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March 06, 2013

マクロ撮影用広角レンズ

Canon PowerShot SX30ISで、超広角レンズによるマクロ撮影の面白さに気がついて以来、フイルムカメラのマクロレンズと併用して楽しんできた。

超広角レンズによるマクロ撮影は、視野角の広さや焦点深度の深さを利用して、周辺環境を取り込んだ独特の画像を得ることができる。そこで今回EOS6Dを買ったのを機会に、フルサイズカメラでも同じ様な撮影に挑戦したいと思うようになった。もちろん換算焦点距離が同じでも、超短焦点レンズであるコンパクトカメラのような焦点深度は得にくいだろうが、逆に絞りを大きく変えることによって様々な表情の画像を得られる可能性もある。それを試したいと思うようになったのだ。

そこで候補に挙げたのが、Canon EF24mm F2.8 IS USMとSigma 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACROの二本だが、それぞれに得失があり選ぶのがなかなか難しい。

両者の特徴を挙げると、

Canon; 小型軽量でフィルター径も小さい。リアフォーカスタイプである為、焦点合わせに伴う全長変化がない。
Sigma; 最短撮影距離での撮影倍率が大きい。

このうち、最短距離での撮影倍率の差は意外に大きく、Canon製24mmが最短距離20cmで0.23倍(1:4.3)であるのに対し、Sigma製24mmでは最短距離18cmで0.37倍(1:2.7)である。これを最短距離での撮影範囲で表すと、Canon製24mmでは157mm×104mm、Sigma製24mmでは97mm×65mmと大きな差になる。この差の主たる原因は、最短撮影距離でのレンズ長の違いだ。

と言うわけで今のところ、軽さをとるか撮影倍率をとるかで迷っている。

参考までに最短距離での撮影範囲の比較図を作って見た。右側の円はその花の平均的な大きさで、これを枠の中に当てはめてみると撮影範囲内でその花が占める大きさが分かる。

これから見ると、撮影したい画像のイメージからすればCanon製24mmでも十分なようには思えるのだが・・・・。

ついでに、焦点距離が同じで最短撮影距離に大差がないにもかかわらず撮影可能範囲(=撮影倍率)が大きく異なる理由を概念図にしてみた。Sigma製24mmレンズのサイズが大きく、また近距離への焦点合わせに伴って恐らく筒長が伸びる為、レンズ先端からの距離に差がある。これが撮影可能範囲が大きく異なる理由である。

追記(2013/03/07);
暖かい日が続いて、カメラを持って野に出る時期になり始めていることを教えている。今週中には決めることにしよう。

ただ、私がよく利用する家電量販店のWebサイト(通常、カメラ量販店より安い!)ではレンズ本体とプロテクター、C-PLフィルターの合計価格がどちらも¥55,000-前後で¥1,500-程しか違わない。これもまた決めにくい理由ではある。

ところでEOS6Dの説明書を読むと、レンズの収差や周辺光量低下を補正する機能がある。これにはCanonか供給される補正データを用いるのだが、考えてみればデジタルカメラでは印刷完了までにソフトウエアによる様々な補正や補間が入る。こんな時代に、レンズの解像度の少々の差は意味がないのかもしれない。

レンズ特性補正ではセンサー上の場所ごとにコントラストの補正も可能なはずだ。これによって、コントラスト比で表現されるMTFチャートとは全く異なる特性にすることも可能なはずだからだ。また、各画素の信号は各三原色の素子のデータから合成して作られる。この段階でもレンズ自体の分解能とは異なった情報に加工することができる(注)。

デジタル時代の写真には、レンズの性能よりも結像後の過程で関与するソフトウエアの特性と相性が重要なのかもしれない。

(注);レンズの各種収差や歪み、撮像素子面での光量分布などのデーターが有れば、それを利用して各素子から得られた情報を調整したり位置をずらしたり光の強度を修正したりすることでレンズの弱点をカバーできる。もちろん補正できる限度はあるのだろうが、こうなるとレンズの性能を真面目に議論するのはばかげているように見えてくる。

追記(2013/03/08);
とりたい構図の例を下にあげてみる。これはCanon PowerShot SX30 ISで、広角端の4mm(24mm相当)で撮影している(トリミング無しの生画像を縮小)。この画像でスミレの草丈を5cmとして計算すると撮影倍率は約0.20で、上記のどちらのレンズでも撮影できたことになる。

このような構図はコンパクトカメラの得意分野だが、SX30 ISのレンズは色収差がひどい。このような構図をもっと良い画質で撮影したいし、背景のぼけ具合も自由に調整したい。

砂丘上のアナマスミレ

追記(2013/03/09);
結局、Sigmaの24mmを発注した。決め手は、倍率0.2付近での合焦範囲の手前側の余裕が大きいこと。これは撮影時の操作性に影響しそうなので、重さと若干解像度(やヌケ)が劣っているかもしれない点(注)には目をつぶることにした。

(注)Web上で公開されているMTF図(絞り開放)からの判断だが、両レンズの解放f値が異なるので公平な比較にはならない。同じCanonの24mmでも、F1.4L Ⅱ USMはF2.8 IS USMより、MTF図上では絞り開放では解像度が大きく劣っていることになるからだ。解像度は、絞り込めば当然良くなるし、今のレンズの複雑な合焦システムでは撮影距離によっても変化するだろう。

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