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August 2013

August 31, 2013

シリア攻撃をNATO軍も拒否

NATO軍司令部もNATO軍がシリア攻撃に参加することを拒否すると表明した。

原因はイラク攻撃の際に米国がついた嘘のようだ。今回、米国がいくら証拠があるといっても、それがアメリカがねつ造したものではないのか、アメリカがそう言っているだけに過ぎないのではないかという疑いを払拭できない為、各国の国民の反対が強いからだ。今のところ唯一参加すると表明しているフランスですら国民の反対が50%を超えている。

米国内ですら50%近くが反対している現状では、今後参加国を増やすことは難しいだろう。米国から供与される資金に対する財政依存度が高い飼い犬国がいくつか、参戦するかもしれないが大きく増えることはないだろう。

そして、米国を含めてそれらあの国の財政状況を考えると、攻撃はごく小規模にならざるを得ない。しかも、攻撃後に国連調査団が、化学兵器を使用したのだと言う確実な証拠は見つけられなかったとの結論を出せば、米国の威信と体面は泥まみれになるだろう。

さてさて、オバマ氏はいつ攻撃に踏み切るのか?

攻撃してもしなくても、世界の支配者である米国(米国はそう自認している)も影響力は大きく低下せざるを得ない。だから攻撃は行われるだろうが。

「私に不都合なことは起こらない」;自己中が原因で起きる犯罪

ばかげた悪ふざけをインターネットに掲載して処分される愚か者、軽い気持ちで犯罪を行いその後の人生を台無しにする若者、好きになった相手が自分の思い通りにならないからとつきまとったり、拉致してレイプしたり、暴力をふるったりするわがまま者、そして性犯罪の対象になり得る年齢であるにもかかわらず、人気の無い夜更けの道を一人歩きする女の子とそれを容認する親たち。

これらに共通しているのは、「自分に不都合なことは起こらない」と考える自己中心主義だ。「不都合なことは起こらない」から気軽に犯罪行為を行い、犯罪に対する防御を怠るのだ。そして、このような自己中心主義が原因で起きる犯罪事件のいかに多いことか。

August 30, 2013

シリア攻撃参加を主要国が拒否、米国が孤立?

前記事で述べた英国に続き、西欧主要国が次々と安保理決議がないままのシリア号劇に参加しないことを表明している。いずれも国内世論の多数が反対しているためのようだ。

参加を表明した国はフランス一国だけで、そのフランスですら国内世論の60%近くが反対しているという。大統領がそれを推しきれるかどうかは微妙なところで、シリア攻撃に関しては米国の孤立が鮮明になっている。

背景には、各国の財政難とイラク攻撃で大量破壊兵器の存在について米国が嘘をついたことによる国民の不信感があると思われる。米国内でも異論が出始めている、あるいは軍部が消極的などとの報道もあり、米国一国での攻撃があり得るのかどうかもわからなくなってきた。

攻撃するにしろしないにしろ、主要国の参加が得られなければ米国の体面と威信は大きく傷つきそうだ。それとも、振り上げた拳を、体面を失わずに下ろす手段を見つけられるのだろうか。唯一の超大国として全世界の支配者を自認する米国にとって、進む道の選択が難しい局面になっている。

シリア政府への攻撃を英国が拒否

米国はシリア政府が化学兵器を使用したと決めて(具体的な証拠は明らかにしていない)、政府側を攻撃すると宣言した。

そして同盟国に対して攻撃への参加を呼びかけているが、早々と英国が参加しないことを決定した。これは、英国政府がシリア攻撃への参加を可能にする法案を議会に提出したが否決されたことによる。その他にも、財政問題を抱えているため、国連決議がないままに攻撃することを渋っている国がいくつもあるようだ。しかし、安全保障会議で決議しようとしてもロシアと中国の反対で決議が通る見込みはない。

このままで事態が進めば、米国と米国に従うことを基本政策としている少数の国が参加することになるだろうが、その場合戦費の大半を米国が負担することになる。それは米国の財政状況では重いものになり、自国民に対するサービスを大幅に削減せざるを得なくなるだろう。それを見越してか、米国民の攻撃反対派も50%近くに達して、賛成派の2倍近くになっている。

ここまで拳を振り上げた以上、実際に攻撃しなければ米国の体面は傷つく。しかし攻撃しても参加国が少なければ威信が低下する。米国は拙速な判断で、自分を困難な場所に追い込んでしまったようだ。

さて、米国の忠実な犬であることを最優先政策とする安倍内閣はどうするのか。これまで国連決議に従って行動するとしてきた基本方針を放擲して、決議なしにでも米国の指図に従うのか。米国の従属国として軽くみられても米国に従うのか、独自の判断ができるとして威信を保てる主権国家なのか、それこそ安倍政権と日本国家の外向的威信が問われる。

August 27, 2013

猛暑去る

昨日今日と、すっかり涼しくなった。神戸市の山麓にある我が家では、窓から入ってくる山風がさわやかで、室内の気温は30度に達していない。気象庁の「アメダス」画面の色合いもすっかり様変わりしている。

我が家では、先ほどから「ミンミンゼミ」の声が聞こえる。神戸のこのあたりの住宅街では、「ミンミンゼミ」の声を聞くことは少ない。一歩山に入るとやかましいほどの合唱を聴くが、市街地では夏の終わりになると少数が山から下りてくるという感じだ。

夜には「アオマツムシ」が鳴き始めているし、「カネタタキ」などもじきに鳴き出すだろう。夏はもう終わりに近い。

天気図を見ると、日本列島の南まで下がった前線はすぐに北上する気配がない。北上までの期間が長いと、日本列島の地面の温度も下がる。台風15号の通過後に再北上しても、もう猛暑にはならない可能性も出てきた。いや、そう期待しよう。

同じ台詞

米政府が、シリア政府が化学兵器を保有して使用していると断定し始めた。しかし同じ台詞を以前にも聞き、後にそれが嘘だったと判明したことがある。

それはイラク侵攻の際、ジュニアブッシュ大統領がイラクは核兵器と化学兵器を保有している証拠があると主張して開戦したことだ。しかし戦後、米国が必死になって探したにもかかわらず痕跡も見つけられなかった。結局、オバマ政権になってあれは米国情報機関のでっち上げだったと認めざるを得なかった。

今回もまた同じパターンの嘘、あるいはこじつけの可能性は否定できない。

現時点では、化学兵器が使用されたのか、使用されたとすればどちらが使用したのか、一切は藪の中だ。国連調査団が化学兵器の痕跡を見つけたとしても、それが実際に平気として使用された物か、熱情された証拠なのか、どちらが使用した物かについて確実な判断ができる状況でない。結局は、シリアで乗れ件を得たい他国の都合に合わせたこじつけになるだろう。

シリアのことはシリア人に任せておくべきで、どちらの勢力に対しても他国は手を貸すべきではない。現状はシリア人の選択の結果なのだから。

付け加えれば、現在はインターネットで合成方法も材料も簡単に手に入る。そして、たいていの化学実験室には設置されているドラフトさえあれば若干のリスクで構成できる。まして、大義のために命をかけるという戦闘集団に属する者にとっては無視できるリスクだ。化学兵器は大量生産するのでなければ、簡単な設備で、どこででも製造できるということは覚えておいてほしい。

ただし、日本国内では化学兵器の原料になる薬品の流通は厳しく監視されている。日用品に添加されるような種類の物もあるが、化学兵器の製造に使えるような高純度の物は、身元と目的を明らかにしなければ購入できないことを付け加えておく。

August 26, 2013

閑話;ミステリーのミステリー

テレビのミステリードラマを見ていると、不思議に思うことがある。

その一つは、警視庁の捜査官が他道府県の警察に出張すると、出張先の管理職が部下に「本庁から捜査にこられた~警部だ」などと紹介したり、「本庁からの指示を受けたので協力いたします」などと挨拶したりする。これは奇妙に感じる。

なぜならば、日本の警察は都道府県ごとに警察本部があり、それぞれの都道府県に属している。そしてそれらを統括する政府機関が「警察庁」だ。つまり、各都道府県の上部組織は「警察庁」であり、「警視庁」は他道府県の警察の上部機関ではない。

各都道府県警察本部のうち、「警視庁」だけは戦前の東京市が政府直轄地だった時代からの行きがかりで特別の名前で呼ばれているが、他の道府県警察の関係者が「警視庁」を自分たちの上部機関であるかのように「本庁」と呼ぶのは変だ。もちろん東京都内の警察関係者が、自分たちの本部を「本庁」と呼ぶのは当然だが。

二つ目は、ヒッチコックの時代から、ブレーキに細工された自動車は必ず山道を暴走し続け、最後は谷に転落して爆発する。これも奇妙なことだ。

なぜならば、フットブレーキがきかなくてもギアを落とせば、ガードレールや山側の斜面などに車をこすりつければ、たいしたけがをせずに停止できる程度には減速できるからだ。私はしばしば六甲山をドライブするが、表六甲ドライブウエーのかなり急な下りでも、ギアをL(ロー)まで落とせば40km/h以上にはならない。マニュアルミッションであればもっと遅いはずだ。この状態でサイドブレーキを使えば、パッドがだめになる前に30km/h以下に減速できる。この速度であれば、ガードレールや山側の斜面に車体をこすりつけてもたいした怪我をせずに車を止められる。

にもかかわらず、被害者はハンドルを操作するだけで決してシフトダウンをしない。これは奇妙なことだ。といっても、そんなに簡単に車を止められ地は物語が成立しなくなるであろうことは理解できる。

ついでにいえば、ヒッチコックの時代ならいざ知らず、現在の自動車は谷底に転落しても爆発はしないだろう。少し時間をおいてから、炎上するかもしれないが。

怖いアプリ

先日あるメディアのWebサイトで、スマートホン用「お薬手帳」アプリが開発されたという記事を見た。

開発したのはある都道府県の薬剤師会だそうで、スマートホンがあれば手帳そのものを持ち歩かなくてよいとPRしているそうだ。

しかしこれは怖いアプリだ。スマートホンにある個人情報を抜き取る詐欺サイトやウイルスが広がっている状況の中で、もっとも機密度が高い個人情報の一つと言える服薬記録がインターネットに流出すれば病歴が全て知られてしまうことになる。

アンドロイド用のアプリケーションの開発は容易で、簡単な者であれば小中学生でもできるという。だから薬剤師会が作れるから作ってみたというのは無理もないが、セキュリティのことを考えずに公開して利用を進めるのは好ましくない。服薬歴が流出した場合に誰が責任をとるのか、利用者の自己責任でというのはあまりにも無責任だ。

アプリケーション開発者は、そのアプリで取り扱う情報がどの程度のセキュリティが必要かを十分に検討して、その上で十分な防御手段を講じておかなければならない。単純にあれば便利だからというだけでアプリケーションを作り、利用を進めるのは愚かに過ぎる。

August 25, 2013

アオマツムシ鳴き始め(2013);夜の秋

昨日(2013/08/24)からの雨で涼しくなったので、クーラーを止めて窓を開けていると、外から「アオマツムシ」の声が聞こえてきた。昨日まではクーラーを使って窓を閉めていたので気づかなかっただけかもしれないが、今年初めて声を聞いた。

今夜は夜風が涼しい。遅れていたが、そろそろ夜は秋の始まりだ。

August 24, 2013

方針転換が必要な事故原発処理

福島第1発電所で早急に対策が必要なトラブルが続発している。しかしその内容を見ると、これまで速度重視で確実性や副作用を軽視してきたことの付けと思えることが多い。

とにかく早くという世論に押され、その場しのぎの拙速な対策ばかり行わざるを得なかったことには同情できるが、そのために収拾がつかなくなってきているように見えるのだ。ここは一度立ち止まって、実施する対策の確実性を高めるべきだ。メディアも急がせるばかりではなく、時間がかかっても確実な対策を求めるよう方針転換すべきだと考える。

一例を挙げれば、緊急に実施しようとしている「氷の地下ダム」にしても、上流側で地下水の流入を止めなければすぐに溢れることはわかりきっている。だから少々時間がかかっても、全体状況を把握し直して統合的な対策を立て直さなければ事態はいつまでたっても改善しないだろう。

声が低いほど高所得になれる?

CNNの日本語サイトに「声が低いと給料が高い? 研究で見えてきた相関性とは」(2013/08/22付け)という記事が出ている。

これによると米国の2大学(一つはビジネススクール、つまり経営学大学院だが)の研究者が、約800人のCEO(最高経営責任者)について調査を行った結果、声が低い方が好まれるということがわかったそうだ。もっとも研究者たちは、声が低いこととCEOとしての適正に関係があるかどうかについはさらに研究が必要だとしているそうだ。

この調査結果に意味があるとすれば、今日本で若者に人気の甲高いへらへら声は出世に向かないということになるが・・・・・。もっとも、指導者の演説としては低めの落ち着いた声の方が聞きやすいのは確かだ。上記の調査結果もそれを反映しているのだろう。

August 21, 2013

胡蝶蘭開花

毎年夏と冬の年2回開花するオンシジュームに続き、胡蝶蘭の一鉢が開花した。

今年の春2月に購入した黄色のミディ胡蝶蘭だ。開花状態で購入したのでこの時期に開花するとは予想していなかった。また、手持ちの胡蝶蘭がこの時期に開花するのも初めてだ。不定期咲きなのかもしれない。

ただ不思議なことが一つある。それは購入時の花は鮮やかなレモンイエローだったのだが、今咲き始めた花はどう見てもライムグリーンで花のサイズも若干大きい。光の違いなのか、色が不安定な性質なのかわからないがおもしろいことだ。

胡蝶蘭

August 20, 2013

夏空戻る

今日(2013/08/20)は久しぶりに夏空が戻ってきた。

連日晴れて猛暑が続いているのに何を寝ぼけているのかという人もいるだろう。しかし、私が言う夏空は単に晴れているということではなく、夏らしく澄んで高い青空のことだ。

この夏は連日スモッグがひどく、山麓の我が家からは神戸の港がかろうじて見えるという日がほとんどだった。しかし今日はスモッグが薄く、大阪湾の対岸の葛城山地や紀淡海峡までが見渡せる。これが本来の夏空だ。

ツクツクボウシがやっと鳴き始め、秋が目前になった。しかし今日のようなさわやかな夏空は今年初めてだ。やっと夏らしい夏が来たという感がする。この風景が続けばよいのだが・・・・。

追記(2013/08/20);
夕方になって、金剛山系の向こうの奈良県南部に立つ積乱雲がくっきりと見えた。毎年夏にはおなじみの光景だが、これほどはっきり見えたのは今年は初めてだ。

ツクツクボウシの初鳴き(2013)

今朝方(2013/08/20)、かすかになったクマゼミの声に混じって、今年初めてのツクツクボウシの声を聞いた。

例年の初鳴きは8/10~8/15頃なので、今年は1週間ほど遅い。暑さのせいだろうか。アブラゼミの声も少なくなり始めているので、数日後には昼下がりはツクツクボウシの天下になっているだろう。

ヒグラシもやはり遅れているが、朝夕の気温が下がればすぐに鳴き出すだろう。

この夏の猛暑も先が見え始めた。秋の始まりを実感するのももうすぐだ。

August 19, 2013

下り梅雨(2013/08/19)

本州の梅雨明け後も北海道周辺に幽霊のように存在していた梅雨前線が、勢力を盛り返して南下し始めたようだ。

この前線は、中国東北部からロシア沿海州で豪雨を降らせ、北海道でも天候をぐずつかせていた。それが南下し始めるにつれて勢力を盛り返し、渡島半島で豪雨を降らせた。そして今度は東北北陸に豪雨の予報が出されている。

今年の狂った天候では今後も前線が暴れ回りそうだ。まだ時期が早すぎるが、走りの秋雨豪雨に注意が必要だということだろう。

追記(2013/08/20);
前線はさらにはっきりと姿を現し本州中央部まで南下してきている。この週末にかけては西日本南岸まで南下するようだ。前線の北側は気温が急降下して、豪雨が降らない場所ではしのぎやすくなっている。西日本もそうなるとよいと思うのだが、さてどうだろうか。また、雨も局所的な豪雨ではなく、広い範囲に適度な雨を降らせて、水不足が緩和するように期待したい。

August 17, 2013

スマート家電は乗っ取れる

CNNのサイトにおもしろい記事(「子ども部屋から不審な声、男がカメラ乗っ取り罵言 米」)が出ている。

それは子供の様子を見るために子供部屋に設置したカメラが、インターネット経由で乗っ取られというものだ。記事によれば、両親はそのカメラで可能なセキュリティ対策はとっていたという。

すでにハッカーの国際会議で、スマートテレビのカメラを簡単に乗っ取り盗み見(当然記録もできる)ることが可能であることが実演されたことがある。彼らによると、ほとんどのスマート家電のセキュリティはきわめて甘く、簡単に乗っ取ることができるのだそうだ。そしてこのことの危険性は販売時に使用者に知らされることがない。これは使用者にとってきわめて危険なことだ。

たとえば、乳幼児や病人の部屋に設置してあるエアコンを外部からスマートフォンで操作できる場合、親などの家人が気づかぬうちに危険な範囲に温度を上げたり下げたりして殺すことができる。また、夫婦の寝室に置かれたスマートテレビを乗っ取って夫婦のの行為を盗み撮りし、それをインターネットに流すこともできる。他にもスマートフォンやパソコンを使って外部から操作できることを謳う新製品は多いが、セキュリティ専門家たちはそのほとんどはセキュリティが弱いと警告している。

にもかかわらず、メーカーの開発者たちは機能を増やすことに夢中で、セキュリティ専門家が開発に加わっている例はほとんどないという。そんな危険なスマート家電をあなたは買いますか?

August 16, 2013

晩夏へ;(2013/08/16)

8月も半ばをすきて、クマゼミの声も急速に減り始めている。まもなくツクツクボウシの天下になるだろう。

天気図を見ると、例年より北に寄っているものの太平洋高気圧が東に退き始めている。このため、今までフィリピン周辺で発生していた熱帯低気圧が、沖縄東方海上でも発生し始めた。このような変化は500hPa高層気象図でも同様で、日本とその南海上を広く覆っていた高気圧が、急速に縮小し西に移動し始めている。

この夏の酷暑にも変化が見え始めたようだ。

参照高層気象図;HBCのサイトで過去2週間分のみ公開されているものなので、リンクが切れている可能性があります。
  2013/08/152013/08/142013/08/13

追記(2013/08/18);
今日も暑いが、昨日から空気が少し変わり始めた。8/15頃までと較べると、スモッグが薄くなり視界がきくようになり始めているのだ。空気の肌触りも違うような気がする。

そう思って天気図を見ると大きく様変わりしている。日本の南海上から高気圧が消えて低圧帯になっているのだ。そのためだろうか、この海域で熱帯低気圧が次々発生し始めている。台風12号に続き、はるか東の日付変更線近くでも台風13号が発生した。また東シナ海では台風14号になるかもしれない熱帯低気圧が発生している。

夏台風らしく迷走している台風12号からは目が離せないが、高気圧が後退したために日本近海で不意に台風が発生する可能性もある。油断は禁物だ。

これとは別におもしろいことに気がついた。神戸市の気温変化を調べてみると、風が南よりの間は神戸空港との気温差が小さく、西風に変わると気温が急に上がり神戸空港との気温差が広がる。南から海風が吹いている間は気温が上がりにくく、西風になって播州平野からの風が六甲山地の西部を越えて吹き下ろすようになると、フェーン気味になって気温が上昇するということかもしれない。あるいは、中心街の東に位置する気象台まで市街地(熱源だらけだ)を通過してくる間に加熱されるのかもしれない。

August 15, 2013

売国奴安倍晋三?

安倍晋三氏の米国に対する弱腰が目につく。米国の言いなりになることが最重点の政策のように見える。

1.米国政府の要人や議会有力者が懸念や不快感を表明すると、すぐに靖国参拝を取りやめた。

2.沖縄のヘリコプター事故原因の説明がないままに訓練再開を黙過し、事実上の同意を与えた。

3.米国の指図通りに、米国の戦争の最前線で自衛隊が米兵を守る弾避けの役目をすることを日本国民に認めさせる努力をしている。

などなどだ。

この調子でゆくと、中国での経済利権の獲得を目指す米国財界が尖閣問題で中国に譲歩せよと米国議会や政府を通して求めると、それも言いなりになりそうだ。

全世界の支配者を辞任する米国の忠実な飼い犬になることを目指しているように見える安倍政権だが、日本人の国益を売り渡す売国奴にならないことを祈る。

August 14, 2013

エジプトの混乱;異なる民主主義の対立

エジプトの混乱が続いている。イスラム教の教義に基づく政治を求める勢力と、西欧的な政治を求める勢力のせめぎ合いはまだ当分静まりそうもない。

これは言い換えると、中東のイスラム教民主主義と西欧のキリスト教民主主義の対立だ。米国は、イスラム教民主主義の拡大を恐れて押さえ込みたいのだが、「民主主義の擁護者」軍事クーデターに反対する建て前も崩せない。クーデターを容認すれば、政敵に不安定な途上国の政権の離反を招きかねないからだ。双方を中途半端に支持するように見せかける、そんな米国の態度が両者の強気の原因となっていると考えられる。

同じ、イスラム教民主主義とキリスト教民主主義の衝突という構図はシリアやアフガニスタン、イラクなどの他の中東諸国でも見られる。そしてこれは今後さらに拡大するだろう。

ただこれとは別に、ミャンマーでの仏教徒とイスラム教徒の衝突の拡大は大きな懸念材料だ。イスラム教徒と仏教徒の対立の場合、キリスト教徒はイスラム教徒を支持するだろう。イスラム教徒はキリスト教徒と同じ「神」を信じ恐れ敬い従うがそのやり方だけが異なる「異教徒」だが、仏教徒は「神」を信じず否定するいわゆる「不信心者」で、その存在はキリスト教徒にとって無神論者同様に教義上容認できないからだ。ミャンマーの騒動が拡大して西欧や中東からの注目を集めるようになると、両教徒の民衆レベルで仏教徒に対する反感が高まることが懸念される。

山火事に注意を

豪雨被害が話題になっているので見落とされがちだが、この夏は全般的にみると少雨の地域が多い。そして別記事「酷暑の原因は少雨?」で書いたように、山林が広範囲で乾燥しているのではないかと思われる節もある。そうだとすると、米国の西部やオーストラリアで夏の乾燥期に頻発するような自然発火による山林火災の発生が懸念される。

まだ夏休みが続くのでキャンプや登山で山林に入る人も多いだろう。くれぐれも火気の取り扱いには注意して、自然発火の危険に人為的な火災の危険を積み重ねないようにしてほしい。

August 13, 2013

詐欺メールなのか業務妨害目的の嫌がらせメールなのか?

相変わらず毎日詐欺メールが送られてくる。くず入れに入れるだけなので着信拒否にはしていないが、これだけ数が多いと詐欺メールというより嫌がらせの迷惑メールだ(笑)。

おもしろいのは「DQ10」という送信者だ。今日から詐欺対象を別のゲームに変えたのだが送信者名と文章は同じままだ。こうなると本当に詐欺目的なのか、ゲームプロバイダーの業務妨害を狙っているのかわからなくなる。

どちらにしても、持ってもいないIDが不正利用されているといわれてもねぇ・・・・(笑)。

酷暑の原因は少雨?

今日(2013/08/13)も、天候不順気味の北海道以外の各地で酷暑となっている。その酷暑の原因について思いついたことを書いてみたい。

それは、内陸の山間地でも高温になっていることだ。これまでこのような地域ではフェーンが発生しにくかったのにもかかわらず、今年はフェーンによる高温ではないかと思われる例が多い。

私はその原因として少雨があるのではないかと考えている。というのは、従来内陸の山間地では風が山林の上を通過する間に木々や地面からの蒸散作用によって冷却され、谷間や小盆地に吹き下ろしても到達温度が低かったのではないかと考えられるからだ。しかし今年は少雨のため地面などからの蒸散が少なくなり、山林上を通過しても冷却されず、むしろ加熱されるような状態ができているのではないかと考えている。その根拠は、従来高温で話題になることが少なかった紀伊半島中心部の上川村や四国の四万十市内陸部などで高温が記録されていることだ。

この観点から見ると、関東平野など内陸平野部についても同じような現象があるのかもしれない。かつては水田や畑が広がっていた田園地域では、そこからの水分蒸発によってその上を通過する空気が冷却されて温度上昇が和らげられていた。しかし都市化による田畑の減少、またハ栽培用ビニールハウスの増加などによって、水分が蒸発できる面積が減少して蒸発熱による冷却作用が少なくなった結果、高温になりやすくなったとも考えられる。少雨による地面の水分量の減少は、冷却作用をさらに減少させるだろう。

また、風上にある大都市のエネルギー消費による空気加熱も考慮すべきだ。使われた電力や燃料などのエネルギーは、最終的にはすべて熱になるからだ。

August 12, 2013

天候に変化の兆し?

チベット高原にまで張り出していた太平洋高気圧が、この数日東に後退し始めたようだ。あと数日で例年の状態に近づくだろう。

例年よりも遙かに西に張り出した太平洋高気圧は、中国内陸部や東北部に豪雨を降らせたり日本列島や朝鮮半島に高温をもたらしたりしていた。昨日今日と報じられたアフガニスタンのゲリラ的集中豪雨もこの影響を受けてのことかもしれない。

今後、太平洋高気圧が東に後退するにつれ、平均的な夏の気象が戻ってくるのだろう。そうなれば、高気圧に邪魔されていた台風が日本に向かうようにもなるだろう。台風が適度な雨を降らせ、適度な強さで北の空気を引き込んでくれるとよいのだが。そう期待したい。

August 10, 2013

パソコン更新

メインに使ってきたe-machinesのPCがこの一年しばしば不調になり、その都度対策をとってきたのだがとうとう全く起動しなくなった。電源を入れた直後に出るBIOSによる起動画面すら出ないので対策のとりようがない。しばらく前からマザーボードの劣化を疑っていたので、あっさりとあきらめて買い換えることにした。

新規に購入したのはドスパラの「Diginnos IM」。ただしHDDを2台増設することなどを考え電源を550Wに変更。OSもWindows7 Professional 64bitsとして、サブ機で運用しているXP用ソフトの一部が動くかどうかも試してみることにした。

グラフィックボードは増設していないが、エクスペリエンスインデックスは下記の通りなので、ゲームでも一般的なものでは必要がなさそうだ。

Pen4 2.4GHzのサブ機(9年物!)の更新を考えていたのだが、こちらは仕切り直しだ。AMD用マザーボードがXP対応を謳っているうちに、XP用として自分で組んでみようか・・・・。

追記(2013/08/10);
壊れた旧機で使っていたn-Vidia GT630を取り付けてみたが、グラフィックス2項目のインデックスは6.6から6.7に向上しただけだった。ハイエンドゲームをするために高性能グラフィックボードをつけるのでなければ、グラフィックボードは不要と判断する。

もう一つ付け加えると、旧機ではハードディスクのインターフェイスがSATA2の3GB/秒であったが、新機ではSATA3の6GB/秒になっている。にもかかわらずインデックスはともに5.9で変わらない(HDDは両規格に対応)。インターフェイスの仕様とは別の理由で転送速度が押さえられているのだろうか?それとも何か設定変更が必要なのか?

追記(2013/08/12);
Professional版で利用できるVirtual PCとXP Modeをインストールして試してみた。64bit OSでも動作するXP用ソフトは問題なく利用できるが、32bit専用のソフトはインストーラーがインストールを拒否する。32bitのProfessionalであればインストール可能かもしれない。

また、Virtual PCに32bit の Vista Home edition をセットアップしてみた。セットアップは問題なく行えるが、いくつか後から設定しなければならない項目がある。Virtual PC 上の 32bit Vista であれば32bit 専用ソフトでもインストールできるが、ハードウエアがらみの設定で問題が発生しやすいようだ。また、ソフトウエア音源はハングして利用できなかった。なにか解決手段はあるのだろうが、まだ解決できていない。

追記(2013/09/10);
常用PCとしての性能は全く問題がない。ただし、装着されている純正のCPUクーラーはかなりうるさく、音楽を聴いて一息つく時には気になる。お財布に余裕がある人は、オプションの静音ファンするとよいだろう。

August 08, 2013

干ばつと洪水と

日本では梅雨末期の集中豪雨が終わり、今度は干ばつの被害が心配されている。

しかし海外ニュースを見ていると、今年は各地で大規模な洪水が発生しているようだ。この数日も、フランスなどの西ヨーロッパや米国中西部、そして中国本土でも洪水の続発が報じられている。

数年前までは穀倉地帯での大干ばつのニュースが多く、食料供給不足が問題になっていた。しかしこの2~3年は、北半球中緯度での豪雨とそれによる大規模な洪水のニュースが多い。

そんなニュースを見ていると、気象災害のパターンが数年で全く変わってしまったかのようだ。これも温暖化の影響なのだろうか?

追記(2013/08/09);
今日の報道では、中国東北部の大雨はロシアの沿海州まで広がって、アムール川流域でも氾濫が発生しているようだ。

日本でも東北地方ではまだ集中豪雨が続いている。梅雨明けと発表されてはいるが、まだまだ完全な梅雨明けとはいえないようだ。

追記(2013/08/14)1;
東北地方の梅雨が明けたことになっているが、北海道では例年になく天候不順なようだ。また、中国では東北部で洪水が起きていた一方で、太平洋高気圧が大きく張り出している東南部では干ばつの被害が出ているそうだ。

米国でも、何年か前に大干ばつで苦しんだ米国中西部で、今年は大雨が続きあちこちで氾濫が発生しているという。その影響か、雨のためにMBLの試合開始が遅れることも多い。

さらには、乾燥地帯のアフガニスタンでも、あちこちで洪水が発生しているとの報道もあった。世界の天候のパターンが変化しているという印象が強くなるばかりだ。

追記(2013/08/14)2;
今日昼のBSワールドニュースでは、ロシアのアムール川流域の洪水はさらに悪化しているようだ。大雨はさらに1週間は続くと予報されているとのこと。アム-ル地方の大雨の延長と思われる北海道の天候不順も今しばらくは続きそうだ。

また、中国では東北部(満州)で洪水が起きている一方で、南東部の浙江省では干ばつ(旱魃)の被害が出ているらしい。天気図では一時期、太平洋高気圧がチベット東端部まで張り出していたのでその影響だろう。高気圧に覆われた中国東南部では雨が降らず、南シナ海やベンガル湾から、高気圧の西を回って北上した暖湿気流が、中国北東部やロシア沿海州で北の寒冷高気圧とぶつかって大雨を降らせているのだと思われる。

後続記事;
天候に変化の兆し?
晩夏へ;(2013/08/16)

選手の健康が心配な甲子園の大気汚染

夏の甲子園大会が始まったが選手の健康が心配だ。

心配する理由は暑さではない。暑さは様々な方法でそれなりの対処ができるからだ。

それよりもこの夏の大気汚染のひどさだ。これが選手や応援団の健康に害を与えなければよいのだがと心配しているのだ。

神戸の自宅からみると、今日も風景は真っ白で2Kmも離れていない港がかすんでいる。テレビ画面で見る甲子園の背景も真っ白でほとんど何も見えない。原因はスモッグで最近話題の微粒子以外にも多種の汚染物質を含んでいるはずだ。これらの汚染物質は夏の強い太陽光に照らされると酸化性物質(いわゆるオキシダント)を生成し、これがさらに他の物質を酸化すると発がん物質など種々の有害物質が生成する。これはまさに昭和40年代から50年代にかけて、種々の被害を与えた光化学スモッグだ。

現在はなぜか微粒子のみが話題になり、大気中の有害化合物濃度は無視されている。オキシダントや発がん性物質濃度を取り上げると、大騒動になるほど濃度が高いので伏せられているのでなければよいのだが。当時は有害物質濃度が常に監視されていて、規定値を超えると光化学スモッグ注意報や警報が発令された。そして、極力屋外に出ないようにと勧告れ、工場や発電所はボイラーの稼働率を下げるか停止するよう求められた。白くかすんだ風景を見ていると、当時を上回る汚染状態なのではないかとの疑問がわく。

いずれにしても球児や応援団の大気汚染被害が心配な夏ではある。

August 07, 2013

海自軽空母が進水

海上自衛隊の3隻目のヘリ空母が進水したと報じられている。

記事では「ヘリ空母型の縦通甲板を持つ護衛艦」と記載されているが、形状からもサイズからも大型のへり空母そのものである。さらに船体の全長は多くの固定翼機用軽空母(支援空母)並で、排水量がわずかに小さ目である以外は大きな差がない。外寸が大きいにもかかわらず排水量が小さい点は、固定翼機の発着艦を想定していないので、飛行甲板とそれを支える船体の強度が低いためだろう。

このため、自衛隊の次期戦闘機とされているF-35の空母運用型は重量過大で、この空母への着艦は難しそうだ。従って、米軍のF-35の前進基地として利用できる見込みは小さい。また、その重量に耐えるための改修には多額の費用が必要になるだろう。

追記(2013/08/09);
現状でも小型で軽量のハリアーの運用は可能かもしれない。

August 06, 2013

白い夏

天候は安定に向かうと予報されているが、空気は相変わらず汚い。山麓の住宅街にある我が家から見ると一面真っ白で、視程は4~5kmしかなく港もかすかに見えるだけだ。全くひどいスモッグだ。

天気図を見ると、太平洋高気圧が例年になく西に張り出しいる。その北側に沿って、北京周辺から汚れた大気が流れ込んできているのだろう。いくら安価だと言っても全くありがたくない輸入品だ。

大気汚染に起因するぜんそくなどの呼吸器障害が増えなければよいのだが。

August 05, 2013

アルコール燃料の危険性

滋賀県で消火訓練中に起きた火傷事故は、アルコール燃料特に低級アルコール燃料に特有の危険をよく示している。

事故を起こした消防団員は、「火が消えていると思って燃料を注ぎ足した」と話していると報道されている。実は、このように火が着いているかどうかわかりにくいのがアルコール燃料の特徴だ。

アルコール燃料は、喫茶店のサイフォン用のアルコールランプや、バーベキュー用のゲル状助燃剤や、旅館や料理店で出される小鍋用の固形燃料などに日常的に利用されている。しかしこれらに共通の性質として、炎が暗いので晴天時の屋外など明るい場所では見えにくい特徴がある。特に背景が明るい場合には、薄青い炎はほとんど見えない。このため、着火しているのに気づくのが遅れて大きな火災になることがある。これが他の可燃性液体とは異なる、低級アルコールに特有の危険性だ。

今回はエタノールだが、メタノールを燃料に使うインディーカーのレース中の燃料補給時に、こぼれたメタノールに引火しているのに気づくのが遅れ、車が炎上したのをテレビ中継で見たことがある。この際、補給係が慌てて補給ホースからメタノールを振りまいため、それをかぶったメカニックにも火が着き、地面を転げ回るところへバケツで大量の水をかけて消火するという光景が見られた。また、脱出するのに時間がかかるドライバーにも同様に水がかけられていた。しかしこの間、テレビ画面では全く炎が見えず、何が起きているのか認識するのに時間がかかった。

このようにメタノール、エタノール、イソプロパノールなどを主成分とする低級アルコール燃料は炎が見えにくい。このため、ゲル状燃料の一部には、炎を着色して見やすくするために金属塩を添加(理科で習う炎色反応の応用だ)している物があると聞いたことがある。しかしそれでも、屋外での認識性が十分に高いとはいえない。従って、低級アルコール燃料を日中の屋外で使用する場合には、着火しているかどうかの確認を目だけで行うのは危険な場合があると言うことを念頭に置いておくべきだろう。

追記(2013/08/05);
実は、粉末消化器や泡消化器ではアルコール火災は消火しにくい。少量(数リットル程度)の水溶性の可燃性液体(低級アルコール、アセトン等)は、大量の水で薄める方法が有効で手っ取り早い。

この点からも、今回の訓練でアルコールを使用したことが適切であったかどうか再考すべきだろう。炎が明るく見えやすいので消火の確認が容易であるという点からは、シンナー類やガソリンの方が安全だったかもしれない。あるいは、ぼろ布にしみこませた灯油も使えたのではないだろうか。

August 03, 2013

国民の恐怖を煽れ;全体主義への道

米国がまたテロ情報を流し、国民に警告している。

銃器所持に執着することでも分かるとおり、臆病な傾向が強い米国人をこのような方法でおびえさせることは、全体主義指向を強めさせる上で実に有効だ。

同時多発テロ後、米国は戦前の日本にあった「治安維持法」によく似た「愛国者法」作り、テロ防止と言えば政府はすべての国民の人権を無視して無期限の拘禁などほとんど何でもできるようになっている。政府の自由度をさらに高めて、国民に対する監視と抑圧の自由度を高めるためには、さしたる根拠なしに出せるテロ情報などで恐怖を煽ることはもっとも手軽で有効な手段だ。

今後、米国はさらに全体主義的の方向に進んでゆくだろうし、「同盟国」に対しても米国の意向に従うよう圧力を強めてゆくだろう。

米国による世界の全体主義支配が懸念される。

August 02, 2013

橋下氏逃亡を画策中か?

自分の発言が原因で賞味期限切れとなった「日本維新の会」に見切りをつけて、橋下氏は逃亡して新しい看板を掲げられる新党の立ち上げを画策しているような気配だ。

背景には自身の発言が原因で賞味期限切れとなった「日本維新の会」に見切りをつけ、まだけちがついていない新党を設立して新規まき直しを図りたいと言うことがあるだろう。また、上位者として橋下氏に批判を浴びせる石原氏に嫌気がさしたと言うこともあるだろう。また、議席を持つ代議員達は彼らのもくろみに沿う主張をして両代表の言うことに従わない。

橋下氏はこれらに嫌気がさし、離党して新党を立ち上げるために、自分が悪い子にならずにすむ段取りを探している物と思われる。はたしてこれがうまく行くのか、それともその過程でさらに無様な振る舞いを露呈するのか、関心を持って見て行きたい。

麻生氏の「ナチスを見習うべき」発言;認知症を疑う奇矯な行動。

麻生氏が身内の講演会で、「ワイマール憲法を混乱なしにナチス憲法に代えたナチスの手口を見習うべきだ」と発言して、国内外から激しい非難を浴びている。この部分はどう呼んでもナチス礼賛に聞こえるので非難は致し方がない。

この非難の十字砲火を浴びて、麻生氏は発言の趣旨が正しく伝わっていないとの理由で発言を取り消した。この発言全体の要旨をいくつかの大手メディアが掲載しているが、それを読むと「ナチスの手口を見習え」の部分は確かにナチス礼賛に聞こえるが、話の前段部分から続けて読むと全くの意味不明な文章になっている。あけすけに言えば支離滅裂だ。

麻生氏が外国出張する場合の「アル・カポネ」気取りの服装と言い、今回の支離滅裂発言と言い、彼の最近の行動は常軌を逸している。老年性認知症を発症し始めているのでなければよいのだがと思う。

追記(2013/08/04);
戦前の日本はナチスドイツと同盟し、国民を掌握する手本としていた。だから戦前回帰はナチス流への回帰も意味する。そして「ナチスを手本に」などと言えば、ナチスを部分的にでも肯定する物として世界の大半の国から非難を浴びることになる。

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