おちゃらけに聞こえた反原発デモのシュプレヒコール
今日(2013/03/10)買物に三宮に出かけた帰り道のこと、妙に節をつけた声が聞こえてきた。
始めはお笑い系の大道芸人がおちゃらけ芸を披露しているのかと思ったのだが、同じ文句を繰り返しているようだった。そのうち文句が聞き取れるようになったので、今日各地で行われていた「反原発デモ」と分かった。聞こえていたのはそのリーダーの声なのだが、妙にへらへらした発声で、おちゃらけたようなリズムと抑揚をつけているのでお笑い系の大道芸のように感じてしまったのだ。
いつも思うことなのだが、日本人はデモとシュプレヒコールは全くへたくそだ。ほとんどが間延びしてしまり無く聞こえる。その為、私とは異なる主張のデモだけでなく、近い主張のデモであっても見ていてげっそりしてしまう事が多い。シュプレヒコールの定番である「ガンバロー・コール」ですら、だらけたように聞こえることが多い。
これに対し、欧米やアジア・アフリカのデモ報道などを見ると、リズミカルで歯切れの良いシュプレヒコールが聞こえ、統一感・統制感、そして参加者の熱意と勢いを上手く演出している。それに較べると、日本のデモはしまりのないシュプレヒコールのせいで勢いが感じられない。また、姿勢や足を引きずるような歩き方のせいで、デモというよりは難民の群れのように見える。
シュプレヒコールにしまりがないのは日本語の特性のせいだと主張する人もいるが、演出しようとする意識と工夫が根本的に欠如しているのだと思う。デモのリーダーたちはもっと工夫して、活気と熱意が感じられて聴き応えがあるシュプレヒコールを工夫してほしい。
追記(2013/03/12);
不真面目に聞こえた理由は、それが「東京音頭」の繰り返し部分(しばしば「お父ちゃんもお母ちゃんもxxxx」とふざけた卑猥な歌詞で歌われる部分だ)のリズムと抑揚でコールされていたからだ。ただし、「東京音頭」はAllegro(四分音符=120)のスタッカートで歌われるが、聞こえてきたシュプレヒコールはAndante(四分音符=80前後)のレガートだった。これで「げ~んぱ~つい~らない。ど~こに~もい~らない」と、近頃の若者がお気に入りのへらへら声でコールしているのだから真剣味が感じられるわけがない。むしろ、おちゃらけているか、あるいはデモの主旨をおちょくっているかのように聞こえた。これはデモの自分たちの主張をアピールするという目的には全くそぐわない。
歴史的にシュプレヒコールが下手な日本人ではあるがましなものもある。たとえばスポーツ中継で良く聞こえてくる、「ニッポン・チャ・チャ・チャ」でこれはAllegro。このリズムに乗せて「げん・ぱつ・いら・ない」と2拍子のAllegroかややそれより早めのスタッカートで叫べば、歯切れ良く活気と熱意が感じられる物になるだろう。ただしこれを関西人にやらせると、「げ・ん・ぱ・つ・い・ら・な・い」とべたべたの4拍子になりそうだが・・・・。
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原発に取って代わりうる次世代エネルギーは、核融合でも太陽光でも地熱でも水素でもなく、プラズマです。
ttp://keshefoundation.org
ttp://www.onpa.tv/2013/05/13/789-3
ttp://www.onpa.tv/2013/08/11/1893
ttp://sunshine849.blog.fc2.com/
政府が未だに握りつぶしている、ケッシュ財団のプラズマリアクターを早急に公表させることが、この国の抱えるあらゆる問題を解決へと導く唯一の手立てでしょう。
追記 by 馬納戸昇
かつてMHD方式のプラズマ発電が研究された時代があったが、プラズマ発生に必要なエネルギーを原子炉の高温で供給することになっていた。
siodgp氏はプラズマ発生に必要な高いエネルギーをどこに求めるのだろうか。それともプラズマ発生に大エネルギーを必要としない方法があるのだろうか?エネルギー保存則に反するように思えるのだが。
Posted by: siodgp | September 22, 2013 05:36 PM