度は当然のことだが、全体との整合性を考えずに税金分取りに狂奔する姿は見苦しく情けない。
昨日(2013/09/24)の京都府(また!)の集団通学事故現場の写真や見取り図を見ると、この場所もまたガードレールがないようだ。
道路の反対側には立派なガードレールが設置されているのに、なぜか児童が利用する側には簡易防護柵しかない。車両が車道から飛び出すのを防ぐことが目的のガードレールとは異なり、簡易防護策は主に歩行者が車道に出ないようにするための物だ。従って車両がまともにぶつかった場合、これを止めるだけの強度はない。
事故を起こした車両の無謀運転は論外だが、ここにガードレールがあれば児童全員が軽傷で済んだ可能性がある。以前にも書いたことだが、ガードレールがない道路を集団通学路にすべきではない。
今回の事故の第一原因が、レースをまねた未熟な(*)ドライバーの無謀な運転にあることは間違いないが、そのようなドライバーがミスをしたときにも児童の安全を確保するため、道路の改良を怠ってはならない。その意味で、今回の事故はドライバーと学校、そして道路管理者のKY不足が招いた事故とも言える。
(*)一時停止せずに交差点に進入したことや、スピンして左側のガードレールに接触したあともパニックを起こしてアクセルを踏み続けた様子などから言える。
BSでMLBの試合が放送されているのでよく見るのだが、日本のプロ野球チームのユニフォームにMLBのマネが多いのあきれる。
特に読売巨人軍のユニフォームは、何十年も前から完全にサンフランシスコ・ジャンツのデッドコピーだ。恐らく巨人軍の創設時代、まだジャイアンツがニューヨーク・ジャイアンツであった時代からコピーを続けているのだろう。日本を代表するチームが他国のチームの物まねでは情けない。これではいつまでたっても、米国人やMLBから格下の3A並と見られるのも当然だ。一国のトップリーグとしてのプライドはないのだろうか。
他のチーム、特に広島や中日などセントラルリーグのチームに完全な物まねが多いように見える。ロッテのオーナーが韓国で保有していたチームが、ロッテと同じデザインのユニフォームを着ていた時期があるが今はもう違う様だ。国を代表するチームであるとの誇りがあれば当然そうするだろう。
今の金融・投機市場は金融緩和依存症になっているようだ。
あまりにも長く、しかも過度の金融緩和が続けられそれが常態化したので、それに中毒し依存しなければ成り立たなくなっているように見えるからだ。このため、金融緩和政策の先行きについての憶測や曖昧な情報が流れる度に右往左往して無様な姿をさらしている。しかも困ったことに、誰もそれが異常だとは言わない。まるで薬物中毒者をさして、彼は異常ではないというようなものだ。
現状の異常さを指摘し、依存症から抜け出す為の議論をすべきだ。そうしなければ、投機業者の利益を税金からひねり出すかのような異常な経済状況から脱することはできない。
ネットの掲示板でさんざんに非難され、反対デモまで起きた韓流ドラマのBSでの放送はいっこうに減っていないようだ
もっとも番組表を見ると同じドラマが繰り返し再放送されている様子で、名前を見るのが三回目や四回目という物まである。ただし、同じ事は日本製の旧作ミステリドラマにも言え、同じ番組が繰り返し放送されている。酷い場合には、同じシリーズが似たような時間帯で違う局から放送されていたりもする。煎じ詰めれば韓流日流を問わず同じ番組が何度も再放送されていると言うことだ。
その理由は放送時間帯を見るとよく理解できる。つまりこのような再放送番組は、ショッピング番組の主なターゲットである主婦たちが家事に忙しい時間帯に集中していると言うことだ。あけすけに言えば、これらの番組は局も見られることを期待していないのだ。
以前、BS放送はショッピング番組ばかりで存在価値が無いという批判があり、それに応えるため総務省がショッピング番組の放送時間比率のガイドラインを出したことがある。つまり、現在でもBSは時間単価を高く売れるショッピング番組が重点で、ターゲット層が忙しい時間帯(売り上げが期待できない時間帯)に韓流ドラマや旧作ミステリードラマのような低原価の番組を流すことで、低経費でガイドラインをクリアしようとしているのだろう。見られることがある程度期待できる19時~22時に比較的まともな番組が集中し、深夜には若者向けのアニメが集中していることもそれを裏付けている。
放送する側が見られることを期待していないのだから、中身をとやかく言うのもばかばかしいようだ。もっとも、最近は非難することも飽きられているようなので、韓流ドラマ放送を非難するのも一過性の流行だったのかもしれない。
CNNのWebサイトで「新型iPhoneの指紋認証破りに懸賞、総額160万円」という記事を掲載している。賞金のほかビットコインやアルコール飲料、アダルト本などの賞品もあるそうだ。
ただし,ロイターのWebサイトには「新型iPhone、偽造指紋で不正アクセス可能=独ハッカー集団」という記事が出ている。やり方は警察の指紋採取・照合技術の応用のようだ。懸賞を出した時点ですでに破られているとすれば懸賞はどうなるのだろうか?
他にも、「iPhoneの指紋認証、犬の足でもやってみた」(CNN)などと言う笑える記事もあるので、興味のある人はのぞいてみるとよい。
追記(2013/09/23);
シリコンゴムで型どりして作った指紋のコピーを使って、指紋認証をごまかせたと言う記事をどこかで見た事を思い出した。指紋、虹彩、網膜など、パターン認識技術を用いる認証法は、ソフトウエア技術で破ることが難しいとしても、物理的なごまかしで破ることは意外に簡単なのかもしれない。
今週は台風18号の豪雨で日本各地で洪水が発生した。かと思うとメキシコの観光地「アカプルコ」とその周辺と、アメリカ中央部のコロラド州北部でも大規模な洪水が起きているそうだ。被災者たちは口をそろえてこの様な洪水は経験したことがないと口をそろえる。
このような記憶にない洪水が、前回から数百年単位の長い期間があったため記憶されていない野であればよいのだが、気候変動や大規模な土地利用に伴って発生地域や規模が変化しているのであれば状況は深刻だ。
折しも強力な台風19号が中国南部に接近している。今年は中国各地で何度も大洪水が発生しているが、また大洪水の発生が懸念される。
フェネック大耳狐の]キュートな写真が、ナショナル・ジオグラフィック・ジャパンのサイトに掲載されている。
記事;「今日の写真」2013年8月ベストショット
橋下氏の人選による民間人校長の不祥事が多発している。橋下氏は懸命にかばおうとしているが、不祥事は今後も後を絶ちそうもない。
橋下氏好みの、上にへつらい下に傲慢な人物を選抜しているから当然だろう。橋下氏自身が同じタイプで、彼が目上と考えているらしい慎太郎氏にはいくらぼろくそに言われても反論しないが、市職員に何か言われるとすぐに逆上して権力を振り回す。
彼が自分の好みで選んだ人材が同じように振る舞うのは当然だ。
台風18号で大きな被害が出たばかりだが、今日(2013/09/20)はもう強烈な台風19号が台湾海峡に向かっている。
これは日本の本土には大きな影響が無いかもしれないが、そのはるか東にはもう次の台風の卵ができている。こちらは来週の中頃に日本上陸もあり得るいやな位置だ。
この調子だと今年は30号近くまで発生するかもしれない。超大型で猛烈な台風が日本に上陸してこないことを祈ろう。
JR東海がリニアモーター新幹線の路線を公表した。
周辺への公害を防ぐためにも大半が地下になるのはやむを得ないが、車窓の眺めはほとんど楽しめない無粋な路線になりそうだ。
そう言えばSF盛んなりし時代には、東京-大阪間を真空の地下チューブで結び、時速1,000km以上でリニアモーターカーを走らせるという様な提案が幾つも出されていた。中にはあえてU字型にトンネルを造り、加速と減速の一部に重力を利用するという案もあった。
それにしても、東京-名古屋間に途中駅を幾つも作る必要があるのだろうか。
昨日の記事に書いたことだが、三重県の山中で母と娘が行方不明になっている。地形を知らないまま山地の谷筋を通過する道に進入し、洪水で身動きがつかなくなった末の遭難のようだ。しかし気の毒だが、台風のさなかで広範囲で大雨や洪水、土砂崩れの警報が出ているにもかかわらず、山中を抜ける道に入っていった母親の非常識さを考えると自業自得とも言える。
ただし別の見方をすれば、そんな状況下でそんな場所に誘導したカーナビに殺されたとも言える。カーナビにはその天候で安全に通行できるかどうかを判断する能力はない。従ってあのような天候の時に、カーナビの示すままに初めての山中のルートを進むのは危険であり自殺行為とも言える。
カーナビの最大の欠点は、画面が狭いために地形情報を読み取りにくいと言うことだ。大判の道路地図であれば、等高線などの地形情報で天候による危険がありそうかは簡単に読み取れる。しかしカーナビの狭い画面では、そのような情報が表示されなかったり、狭い範囲を拡大した場合しか表示されなかったりする。これは、事前に全経路の地形情報など頭に入れておくことを好む私が、カーナビを使わない理由の一つだ。
もっとも、元々地図を読まない人には地形情報など不必要で、ただどう進めば目的地に到達できるのかが分かればよいのかもしれない。しかしそれでは今回のような事故に遭遇する事を防げない。経路を選択するときには、それがどのような地形の場所を通過するのかを読み取って、その天候で地形に伴う危険があるかないかを判断しなければならない。それを怠ると今回の事故のようにカーナビに殺されることになりかねない。
ダッシュボードに設置したカーナビで、少なくとも数km四方の地形を一目で読み取れるようにするには、せめてB4ぐらいの表示面積が必要だし、より詳細な地図情報が必要になる。従ってシステムが高価になりすぎるのだろうとは思うが、是非とも改善してもらいたい。
追記(2013/09/20);
発見された車とその周辺の画像を見たが、あの気象状態でこんな谷川沿いの場所に入り込むのはあまりにも非常識で、自殺も同然という思いを強くした。
ベランダの日陰に放り込んで放置していた「ヒガンバナ」の茎が伸び、先端のつぼみが色づき始めた。一両日中には開くだろう。
日陰で土の温度が上がらない場所に置いてあったせいか、先月末からの長雨のあと少し冷えたせいか例年より数日早い感じがする。
まだ伸び始めたばかりの茎もあり、今後10日ほどは楽しめそうだ。
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今日は、何とも違和感がある情報が2件。
その1は、ニュースで福井県小浜市の洪水被害を報じている画面でのこと。堤防と思われる土手道から冠水した水田越しに浸水した家屋を映している画面の端に、土手道をランニングしている男性が写り込んだ。天候は回復して日が照っているのだが、被害家屋を尻目におしゃれなランニングウエアを着込んで走る姿には何とも言えない違和感が。
その2は、三重県の川沿いで無人の車が発見され、若い母親と10歳の娘が行方不明になっているのが判明したというニュース。報道によれば昨夜USJに遊びに行くと言って家を出たのだという。高速道路が台風で閉鎖されていたため迂回しようとしたのではないかという推定が紹介されていた。カーナビの指示のままに走っているうちに身動きがつかなくなり、徒歩で避難場所を探そうとしたのかもしれない。しかし当時、大型台風が接近し紀伊半島への上陸も予想されていた。このため近畿・中部一帯で豪雨や土砂崩れに関する警報が出されている中、そのような場所に地形を読まずに入り込んで行く安全意識のなさ(KY能力のなさと言っても良い)に何とも言えない違和感が。
毎日新聞などが、JR西日本の貨物列車が無人で動いたと報じている。先日カナダで発生した事故のような暴走ではないが、夜間駅に止めておいた貨物列車がいなくなっているのに気づいて捜索したところ、2km程南に離れた場所で停止しているが見つかったという。
折から台風のさなかで、強い北東風で車止めが吹き飛ばされ、列車も押されて動き出したのかもしれない。しかし、夜間留め置き時のブレーキはどのようなシステムでどのように使われていたのだろうか。今回は事故に至らずに列車を回収できたが、脱線や衝突もあり得るので今後は留め置きのやり方を改善してもらいたい。
毎日新聞記事「JR加古川線:無人の電車2キロ動く 車輪止め緩む? 」
朝日新聞記事「駅に停車の無人列車、強風で?深夜2キロ走る 加古川線」
我が家のあたりでは、昨夜からJ-comが機能障害をおこしているようだ。
我が家はJ-comと契約しているわけではないが、マンション内の共同受信システムにJ-comが割り込んでいるため、地上波はJ-com経由でなければ受信できない。J-comが止まるのは今月二回目で、いずれも大雨のあとだ。
たまに故障するのは仕方がないのかもしれないが、復旧が遅いのは困ったものだ。地上波の受信経路に割り込まないよう変更することを要求すべきなのかもしれない。
追記(2013/09/16);
18:30頃復旧した。配信が止まったのは昨日(2013/09/15)の23:00頃だからかれこれ20時間近く止まっていたことになる。かなり広範囲の複数の場所で障害が発生いたのだろうが、同社のWebサイトには障害に関する記載は何もない。トラブルの広報はしない方針なのだろう。
長年、パソコンのおまけスピーカーで作業中のBGMを聞いてきたが、とうとうたまりかねてまともな音がするスピーカーを買うことにした。
昔流の、「スピーカーは木製キャビネットで容積が大きなものの方が良い音がする」と言う信仰の持ち主なのである程度の大きさの物を買いたいのだが、パソコンデスク周りにはそのようなスペースがない。置き場所を確保できないので極力小さい物から選ぶことにした。
そこであれこれ探してみたのだが、デザインから見ると小型スピーカーのほとんどがポップスやロックを聞く若者向けに見える。従って、そのような製品は音作りも若者向けであろうと考え、そのようなデザインの物をのぞいた中から選ぶことにした。
そのような観点から、FOSTEX、オーディオテクニカ、BOSE、ヤマハなどから候補をリストアップし、最終的にBOSEのCOMPANION2、COMPANION20、M2およびヤマハのNX-50に絞り込んだ。その後家電販売店をいくつか歩いたが、NX-50を試聴できるところがなかったのでBOSEから選ぶことにした。
BOSEの三機種を聞き較べてみると、COMPANION2とM2には中音域に若干密閉感(こもり感とは異なるが、狭い空間で鳴っている感じ)があり、COMPANION20の方が開放感があると感じた。それでCOMPANION20を購入することに決めた。
持ち帰って設置してみると、さすがに価格分の音がするがそれなりに癖もあることが分かった。その最大の点は、スピーカーの設置場所の影響がかなりあると言うことだ。スピーカーがダクト式後方バスレフ構造である事からくるのだろうが、後方至近距離に音を反射する面があると低音が強くなりすぎることがある。私はモニターの前にしか置く場所がないので、曲によってはひどくボコボコした音になった。そこで、再生ソフトのイコライザーで165Hz付近から下を順次強く絞り込んだ結果、主に聞くクラシックでも違和感がないように調整ができた。
安価なスピーカーでは、どう調整しても高音域のシャリシャリ感が残ったり、低音域のボコボコ感がとれなかったりするが、きちんと調整に応えてくれるのは好感が持てる。置き場所の制約がなければモニターの両側に置き、後方30~50cmぐらいはスペースをとる方が低音がよりゆったりしてよいだろう。
もう一つ、最近のパワードスピーカー(アクティブスピーカー)では一般的なことなのだろうが、ボリュームの開度によって内蔵イコライザーの特性を変えているようで、絞り込むと高音域と低音域が強調された中抜けの音になる。これはパソコン側のボリュームを絞ってスピーカー側のボリュームを上げることで変えられるので、いろいろ組み合わせを変えて自分好みのところを探すと良い。もっとも、パソコン側の音量はOSと再生ソフトの両方から独立して変えられるので、どちらで変えるかはそれぞれの使い方にあわせて選べばよい。
私の結論としては、値段だけの音はすると言うことだ。トーンバランス調整後は、中音域の緻密さと軽やかな開放感が心地よい。と言うわけで、エージングをかねてパソコン内にため込んだ曲を片端から聴いて楽しんでいる。
なお、設置場所の影響があると書いたが、それは背後に広いスペースがある場合でも低音を不足させないという前提で設計されているからだろう。上記の方法で対処できるので大きな問題ではないが、これが気になるのであれば、前記ののNX-50のような前面バスレフタイプの機種を選ぶと良い。
もっとも、どんなスピーカーでも設置場所に合わせた調整をする方が好みの音で楽しめる。ほとんどの再生ソフトにはイコライザー機能があるので(ウインドウズ・メディアプレーヤーにもある)それを利用しない手はない。
追記(2020/12/30);
最近ボリュームの調子が悪くなってきた。 ボリュームを動かすと音が途切れたり、スムーズに音量が変化しなかったりする。 どうやらボリュームの接点に摩耗粉がたまってきているようだ。 だがコントローラーの内部構造が分からないので掃除のしようが無い。 とりあえずは昔ながらの手段で、スイッチを切った状態でボリュームを大きく動かすことで対応することにしよう。
最近やたらに昭和時代を賛美する事が目立つ。「昭和は輝いていた」などと言う番組もあるほどだ。これが昭和に育った世代をやっかむ風潮を作り出しているようにも見える。しかし実際には、昭和は光り輝いてばかりいたわけではなく、闇の部分も多かった。
まず、「昭和」は世界大恐慌とともに始まったと言ってもよい。「狂乱の20年代」と言われた投機バブルが崩壊し、「世界大不況」に日本も覆われ「大学は出たけれど」と言われた大卒就職難の時代があった。当時の大学進学率が10%に満たず、大卒者はエリートと考えられていた事を考えるといかに厳しい時代だったかがわかる。家庭が貧しく、様々な人の支援を受けて卒業した者たちにとって、就職してよい収入を得て、支援者に恩を返せないと言うことは深刻な問題だった。
次いで10年代の戦前戦中の暗黒時代がある。当時、大陸で土地を占領して急増する農村人口のはけ口とすることが急務であり、またそれに伴う権益が資本家層を魅了した。そこでその障害となる国内言論を封殺することで障害を排除しようとした。これが治安維持法などによって反政府的言論を禁止し、全体主義へとなだれ込む事へとつながった。この時代に、比較的自由な言論が許されていた大正時代を懐かしんだ言葉が「大正デモクラシー」だ。
そして、大陸での戦争が拡大するにつれ、はじめは農村の二三男が、後に対米戦争が激しくなると大学生も「立派に死んでこい!」と戦場に送り込まれた。世界の歴史を見ても、徴兵された全兵士を「生きて帰るな」と戦場に送り込んだのは当時の日本ぐらいだろう。そして戦場の住民だけでなく、日本国内の非戦闘員まで多数を死なせた。これが「暗黒の時代」でなくてなんだろう。
よき時代の様に言われる戦後にも闇は幾つもあった。戦争直後には飢餓の時代があり、占領軍による略奪や婦女暴行は30年代に入るまで後を絶たなかった。江戸時代から続いてきた人身売買による強制売春も20年代の後半に入るまで後を絶たなかった。それまでは、少女をだまして連れ出して娼家に売り飛ばし、強制的に売春婦として使役することは珍しくもなかったのだ。
そして30年代以降にも闇は幾つもある。戦前から続く資本家と政治家との癒着に加え、戦後は資本家と米軍との癒着も多数見られた。また、米国には従わねばならないとする政府に圧力を加えて利益を得るため、米国の政治家に働きかけて利用する「外圧」が盛んになったも30年代以降だ。これは貿易利権を拡大しようとする商社や大企業が盛んに利用したし、今でも続いて利用されている。
そして「よき昭和時代」の代表のように言われる「高度成長時代」にも闇はある。水俣病、イタイタイ病、四日市ぜんそくなどの大規模な公害病が発生し、都市近郊の川は皆どぶ川と化し周辺の住民は悪臭に悩まされた。また、水質悪化によって大都市近郊では稲作が不可能になり、水田が次々と宅地として売られて行った。これは後に地震による地盤流動化の原因になる。
また、深刻な大気汚染によってスモッグが発生し、始めは煤煙と硫黄酸化物による冬期のスモッグが都市住民を苦しめた。排煙中の煤塵や硫黄酸化物を除去する技術が進歩して、冬期のスモッグが減少すると今度は、石油系燃料を使用するボイラーや自動車の排気による夏期のスモッグが人々を苦しめた。夏期のスモッグは、排気中の炭化水素や窒素酸化物などが紫外線で反応してオキシダント(酸化性化合物類)が生成し、これが呼吸器や目の粘膜を痛め、ぜんそくや癌の原因となった。
このように、金銭的環境はよくなったが生活健康環境は極度に悪化した。これはその後に増えた様々な原因不明の病気を引き起こしている可能性がある。金銭環境の改善も、これが物質欲をあおりむしろ貧困感を拡大させている部分もある。
事ほどさように、昭和にも闇の部分が多数あったのだ。「昭和は輝いていた」と美化するのは、そのような闇から目をそらしたノスタルジアに過ぎない。
ロシアが、シリア政府が持つ化学兵器を国際管理しようという提案をして、シリア政府がこれに同意し米国も歓迎の意を表明したと報じられている。
シリア政府がどれくらいの化学兵器を保有していたのかは見当がつかない(0から数トンのいずれでもあり得る)が、シリア政府にとっては今後のアリバイになり得るし、米国にとっては国内の反対で実行が難しくなっている軍事攻撃をせずに引き下がる口実になる。他にも日本を含めていくつかの国がロシアの提案に賛同しているので国際管理が実施される可能性はありそうだ。
この提案でただ一つ不都合になるのはシリアの反体制側だ。国際管理後は政府側が化学兵器を使ったという主張ができなくなり、それを口実に多国籍軍を呼び入れることもできなくなる。これは反政府側にとってきわめて不都合な事態だ。だから、国際管理が始まる前により大規模に化学兵器を使用して、政府側が使用したと声高に非難をするかもしれない。しかしそれはもはや効果がないだろう。反政府側が使ったと見え透いているからだ。
2013/09/10付けで毎日新聞が「宇宙:水素密度、定説の倍…研究前提変わる 名大グループ 」と言う記事を掲載している。
これによると通常物質の9割を占める水素の存在量が、従来の見積もりの約2倍の密度であることが分かったと言う。だとすると、宇宙に存在する通常物質の総量も約2倍になるもだろうか?
宇宙に存在する全質量の見積もりが変わらないとすれば、全質量の85%を占めると言われてきたダークマターが70%ほどと大幅に少なくなることになるのだが。
「ビタミンD不足:北日本は長時間の日光浴を」と言う記事を毎日新聞が出している。別記事で書いたように、紫外線が不足するとビタミンDの体内合成が減少し、骨の発育が阻害されて変形する「クル病」になる危険があると言われている。特に発育が盛んな赤ん坊や幼児にはビタミンD不足にならないよう注意が必要だ。
また、順天堂大学などの研究チームが、過剰ダイエットとビタミンD不足により連枝が減少して年齢とともに不妊になる可能性があると報告し散るとの報道もある。栄養不足とビタミンD不足が重なるとクル病の危険も増す(注)。子供時代から、ビタミンD不足にならないために適度な紫外線を浴びる必要があるようだ。
注;背中や手足の骨が曲がる「クル病」は栄養不足の時代には珍しくもなかった。
私の世代の子供時代は戦後の食糧不足の時代だったので「クル病」が警戒されていた。そのため「クル病」予防の目的で、小学校で尽きに何度か「肝油」(鮫の肝臓に含まれる油で、ビタミンDが多い)を飲まされた。後には甘く味付けした「肝油ゼリー」になったが、それ以前は不味さち臭さに閉口したものだ。これは食糧事情がよくなった小学校高学年になる頃まで続いた。
補足;このような報道が重なると、「トクホ認定ビタミンD強化食品」が流行するかもしれない。
中国婚博会<jiyodg@2bmy.com>というところからメールが届いた。中国人女性を紹介する売春か結婚の仲介業者かと思ったが、中身を読むとインターネット賭博への勧誘のようだ。どうせ大金の詐取をもくろんでいるのだろう。
長年使い続けている汎用のアドレス宛なのでこの手の詐欺メールは珍しくもないが、今回は思わず吹き出してしまった。と言うのは、送信日付けが2016/03/03になっていたからだ。どうやらこれは「未来からの電子メール」らしい。
もちろんパソコンやサーバーの日付や時刻を実際とは違う様にすることは簡単だが、何でまたこんな日付に変えたのだろう。
また本文中には、「2012年、最もエキサイティングなカジノ体験をしていただけるPlazaWinカジノ、モバイルがついに登場しました。」という文章が。このメールを書いた者の頭の中はいったいどうなっているのだろう?
昨日(2013/09/08)の午後から天候が回復し、今日はかなり青空が多くなり風もさわやかだ。山から下りてきた赤とんぼも増えてきたようだ。
高空の風も弱いのか、地震雲ファンが喜びそうな飛行機雲が何本もあまり移動せずに長時間空を横切っていた。西風が強まれば秋雲も姿を現すだろう。
朝日新聞が、2013/09/05付けで「減らぬ光化学スモッグ 対策後も基準値超す汚染物質」という記事を書いている。
以前にも書いたように、PM2(微粒子)ばかり話題になる大気汚染だがオキシダント濃度は1970年代からあまり下がっていないそうだ。
1970年代には夏中毎日のように光化学スモッグ予報が出て、火力発電所が出力を下げたり、大企業にはボイラーの停止や電力消費量の削減要請が出されたりしていた。その後、光化学スモッグの資源員と考えられた揮発性炭化水素(VOC)や窒素酸化物(NOX)の排出が、大気汚染防止法などの法律によって規制されたが、大気中のオキシダント(酸化性物質)は減少せず増加し続けているそうだ。それは、近年ますます白さを増す空の様子から私が感じていることを裏付けている。
オキシダントはNOXその他の大気汚染物質から紫外線によって生成し、空気中の様々な物質と反応してアレルギーの原因となる物質や発がん性があると言われる物質を作り出す。また、濃度が高くなると花や葉を脱色して白い斑点を作り、酷くなると枯らしてしまう。当然皮膚や粘膜にも悪影響を及ぼすし、アトピーなどの原因の一つになっている可能性もある。このため私は、健康に対する影響はPM2よりオキシダントの方が多岐にわたり深刻だと考えている。
シリア攻撃を公言した米国は、自分で自分を追い詰めてしまったように見える。事ここに至っては「攻撃せずに反米勢力に侮られる」、「攻撃して各国の反感を買う」、そのどちらかしか選択の余地が無い。
侮られることを恐怖する米国の性格から見て、体面を保ったまま引き下がれる口実が見つからない限り攻撃はするだろう。それがほんの形ばかりなものになるかもしれないが、何らかの攻撃を行ってからでなければ引っ込みがつかないと考えるだろうから。
米国は、国連調査団に「シリア政府が化学兵器を使用した」と言わせたいだろうが、実際問題として「化学兵器の痕跡を見つけた」以上の発言を引き出すことは難しいだろう。状況証拠に関して言えば、反政府側が米国の参戦を図って使用したという疑いも否定できない。それを払拭するだけの物的証拠を得るのは、国連調査団では難しい。あったとしても、その証拠がねつ造ではないという証明が必要だが、それにはイラク戦争で米国が証拠をねつ造した前科が障害になる。通信傍受記録や電子メールなど、いくらでも偽造できることは今や常識だからだ。
米国にとっては、状況は困難さがますばかりだ。
世界各地で何千万人もが天災と戦っているときに、人間同士が殺し合っているなど平和で甘えた贅沢に見えてくる。
政治的立場や経済的立場の相違で殺し合いたいのであれば、そんな身勝手な連中には勝手にやらせておけと言いたくなる。巻き込まれた非戦闘員の悲惨さが強調されるが、巻き込まれて殺されるのも同じ国民だ。そうなるのを黙って容認していたという責任はあり、気の毒な被害者だとばかりは言えない。まず自分たちから殺し合いをやめさせる努力もすべきだ。
避けようのない天災とは異なり、戦争は人が引き起こす人災なのだ。だから、当事者が避ける努力をすれば避けられる。
今日(2013/09/04)午前の地震の後、アクセスが集中したためだろうと思われるが、気象庁のサイトは閲覧できなくなっている。豪雨に関する警報や警戒情報が次々と出ているのでナウキャストをアニメーションで見たいのだが全く閲覧できない。
大深度で発生した特異な地震なので、情報を入手しようとする者が多いのだろうが、これでは大災害が発生していざというときに役に立たない。やはりこのような場合には、データ放送などでも詳細情報を流すことを考えるべきだろう。
私が住む神戸の山麓では、今日(2013/09/03)の16時頃から気温が急降下して一気に冷え込んできた。温度計をみると23℃そこそこで、窓際にいると風が冷たく感じるので長袖のシャツを引っ張り出して着込んだほどだ。
アメダスでみると兵庫県全体も北西方向から冷えてきており、内陸部や播州平野では20℃を割り込むところが増えてきた。今夜は神戸でも20℃以下になるかもしれない。寝るときは暖かい布団を用意ておく必要がありそうだ。
CNNとAFPがペルーが寒波に襲われ死者が出ていると報じている。
北半球は酷暑と豪雨で南半球は酷寒。近年、天候の振れ幅が大きくなっているという感がますます強くなる。
温暖化の影響は全地球に広がるという点で、局地にとどまる原子炉事故より恐ろしいのかもしれない。少なくとも、生態系やそれに依存する農水産業に与える被害は、より広範囲に影響する温暖化の方が甚大だ。
原子炉を止めたままでいるならば、エネルギー消費を削減しなければならない。自然からエネルギーを大規模に取り出すと、それ自体が気候に影響する可能性があるからだ。
今日(2013/09/01)は「防災の日」だ。台風の来襲が多いと言われる二百十日であり、90年前関東大震災が起きた日でもある。この日を中心にして防災に関する番組が多いが、今年は特に巨大地震に関する物が多いようだ。
阪神淡路大震災直後と同様に東日本大震災ご間もない今年も、多くの学者から次の大震災が近いとの予測が出されている。中には発生確率付きでいかにも確度が高く見える物もある。
しかし大地震には、予測された場所と帰還には起きず、予測とは異なる場所で異なる時期で発生するという意地悪な性質がある。かつて、過去に60年周期で発生しているから次が迫っているとしきりに言われた関東大震災も言われ初めてすでに40年がたっている。米国のカリフォルニアでも、過去に何度も大地震の予測が出されたが、それに近い場所で地震が起きたためしがない。地震の予測の信頼性はそれほど低いのだ。
信頼性が引く理由としては、地震発生の根本であるひずみエネルギーの蓄積原因についてはある程度解明がなされたのかもしれないが、地震の発生過程については解明がほとんどできていないからだ。なぜならば、地震は全て異なっているので、その違いの全てを織り込んだ詳細な解明は、現在の技術では不可能だからだ。
そして数十万年単位でみると日本列島は常に変化しており、地下の状態も変化している。予測の信頼度を高めるにはそれらの理解も必要だ。
故に地震予測の信頼性は低い。ある場所である期間に大地震が発生すると予測されていても、それ以外の場所で大地震が発生する可能性が高い。従って、予測が出ている場所で災害対策の備蓄を行っても無駄になる可能性は常にある。逆に予測がでていない場所で救援物資が必要になる可能性は高い。
予測を過剰に信頼せず、どこか他の場所で起きる可能性が常にあると言う心構えを持っておくことが必要だろう。
寺田寅彦は「天災は忘れた頃にやってくる」と述べたが、それは「天災は予測しない場所と時にやってくる」という意味でもある。
オバマ政府が、シリア攻撃は議会の同意を得て行うと言い始めたとの報道がある。
国民の反対が強いので、責任を議会に転嫁しようとしているのかもしれない。しかし、議会で議論を始めれば結論が出るまでに何日もかかるし、責任を転嫁されることを嫌う議員もいるだろう。
責任の押し付け合いの結果として、米国がシリアを攻撃できずに終わる可能性も出てきたようだ。
化学兵器の被害を受けたのが一般市民だと言うだけで政府側が使用したと決めつけるのは無理があるし、簡単に偽造ができるメールなどの電子メディアを動かぬ証拠とするのもそれだけでは無理だ。シリア政府側への攻撃を正当化するには、信頼できる物証を提示する必要がある。
そうでなければ、イラク攻撃で米国が嘘をついた事実を越えて支持を得ることは難しいだろう。
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