大荒れ相場続く
今日も相場は大荒れだ。背景には世界中に主要国の年間予算総額の何年分もの投機資金があふれていることがある。その結果、投機市場で動き回る資金の制御は、一国の政策では対処できなくなっているのだ。
さらに、資金の動きを激しくする要因として、相場を支配勢力が「投資組織」から「投機組織」に交代していることもあげられる。短期の利益を追う投資組織が市場を荒れた物にしていたが、現在の支配勢力である投機組織はさらに短い期間での利益を求めるため、風評や憶測で右往左往する傾向が強い。これが相場変動をさらに荒くしている。
これはアベノミクスの限界であることも確かだが、グローバル化した相場を一刻でコントロールしようとすることが幻想にすぎないと言うことだ。
経済再生を目的とするのであれば、所詮は投機資金の供給にしかならない金融資金供給よりも、直接に国内の雇用を増す起業投資に対する減税や政府融資などを行う方がよい。
« 梅雨が消滅 | Main | フィルター自動清掃機能付きのエアコンでも、フィルターの手洗いは必要 »
Comments