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March 2013

March 28, 2013

何が何でも~にしろ。

関東平野北西部にあるという立川断層が、従来の知見とは異なる動き方をする証拠を見つけたので防災計画の見直しが必要だと報じられていたが、今日はこれが誤りだったと報じられている。

誤りだという根拠は、立川断層が横ずれ型である証拠とされた地中の粘土層が、実は以前そこに建っていた工場の基礎杭だったというお粗末。原因は功名を焦った学者の早とちりらしい。

今回は、公開された現場を見た部外者からこれは人工物だろうと指摘された事から真相が判明下と報じられているが、誤報に振り回された地元自治体にとってはとんだ迷惑だったろう。別の見方をすれば、現場が公開されなければ事実誤認の指摘もなされず、誤認は闇から闇へと葬られたことだろう。

これに限らず、功名にはやる学者たちには何が何でも新発見であることにしようとする例が少なくない。生物分類学者は、ごく小さな差異をたてに「新種」を発見したと主張し、地震学者は「危険な活断層」を新たに発見したと主張する。かくして生物種も活断層も止めどもなく増えて行く。

生物種が増えても一般人が困ることはあまりないだろうが、「危険な活断層」がむやみに増えてはインフラコストが増大し一般人の経済的負担が不合理に増える。

売り上げ増しか考えないB級メディアならともかく、A級メディアは学者間の功名争いから距離をとった慎重な報道が求められる。

ツバメ初見(2013/03/28)

春の使者がやってきた。

今日車で外出して信号待ちをしていると、目の前をツバメが横切った。さらに夕方、近所に買い物に出ると店の前の電線にとまって賑やかに囀っているのが見えた。

私は今日が初見だが、店の人に尋ねると数日前からだと言う。

ツバメが来るともう、ひどく冷えることはなくなる。ソメイヨシノがこのあたりでも五分咲き。いよいよ春本番だ。

March 27, 2013

総選挙取り消し?

選挙制度改革の確約を得て行われた昨年の総選挙だが、約束が反故にされそうな雲行きだ。もちろん議席の為であれば無法行為でも背信行為でも何でもする、議員先生方の抵抗の為だ。

安倍政権が約束を守れないのであれば、違憲判決も立て続けに出ていることだし、昨年の総選挙を無効取り消しにして、野田政権に戻して選挙制度改革を済ませ、その上で総選挙をやり直すべきでは?

・・・・・・・・・・(笑)。


もっとも有権者である国民の方もいい加減だ。

「先進国並みの二大政党政治を目指す」とした小選挙区制を熱心に支持したかと思うと、「死票」が出るから小選挙区制は良くないと言う主張を熱心に支持する。さらには、小政党に不利な「小選挙区制の欠点を補うため」として支持された比例代表制にも反対論が出る。

背景には、何であれ現状に反対すれば売り上げが増やせると考えるメディアのキャンペーンがあるのだが、すぐそれに乗せられて踊る民衆の方も思慮がない。

民衆はすぐに付和雷同して定まらないと嘆いた古の政治家がいたが、まさにその通りだ。

朝日新聞が国産擁護論に?

朝日新聞2013/03/27付け夕刊の「人脈記」に「国産にも意味がある」という見出しが付いている。

内容は自衛隊の制服など制服製造で支えられてきた国内メーカーが、官庁などの制服の廃止や輸入品への切り替えなどで苦境にあるという物だが、その中でむやみなコスト優先を主張する官庁や政治家たちに苦言を呈している。購入価格だけで安価な輸入品を買うことは、回り回って結局日本人全体を苦しめることになると言うのは私の従来からの主張だが、戦後長い間国産品優先購入論がタブー視されてきただけに、部分的にしろ似通った議論が出てきたことは好ましい。

日本経済復興の為に、もっと国産品愛用を主張しようではないか。

危うい空気が漂う・・・・

何となくふわふわした空気が漂う今日この頃の政界。

前回の「美しい日本」同様中身のない言葉だけが流布して、実体が伴っていない不安感がある。一国の経済状況が一国の政策だけではどうにもならない現代、好景気も不景気も欧米の状況次第という危うさがある。

それにしても、自民党政権になったとたんにそのご機嫌取りを始めた財界。旧い癒着体質が変わっていないことをはっきりと示した。また、第二労務部と言われて久しい大手企業労組を主力とする連合の力の無さも露呈した形だ。

それにしても、自民党がすることには何でも反対の社会党主流派に対するアンチテーゼとして、健全野党を目指して分裂した民社党の理想はどこへ行ったのだろう。主流派争いに負けて自民党から追い出された者達を受け入れたことが、民社党が変質した原因かとも思う。

March 20, 2013

The lion sleeps today;ライオンは寝ている

ナショナルジオグラフィック・ジャパンの3/19付け「今日の写真」に、「ライオンは寝ている」という記事がある。

実に気持ちよさそうに眠りこけている雄ライオンの平和な姿に楽しくなってしまった。撮影者は、「ライオンは寝ている(The lion sleeps tonight)」をハミングしながら撮影したのだろうと想像した。

March 16, 2013

パンスターズ彗星

今夕は西の空が良く晴れていたのでパンスターズ彗星を探しに出かけた。ただし、六甲山の南側の市街地にある我が家からは西の空が山陰になって見えないので、摩耶山の山頂近くの明石方面が良く見渡せる場所に狙いをつけた。

18時20頃に到着し西方を見渡すと、晴れてはいるが地平線近くに靄のような薄い雲がかかってやや条件が悪かった。それでもあわよくばと、大口径の双眼鏡を使って19時頃まで探したが見つけられなかった。国立天文台のガイドに従ってほぼ真西の、地平線から10°のあたりを繰り返し探したのだが、ちょうど夕焼けが薄れるあたりで明るいので見つけることができなかった。

仕方がないのであきらめて帰宅したが、観察の合間におよその見当をつけた場所を撮影した写真を調べたところ、その一枚に微かに彗星が写っているのを見つけた。焦点距離や露出を変えながら何枚か写したのだが、明るすぎたり暗すぎたりしたうちで、一枚だけ適正露出になったのだろう。

これがそれだとお見せしたいところだが、70mmの広い画角で当てずっぽうで撮影したため、Web用に縮小すると見えなくなってしまうので残念ながら・・・・。

と言いながら写真を載せてしまう図々しさ。中央右よりの三本の矢印の先端が示す位置に彗星の先端があり、上方に矢印とほぼ同じ長さの尾が伸びている。

これがその部分の拡大(dot-to-dot)。

デジカメのノイズだろうと言われても反論できない不鮮明さだ。

ただこの写真で、この彗星が肉眼ではどのような大きさに見えるのかについてのイメージは分かってもらえるのではないかと思う。

この彗星は今後太陽から離れて行くが、彼岸に近い今は日没時間もどんどん遅くなる。夕焼けとともに沈んでいってしまうこの彗星を観察するのは、アマチュア天文家の指導を受けながらと言うのが良さそうだ。

追記(2013/03/19);
他の写真のこの位置を調べると、もやもやした雲状の物が写っているばかり。この写真の時だけその位置の雲状の物が薄れたのかもしれない。

ただし、この雲状の物は低い位置だけにたなびくようにあり、普通の雲とは感じが違う。黄砂がこのように見えるのだろうか?

天気図では今夕も観測向きだが、薄い黄砂がやってきているという予報もある。これが彗星観測を邪魔する可能性もある。

March 15, 2013

春は早足

一週間ぶりに歩いて三宮まで出かけた。

歩きながら周囲を眺めると春が急速に進んでいる事に驚く。もうあちこちで「ユキヤナギ」が咲いており、「コブシ」や「オウバイ」なども咲き進んでいる。道端では「ホトケノザ」も既に花盛りだ。

「ソメイヨシノ」の芽もずいぶんとふくらんだ。開花予想ではあと一週間ほどだから当然と言えば当然だが。

春は早足で進んでいる。

March 14, 2013

大彗星接近中

と言っても今見えているパンスターズ彗星のことではない。

SOHOのトップページに、今年11月28日に太陽に大接近する彗星があり、巨大彗星になるのではと期待されているという記事が出ている。これは、これを発見するのに寄与した観測データ共有組織の名を取って「ISON彗星」と呼ばれる彗星に関する記事だ。

この彗星は、近日点では中心間距離が太陽の半径(695,990 km )の2.7倍まで近づく(注)と予想されており、このため巨大彗星になるのではと考えられているのだそうだ。私にはむしろ、近づきすぎて消滅してしまうのではないかと思われるほどだ。実際に最近の数年間にも、太陽の至近距離を通過して消滅してしまった彗星がいくつかあり、これらは「自殺彗星」とも呼ばれた。

はたして巨大彗星になるのか、近距離を通過中に消滅してしまうのか。11月にはまた、派手な天文ショーが見られるかもしれない。

(注)太陽の半径を地球の半径に置き換えて見ると、月の軌道半径の約1/22(約17,000km)に相当する。これはまた、静止衛星の軌道半径(約42,000km)の約1/2.5でしかなく、小惑星がここまで地球に近づいたら大騒ぎだ。

マクロ撮影用広角レンズ(2);Sigma 24mm F1.8 Aspherical Macro

注文していた「Sigma 24mm F1.8 EX DG Aspherical Macro」が届いた。よく利用する家電量販店のオンラインショップで、取り寄せになっていたので10日程かかると見ていたのだが、3/09に発注して今日(3/14)だから予想外に早かった。

早速ベランダの鉢植えで近接撮影を試してみたのが下の画像。いずれもテストと言う事でトリミングも補正もしていない。

テスト画像,f=1.8

テスト画像 f=8.0

テスト画像 f=22

「ひごすみれ」
Canon EOS6D
レンズ;Sigma 24mm F1.8 Aspherical Macro
測光モード;パターン(評価測光)、補正+1Ev
撮影モード;絞り優先
上から、f=1.8 1/250、f=8.0 1/40、f=22 1/30
感度;AUTO(上から、ISO100、250、1600)
ホワイトバランス;曇天

曇って光の条件が悪かったが、何とか手ぶれはせずに撮影できた。周囲にゴタゴタと他の鉢を置いて撮影したのだが、短焦点レンズを絞り込むことで、通常のマクロレンズより深い焦点深度が得られることは、ある程度示せたと思う。

花の美しさだけを狙うのであれば1枚目のように背景をぼかすのだが、このような画像は50mm~100mmの一般的なマクロレンズで十分だ。しかし、生態写真的に周囲の状況を取り込み、かつ花そのものも大きく写したい場合にはやはり広角マクロが必要だ。

今回はテストとして手近な被写体を使ったが、光の条件の良い時に山でまともな写真をとる事にしよう。

追記(2013/03/14);
保護フィルターを取り付けながら思ったことが一つある。それは超広角レンズになると、フィルターによって発生する収差も馬鹿にできないのではないかと言うことだ。

分散(補足)によるずれの量は入射角が浅く(大きく)なればなるほど大きくなる。従って画角が大きい超広角レンズでは、低分散ガラスを使用したフィルターでなければ周辺部の画質が目に見えて低下することがありそうだ。昔の高屈折率樹脂製の眼鏡レンズは分散が大きかった為、横目で見ると物の輪郭に色が付いたのがその例だ。やはり、技術が高く信頼できるメーカーのものを使うべきなのだろう。

補足;「分散」とは、光の波長によって屈折率が異なる現象で「色収差」の原因。虹の外側と内側で色が異なるのは「分散」があるからだ。置物やシャンデリアに使う鉛ガラス(クリスタルガラスの一種)が多彩な色の光を放つのも同じ理由。通常屈折率は波長が長い赤から波長が短い青紫に向かって大きくなるが、逆になる場合(一部の波長範囲だけの場合もある)もあり、この現象を「異常分散」(または「負の分散」)と言う。

蛇足;それにしても77mmΦフィルターはでかい(それに高い)。枠が厚いフィルターでもケラレが出ない為だとは思うが・・・・。

追記(2013/03/17);
神戸市立森林植物園の福寿草で、90mmマクロレンズと24mmレンズとの比較をしてみた。

ふくじゅそう 90mmレンズ

これは90mmマクロレンズの画像。

周囲の状況は、画面内にほとんど取り込めていない。
逆に花だけを強調したい場合には、画面を整理しやすいので画角の狭さや焦点深度の浅さが有利になる。

レンズ;Tamron AF SP 90mm F2.8 Macro

Canon EOS6D
絞り優先モード
f=4.0,1/250
パターン測光

福寿草 24mm F1.8

こちらは24mmレンズの画像。

周囲の状況が広く取り込まれているが、細かい様子はよく分からない。

レンズ;Sigma 24mm F1.8 Aspherical Macro

Canon EOS6D
絞り優先モード
f=4.0,1/250
ISO=100
パターン測光

福寿草 24mm F11

これはf=11まで絞った場合の画像。

背景がかなりはっきり見えるようになる。

同上;
f=11,1/30
ISO=100


晴天の手持ち撮影では、このぐらいの絞りを多用することになるだろう。

一杯まで絞り込むとこんな感じ。

同上;
f=22,1/40
ISO=100


感度面ではまだ余裕があるので、もう2段階上まで絞りがあるといいなというところ(補足)。

これはCanon PowerShot SX30 ISによる画像。

焦点距離4mm(フルサイズの24mm相当)

撮影モード;オート
露出不足になったので若干補正した。

色収差が目立つが、さすがに極端な焦点距離の短さが、深い焦点深度を実現している。

以上のように、一般的なマクロレンズやコンパクトカメラとの比較をしてみたところ、このような構図はやはりコンパクトカメラの得意種目だと言う事が分かった。ただし、画像の階調感や繊細さではフルサイズカメラの方が遙かに優れていることも確認できた。状況や目的に応じて使い分けることにしよう。

補足(2013/03/31);
とは言うものの技術的には難しいのだろう。絞りの数値は、レンズの焦点距離をその数値で割った大きさまで光路径を小さくすると言うことを意味している。

もっとも絞りがある部分の光路径は、絞りのメカニズムを納める為縮小されている。その為実際の絞り径は、下式のように絞りがある部分の光路径に解放絞り値を掛けた数字を絞り値で割った値になる。

  d=D×F÷f
    d;絞り径 D;絞り部分の光路径 F;開放絞り値 f;絞り値

仮に、D=40mm,F=2.0とすると、
f=22では、d=40×2.0÷22=3.6(mm)
f=32では、d=40×2.0÷32=2.5(mm)となる。
一眼レフなどの高級レンズに多い多板式絞りでは、絞り経が小さくなるにつれ絞り板が厚みのせいでねじれる為設計がつらくなるだろう。

なお、絞りの数値が2のn乗の平方根で並んでいるのは、絞りひと目盛りごとに光量を半分にする為、光路径を1/√2にするからだ。

追記(2019/05/15);
フルサイズ用超短焦点マクロレンズとしてLAOWA LW-FX 15mm F4.0 WIDE MACRO 1:1 に興味を持っている。 メーカーサイトには私が取りたい構図、背景をぼかさずに取り込んだ画像の例があり、周囲を取り込んだ生態写真的な花の写真を撮りたい私には向いていそうだ。

残念ながら今は腰を痛めていて野山に出かけられない。 回復に努めて行けるようになったら購入することも考えたい。

March 13, 2013

ベランダの早春

暖かい日が数日続いた間に、ベランダの鉢植えの芽が伸び始めた。既に咲き始めている「においすみれ」の他に、「ひごすみれ」や「ひめすみれ」も花茎が伸びてぼつぼつと花を開き始めた。このほかにも、寒さが厳しかったこの冬の間、完全に葉を落としていた様々な鉢植えの芽がふくらんでいる。

北日本ではまだまだ寒い日が続くようだが、私が住む関西地方では急速に春が進み始めた。

March 11, 2013

ブルーライト対策商品はインチキ商品

一部で話題になっている「ブルーライト対策商品」だが、これは典型的なインチキ商品だ。その理由はいくつかある。

まず、「有害なブルーライト」を遮断すると言う主張だが、対象となる「ブルーライト」の範囲がまちまちで、人が青く感じる波長の全域(360~500nm)が有害だというものから、紫外線に近い420nm付近より短い波長域が有害だというものもありまちまちだ。

しかしながら市販商品を見るとごく薄い黄色に着色しているものばかりで、一般的な紫外線吸収フィルターにしか見えず、目に見える青色光全域を数十%単位でカットしているようには見えない。青色光全体をカットすれば濃い黄色に着色するからだ。三原色の一つを減らしてしまうのだから当然だ。(追記19参照)(ページ内のリンク先からはブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください)

それならば何を遮断するのか?色に影響しない青色光を遮断するとでも言うのだろうか?そんな光は青色光とは言えない。それは目に見えない短波長の光で、近紫外光と言うべきだ。しかしその波長域の光は、LCDに使用されている青色LEDの光にはほとんど含まれていない。(追記参照)

さらに言えば、LCDに用いられている青色LEDは基本的に照明用白色LEDと同じ物で、照明用LEDは同じ波長域の青色光を蛍光体に当てて一部を補色の黄色光に変換している。つまり同じ光は照明用LEDにも含まれているのだ。色変換用蛍光体は黄色を中心として可視光の全波長域の光を出しているので、むしろ照明用白色LEDの方が紫外線に近い波長域の成分は多い。また、色調可変型の照明用LEDはLCD用の三原色LEDと同じに赤色、緑色、青色の三原色を発光している(訂正参照)。それなのに、LCDのみを有害だと騒ぐのは矛盾している。

また、青色光は波長が短いので紫外線に近い有害性があるはずだと言う主張がなされているようだが、紫外線に近い400nm付近の光の比率は自然光(太陽光など)の方が高い。450nm付近のごく狭い範囲の光のみを放っている青色LEDより、400nm以下の紫外線領域までの波長を連続して含んでいる自然光の方が紫外線に近い領域の光を多く含んでいるのだ。それを考えれば、自然光よりもLCDの光の方が有害であると言う理屈は成り立たない。

また、蛍光灯は水銀蒸気中の放電で発生させた紫外線(主に255nmと365nm、他にも青紫から緑の領域に何本かの強い輝線がある)を蛍光体に当てて可視光に変換している。その紫外線の一部は管球の外にも放射されている。目に有害な波長成分はLEDよりも蛍光灯の方が多いのだ。現実に、光に対する耐久性(耐光性という)が低い染料や顔料で着色した製品を蛍光灯の光にさらしておくと、同じ強さの自然光より早く色あせることは染料や顔料を扱う者の常識になっている。これは蛍光灯から漏れ出てくる紫外線が原因である。(追記13参照)

さらに付け加えると、従来型のLCDや液晶テレビの光源として使われてきた冷陰極(放電)管は、点灯時に電極を加熱する必要がない点が異なるが発光原理は蛍光灯と同じだ。

それやこれやを考え合わせると、LCDのみを取り上げたブルーライト有害論は矛盾だらけでつじつまが合わない。従って、ブルーライト対策と称する商品は風評を利用したインチキ商品だといえる。(追記参照)

関連記事;「ブルーライト対策ソフト

追記(2013/03/12)1;
もし本当に青色LEDの主成分の光が有害だというのであれば、LCDの色調整機能を使ってB成分を弱くしてしまえばよい(調整はパソコン側からも可能。コントロールパネルのディスプレイを開くと「色の調整」という項目がある。)。「ブルーライト対策商品」などの必要はない。ただし画面の色が著しく黄味になる。だがそれが正しく青色光を減らした状態だ。


下に画面でそれを行った状態を示す。左側はR(赤)・G(緑)・B(青)の全てが100%の状態。右側はB(青)を50%カットした状態。


ブルーライトを50%カット

さらにまた、目に有害なほど強い近紫外光が含まれているとすれば、カラー表示に不可欠なカラーフィルターの色素がすぐに変色してしまう。その理由は上に述べた通りだ。

追記(2013/04/12)2;LCDと液晶テレビ
一つ書き忘れていた。パソコン用のLCDと液晶テレビは本質的に全く同じものだ。違いは放送を受信する為のチューナーの有無だけと言って良い。それが証拠に、液晶テレビでもパソコン画面が表示できるし、然るべきべきインターフェースを介せばパソコン用LCDで放送番組を表示できる。現に、パソコンとその表示装置でテレビ放送を視聴したり録画するためのアダプターが市販されている。

にもかかわらず、液晶テレビは目に有害だと言わない。これもブルーライト対策商品がインチキである証拠だ。(2013/10/23現在液晶テレビ売り場でブルーライト対策商品は見たことがない。もっとも、PCモニター用商品の価格から推定すると、50型液晶テレビ用ブルーライトカットフイルムは10万円を越える価格になるだろうから出しても売れないと言うことだろうか?)

もっとも、どうしてもブルーライトを減らしたいというのであれば、カラーテレビには必ず付いている色調整機能を使って色温度を下げるか、三原色毎の調整ができるのであればブルー成分を減らせばよいだけのことだ。ブルーライトカットフイルムや眼鏡などもともと必要がない。色温度を大きく下げたりカット率を上げると、追記1で示した図のように画面の色調が黄ばんで汚くなるが、これはブルーライトカットフイルムでも同じ事。

疲れ目やドライアイはCRT時代から端末作業における問題となっていた。テレビとパソコン画面との眼の疲れ方の違いは、凝視の程度の違いが原因だ。

追記(2013/04/12)3;
LCDや液晶テレビ用のバックライト用LEDに関する技術資料をシャープが公開している。
タイトル; 「技術解説 液晶TVバックライト用LEDデバイス」

追記(2013/05/11)4;
日経BPのサイトTech-onに、LEDの発光スペクトルを蛍光灯や自然光と比較した図表がある。
タイトル;発光スペクトルとは

また、「特定非営利活動法人LED照明推進協議会」のサイトにLED全般に関する技術解説があり、ここにはLEDの原理や構造に関する解説とともに発光スペクトルの図表がある。内容はやや専門的だが、理科好きの高校生ならば理解できるだろう。
タイトル;「LEDハンドブック第1章基礎編

ごく簡単な説明は、Panasonicのウエブサイト「LEDの発光原理」にもある。わかりやすい図があるので、理科が苦手な方にはこちらの方がおすすめかも。

追記(2013/05/13)5;
太陽光のスペクトルデータを掲載しているサイトはいくつもあるが、下記にもASTMの標準に基づく図表が掲載されている。
タイトル;Reference Solar Spectral Irradiance:Air Mass 1.5

ASTMは、日本のJIS(日本工業規格)に相当する米国の民生品についての標準規格だ。ASTMでもJISと同様に、各種の基準や標準、それについての試験方法、品質管理法などが定められている。軍用品に関する基準や試験方法はASTMとは別にMILで定められている。

追記(2013/05/14)6;
波長と色との関係は「x-y色度図」をみるとわかりやすい。「x-y色度図」は多くのサイトに掲載されているので検索してみると良い。

x,y(およびz)は、三原色のそれぞれをどのような比率で感じているかを示すもので、それによって色合いが決まる。(追記14参照)

追記(2013/05/14)7;
市販されている「ブルーライト対策眼鏡」や「ブルーライト対策フィルム」はごく薄く黄色に着色しているようだ。恐らく写真用「UVカットフィルター(ほとんど無色かごく薄い黄色)」か「スカイライトフィルター(ごく薄い赤紫)」の材料が使用されているものと思われる。これらのフィルターの透過率特性は「ケンコー」や「マルミ光器」などの写真用フィルターメーカーのサイトやカタログ(ケンコー社フィルターカタログフジフイルム社フィルターハンドブック[ダウンロード可能なpdf文書へのリンクがある])に掲載されている。その他の光学機器用のフィルターについては光学ガラスメーカー(「オーエムジー株式会社」など)のサイトに特性が掲載されている。

追記(2013/06/14)8;
上記のフィルター特性(波長ごとの透過率)とLEDの発光特性(波長ごとの光の強度)を掛け合わせると、フィルターを通過した光の波長分布が分かる。フィルターなしとありの場合の波長分布を比較すると、どの波長の光がどのくらい減少したのかが分かる。

さらに、これに三原色の視感度特性(追記14)をかけ三刺激値(X,Y,Z)を求めると、これを用いてフィルター有無での目に感じる色の違い(色差)も計算できる。

これらの情報を考え合わせると、「ブルーライト対策商品」は「青い光」全般をカットするのではなく、自然光と比較するとLEDにはごく少ない400nm付近以下の短波長光(近紫外線[UVA]領域の光)を「有害なブルーライト」としてカットしていると判断できる。

追記(2013/06/14)9;
テレビの特集番組を見ると、青色LEDの発する光が有害であることの検証として、マウスの目に青色LEDの光を直接に長時間照射する実験が紹介されていた。しかし、こんなことをすればどの色のLEDでも目に有害だ。

その理由はレーザーほどではないがLEDも指向性の強い高輝度の点光源であることだ。波長によらず、このような高輝度の点光源を長時間直視すれば網膜を損傷する(白熱電球でも透明なものは同じ)。これが、チップ型のLEDを拡散版なしに使用している懐中電灯などの使用説明書に、「警告」として「目を痛める恐れがあるので直視してはいけない」と書かれている理由だ。実際問題として、照明として利用できるほどの輝度があるLEDは、色にかかわらず短時間でも直視すれば目が眩んでしばらくは物が見えなくなる。

この危険を軽減するため、指向性が高くなくても良い用途に向けた物や拡散させる方が好ましい製品では、光を広い角度に拡散するようなレンズを付けたり、拡散するような形状の樹脂や半透明の樹脂への埋め込みが行われている。

この理由から、家庭用LED照明器具のカバーを外した状態で使用してはいけない。カバーの内部には多数のチップ型LEDがあり、それぞれの輝度が高いため頻繁に直視すると目を痛める可能性があるからだ。販売店では、カバーを外して展示されていることもあるが、点灯状態で直視するのは目のためによくない。

訂正1(2013/06/07);
一般的な白色LEDは、青色LEDの青色光を、補色である黄色を中心として広い波長帯で発光する蛍光体に当てて白色に変換している。ただこれとは別に、それぞれ緑色と赤色に発光する2種の蛍光体を用いて色を変換する、三原色蛍光発光タイプの白色LEDがあるようだ。

また、一般に三原色発光タイプと呼ばれるLEDには、一つのユニットの中に青色LED、緑色LEDおよび赤色LEDを持つものがあり、これは各色のLEDに流す電流量(電圧で制御する)を変えることによって自由に発光色を変えることができる。

ブログ内の関連記事;「マクロ撮影用LED光源」(2011/10/11)

追記(2013/06/25)11;
日亜化学の資料「光測定と単位について」にも白色LEDの発光スペクトルが記載されている。

追記(2013/07/17)12;
最近、博物館や美術館の照明に白色LEDが用いられる例が増えている。これは蛍光灯に比べて白色LED光には美術品を傷める有害波長成分(紫外線)が少なく、また白熱灯に比べると放熱(赤外線)が少ないので展示物の温度上昇がほとんど無いと言うことが、消費電力の少なさとともに大きな理由となっている。

追記(2013/07/22)13;ブラックライト
飲食店やクラブなどでデコレーションに用いられる蛍光塗料は、紫外線を照射することによって蛍光を発して光る。その紫外線源として使用されるブラックライトは、蛍光灯から蛍光体を省き紫外線がそのまま放射されるように作られている。内部に封入する水銀蒸気の圧力などを変えることにより、主に365nmの近紫外線を放射する長波長型と、主に255nmの遠紫外線(中紫外線と呼ぶ場合もある)を放射する短波長型の2種類がある。

長波長型が放射する近紫外線は蛍光顔料や蛍光染料を光らせるのに好適なため、蛍光検査薬を光らせる目的や装飾の蛍光塗料を光らせる目的で利用される。短波長型が放射する遠紫外線は化学作用が強いので殺菌力があり殺菌灯として用いられ、また感光性樹脂の硬化にも用いられる。ただし、感光剤を添加した感光性樹脂は近紫外線でも硬化できる。

このようなことからブラックライトが目に有害なことは明らかで、蛍光顔料(塗料)による装飾を光らせるためにブラックライトを使用している場所に長くいることは避けるべきだ。さらにこのような場所は、通常暗くしてあるため瞳孔が開いており、明るい場所よりも目に入る紫外線量が多くなる。このため明るい場所よりも被害を受けやすいことにも注意が必要だ。

追記(2013/08/16)14;
三刺激値とは人の目がR(赤)、G(緑)、B(青)の三原色をどのような強さで感じているかを示す指標(相対感度といってもよい)で、それは波長によって異なり、それぞれ強く感じる波長がある。それを示したものが下図だ。


三刺激値


作図には理科年表による10nm間隔の数値を使用した。この数値は国際照明学会のものと較べるとわずかに短波長側にずれているように思えるが、手元に持っていた資料が行方不明なため理科年表の数字を使用した。

各波長の光の強度にこの数値をかけてそれぞれを合計すると、三原色の各成分をどのくらいの強さで感じているかが計算できる。数値はそれぞれの曲線の下側の面積が等しくなるよう調整されているため、それぞれの合計値が等しければ無彩色(白や灰色など、色味がないもの)となる。これは、光の強さが可視域全体にわたって均一であれば白色光であるからだ。別の言い方をすると、光源の三刺激値それぞれの合計が等しくなければ物体の色が正常には見えない。

ただし、人間には色順応という性質があり多少の幅は許容される。色順応があるので、白熱灯でも蛍光灯でも、自然光でも白を白いと認識する。デジタルカメラのホワイトバランス調整機能は、この色順応に対応するためのものだ。

各色のLEDや三原色発光型蛍光灯は、可能な限り三原色それぞれの感度が最大になる波長の近傍だけで発光するよう設計されている。これは発光波長の幅が狭いほど鮮やかな色の光となり、混合した時により広い範囲の色を表現できるためだ。また、それぞれの感度が高い波長付近に集中して発光させる方が、三原色光として利用する場合に電力の無駄が少なくてすむ。

ブルーライト対策商品の多くは、色合いを変化させないため感度が低い400~410nm以下の光をカットするフィルター材料を利用しているものと思われる。製造業者がカット率30%や50%と言っているのは、400nmや410nmでの透過率を言っているものだろう。透過率50%となる波長を、フィルターのカットオフ波長として表示している例も多い(追記7に記載のリンク先のデーターを参照)。

追記(2013/08/19)15;
R(赤)、G(緑)、B(青)の光の三原色を使って色を表示する仕組みも多数のサイトに解説がある。たとえばWikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/RGB、表題「RGB」)には、ブラウン管や液晶をを使ったテレビや表示装置で、三原色を用いて色がどのように表示されるのかを解説している。

追記(2013/08/21)16;
安価な印刷法で平面照明やディスプレイを作れる可能性があるとして開発が進められている有機EL(注)の発光設計も、基本的にはLEDと同じで青色の光を励起光として有機蛍光体を利用して補色光に変換して白色化する、あるいは青、緑、赤の三原色を発光させて白色光を合成するかだ。目的とする機能が同じなので、LEDも有機ELも発する光の波長分布は概ね同じになる。

(注)ELとは電界発光(Electro Luminessence)の略号で、元々は2枚の電極間に交流電界(高周波の高電圧)をかけて間に挟んだ蛍光体を励起して発光させる方式だ。これに対し、いわゆるLED(発光素子;Light Emitting Device)は、n型とp型の半導体の境界で電子と正孔が出会って消滅する際に放出されるエネルギーを光に変換するもので、原理と構造が異なる。いわゆる有機EL(Organic EL)は後者に属するもので、電子と正孔が出会って消滅するときに発生するエネルギーを蛍光色素に伝えて発光させる。従ってELという言い方は厳密には正しくない。ただし有機ELのELは「Electronic Luminessence」だとする解説もある。(追記20参照)

もっとも、発光素子という言葉自体は光を発する電子的素子全てに適用できる。

追記(2013/08/21)17;
照明用と表示(ディスプレイ)用では、好ましい発光スペクトルパターンが異なる。

表示用光源としては追記14に述べた理由で、三原色それぞれの最適波長付近の波長でのみ光ることが望ましい。しかし照明用光源としては可視部全域にわたって山や谷のない、自然光に近いなだらかなスペクトルパターンが好ましい。これは発光が不均一であると、光源のスペクトルパターンによって目に見える物体の色が変化する「演色性(メタメリズム;Methamerism)」が大きくなるためだ。

演色性の例としては、衣料品の色が太陽光下と蛍光灯下と白熱灯下でそれぞれ異なることを思い出してもらいたい。

追記(2013/09/01)18;
LCDに限らないが、テレビを含むディスプレイ全般のカラーバランス設定について忘れていたことがある。それは日本人が青みの強い白を好むので、ディスプレイ画面の色温度が高く設定されている事が多いということだ。

自然光の色温度は、青空からの光を含む場合でも5,500~6,500Kなのだが、日本向けのディスプレイは青空光に近い9,500~11,000Kに調整されている場合が多いという。この状態で写真を表示すると色が青くなってしまうので、最近では始めから6,500Kに調整してあるLCDも出始めているようだ。現在販売されているディスプレイ類には色温度を指定して調整できる物が多いので設定の変更は簡単だ。(通常、「設定」メニューに「色調整」と言う項目があるはずで、最近の商品ではここで色温度を指定できる物が多い。)

色温度が高くなると相対的に青色光の比率が増えるので、この高い色温度に調整されていると言う意味ではディスプレイからの光には自然光に較べると青色光が多いと言えるかもしれない。ただし、これも画面に表示している画像の色次第なので、平均的に言えばと言うことだ。

また、設定する色温度によって赤緑青三色の光のバランスが変化するのは、LEDをバックライトに使うLCD特有の現象ではなく、蛍光灯を使ったLCDでもブラウン管式の物でも共通で、これは人が色を感じるメカニズムに依存する。

訂正(2013/10/21)2;
調色機能付きのLED照明器具は昼光色(青白い)のLEDと電灯色(オレンジ色)のLEDを交互に並べたものが一般的なようだ。シャープの桜色はさらにピンク色(パステルカラーLEDとして市販されているものがある)のLEDを追加したものだろうか。

三刺激値
写真はカバーを外した調光機能付きLEDシーリングライト。青白いLEDと黄色いLEDが交互に並んでいる。この灯具では、両者の明るさの比率(光出力100%:0%~0%:100%)を変えることで色を変える。最大照度は両方を同時に100%(100%:100%=200%)点灯することで得られるので、調色している状態では最大照度より大幅に暗くなる(私の実測例では、昼光色側で最大照度の約60%、電灯色側で同約40%)。

追記19(2013/11/12);
最近ある店頭で見かけた「パソコン用ブルーライトカット眼鏡」の説明資料には、追記7で揚げた「フジフイルム社フィルターハンドブック」に記載のSC-42またはSC-41に類似した吸収特性が図示されていた。

追記20(2016/05/12);
いわゆる有機ELテレビで先行している韓国のLGは、有機EL(OEL)ではなく有機発光素子(OLED)と表記している。これは正しい表記法と言える。

追記21(2020/08/18);
先日のテレビでは、バイオレット光は近視を進みにくくするのでバイオレット光を多く含む太陽光を浴びるべきだと解説していた。 この研究については以前の記事「紫の光は目に良い?」で紹介したことがある。

 

March 10, 2013

おちゃらけに聞こえた反原発デモのシュプレヒコール

今日(2013/03/10)買物に三宮に出かけた帰り道のこと、妙に節をつけた声が聞こえてきた。

始めはお笑い系の大道芸人がおちゃらけ芸を披露しているのかと思ったのだが、同じ文句を繰り返しているようだった。そのうち文句が聞き取れるようになったので、今日各地で行われていた「反原発デモ」と分かった。聞こえていたのはそのリーダーの声なのだが、妙にへらへらした発声で、おちゃらけたようなリズムと抑揚をつけているのでお笑い系の大道芸のように感じてしまったのだ。

いつも思うことなのだが、日本人はデモとシュプレヒコールは全くへたくそだ。ほとんどが間延びしてしまり無く聞こえる。その為、私とは異なる主張のデモだけでなく、近い主張のデモであっても見ていてげっそりしてしまう事が多い。シュプレヒコールの定番である「ガンバロー・コール」ですら、だらけたように聞こえることが多い。

これに対し、欧米やアジア・アフリカのデモ報道などを見ると、リズミカルで歯切れの良いシュプレヒコールが聞こえ、統一感・統制感、そして参加者の熱意と勢いを上手く演出している。それに較べると、日本のデモはしまりのないシュプレヒコールのせいで勢いが感じられない。また、姿勢や足を引きずるような歩き方のせいで、デモというよりは難民の群れのように見える。

シュプレヒコールにしまりがないのは日本語の特性のせいだと主張する人もいるが、演出しようとする意識と工夫が根本的に欠如しているのだと思う。デモのリーダーたちはもっと工夫して、活気と熱意が感じられて聴き応えがあるシュプレヒコールを工夫してほしい。

追記(2013/03/12);
不真面目に聞こえた理由は、それが「東京音頭」の繰り返し部分(しばしば「お父ちゃんもお母ちゃんもxxxx」とふざけた卑猥な歌詞で歌われる部分だ)のリズムと抑揚でコールされていたからだ。ただし、「東京音頭」はAllegro(四分音符=120)のスタッカートで歌われるが、聞こえてきたシュプレヒコールはAndante(四分音符=80前後)のレガートだった。これで「げ~んぱ~つい~らない。ど~こに~もい~らない」と、近頃の若者がお気に入りのへらへら声でコールしているのだから真剣味が感じられるわけがない。むしろ、おちゃらけているか、あるいはデモの主旨をおちょくっているかのように聞こえた。これはデモの自分たちの主張をアピールするという目的には全くそぐわない。

歴史的にシュプレヒコールが下手な日本人ではあるがましなものもある。たとえばスポーツ中継で良く聞こえてくる、「ニッポン・チャ・チャ・チャ」でこれはAllegro。このリズムに乗せて「げん・ぱつ・いら・ない」と2拍子のAllegroかややそれより早めのスタッカートで叫べば、歯切れ良く活気と熱意が感じられる物になるだろう。ただしこれを関西人にやらせると、「げ・ん・ぱ・つ・い・ら・な・い」とべたべたの4拍子になりそうだが・・・・。

March 09, 2013

黄砂襲来

今日(2013/03/09)は黄砂情報が出ている。今年初めての情報だが、おかげで中国製公害粒子の観測が困難になりそうだ。

というのは、現在公害粒子のリアルタイム測定に用いられているであろうレーザー光散乱式の微粒子測定装置(パーティクルカウンター)では、黄砂の成分である硅酸質の粒子と、燃焼によって生じる炭素質の公害粒子との区別が付かないからだ。その結果、報道されている情報は黄砂粒子と公害粒子の両方の合計となっているようだ。(もっとも、PM2.5自体が単に空気中に含まれる微粒子の量を表しているだけで、どのような由来の粒子であるかは区別していないようだ。)

粒子を捕集して化学分析や蛍光X線分析などを行えば、およその比率を求めることは可能だがリアルタイムの計測とはいかない。分析できるだけの粒子を集めるのに長時間が必要で、分析も前処理を含めて数時間を要するからだ。従って、黄砂の季節が終わるまでは過大評価された数字の報道が続くのだろう。

追記(2013/03/09);
定義では、PM2.5は直径2.5μmの粒子を50%捕集するフィルターを通過する粒子の重量となっている。従って上記のフィルターを通過した粒子をさらに目の細かいフィルターで捕集してその重量を測定することになる。しかし、捕集率はフィルターの面積あたりを通過する空気の流量(流速)が増加すると低下する。また、捕集した重量を精度良く測定する為には大量の空気を濾過しなければならない。
このような理由で、定義通りに測定を行えば数時間単位の遅れが出る。このため、リアルタイム測定にはレーザー光散乱式の微粒子測定措置が用いられていると推定している。

クリーンルームで粉じん監視に用いられるレーザー光散乱式微粒子測定装置は、0.05μm以上の粒子数を粒径別に集計する機能を持つ。これに平均密度を掛ければ簡単に粒子重量の概数を求めることが可能だからだ。

March 06, 2013

消えた「インフレ目標」

政府や日本銀行の発言から「インフレ目標」が消えた。

以前、「インフレ目標」は用語として不適切だと書いたことがあるが、政治家もメディア関係者もやっとそれに気づき始めたようだ。もっとも、新しく使われ始めた「適正物価目標」や「適正物価水準」という用語も適切とは言えないが。

要は景気の指標として何を使うかのが適切かと言うことなのだが、景気の指標として物価を使うことが適切とは考えられない。日本の様に輸入依存度の高い国では、為替によって簡単に物価が変動する。言に、急激な円の値下がりによってエネルギーなどから公共料金が急騰する兆しを見せている。これはいずれ全ての価格に及ぶだろう。

つまり、為替レートや物価は景気の指標として適切とは言えないと言う事だ。景気の指標として最も適切な物は国民所得だが、賃上げに抵抗する財界に逆らってまで取り上げる指導力は今の政治家にはない。よって、当分はごまかしやすく操作しやすい指標を使い続けるのだろう。

マクロ撮影用広角レンズ

Canon PowerShot SX30ISで、超広角レンズによるマクロ撮影の面白さに気がついて以来、フイルムカメラのマクロレンズと併用して楽しんできた。

超広角レンズによるマクロ撮影は、視野角の広さや焦点深度の深さを利用して、周辺環境を取り込んだ独特の画像を得ることができる。そこで今回EOS6Dを買ったのを機会に、フルサイズカメラでも同じ様な撮影に挑戦したいと思うようになった。もちろん換算焦点距離が同じでも、超短焦点レンズであるコンパクトカメラのような焦点深度は得にくいだろうが、逆に絞りを大きく変えることによって様々な表情の画像を得られる可能性もある。それを試したいと思うようになったのだ。

そこで候補に挙げたのが、Canon EF24mm F2.8 IS USMとSigma 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACROの二本だが、それぞれに得失があり選ぶのがなかなか難しい。

両者の特徴を挙げると、

Canon; 小型軽量でフィルター径も小さい。リアフォーカスタイプである為、焦点合わせに伴う全長変化がない。
Sigma; 最短撮影距離での撮影倍率が大きい。

このうち、最短距離での撮影倍率の差は意外に大きく、Canon製24mmが最短距離20cmで0.23倍(1:4.3)であるのに対し、Sigma製24mmでは最短距離18cmで0.37倍(1:2.7)である。これを最短距離での撮影範囲で表すと、Canon製24mmでは157mm×104mm、Sigma製24mmでは97mm×65mmと大きな差になる。この差の主たる原因は、最短撮影距離でのレンズ長の違いだ。

と言うわけで今のところ、軽さをとるか撮影倍率をとるかで迷っている。

参考までに最短距離での撮影範囲の比較図を作って見た。右側の円はその花の平均的な大きさで、これを枠の中に当てはめてみると撮影範囲内でその花が占める大きさが分かる。

これから見ると、撮影したい画像のイメージからすればCanon製24mmでも十分なようには思えるのだが・・・・。

ついでに、焦点距離が同じで最短撮影距離に大差がないにもかかわらず撮影可能範囲(=撮影倍率)が大きく異なる理由を概念図にしてみた。Sigma製24mmレンズのサイズが大きく、また近距離への焦点合わせに伴って恐らく筒長が伸びる為、レンズ先端からの距離に差がある。これが撮影可能範囲が大きく異なる理由である。

追記(2013/03/07);
暖かい日が続いて、カメラを持って野に出る時期になり始めていることを教えている。今週中には決めることにしよう。

ただ、私がよく利用する家電量販店のWebサイト(通常、カメラ量販店より安い!)ではレンズ本体とプロテクター、C-PLフィルターの合計価格がどちらも¥55,000-前後で¥1,500-程しか違わない。これもまた決めにくい理由ではある。

ところでEOS6Dの説明書を読むと、レンズの収差や周辺光量低下を補正する機能がある。これにはCanonか供給される補正データを用いるのだが、考えてみればデジタルカメラでは印刷完了までにソフトウエアによる様々な補正や補間が入る。こんな時代に、レンズの解像度の少々の差は意味がないのかもしれない。

レンズ特性補正ではセンサー上の場所ごとにコントラストの補正も可能なはずだ。これによって、コントラスト比で表現されるMTFチャートとは全く異なる特性にすることも可能なはずだからだ。また、各画素の信号は各三原色の素子のデータから合成して作られる。この段階でもレンズ自体の分解能とは異なった情報に加工することができる(注)。

デジタル時代の写真には、レンズの性能よりも結像後の過程で関与するソフトウエアの特性と相性が重要なのかもしれない。

(注);レンズの各種収差や歪み、撮像素子面での光量分布などのデーターが有れば、それを利用して各素子から得られた情報を調整したり位置をずらしたり光の強度を修正したりすることでレンズの弱点をカバーできる。もちろん補正できる限度はあるのだろうが、こうなるとレンズの性能を真面目に議論するのはばかげているように見えてくる。

追記(2013/03/08);
とりたい構図の例を下にあげてみる。これはCanon PowerShot SX30 ISで、広角端の4mm(24mm相当)で撮影している(トリミング無しの生画像を縮小)。この画像でスミレの草丈を5cmとして計算すると撮影倍率は約0.20で、上記のどちらのレンズでも撮影できたことになる。

このような構図はコンパクトカメラの得意分野だが、SX30 ISのレンズは色収差がひどい。このような構図をもっと良い画質で撮影したいし、背景のぼけ具合も自由に調整したい。

砂丘上のアナマスミレ

追記(2013/03/09);
結局、Sigmaの24mmを発注した。決め手は、倍率0.2付近での合焦範囲の手前側の余裕が大きいこと。これは撮影時の操作性に影響しそうなので、重さと若干解像度(やヌケ)が劣っているかもしれない点(注)には目をつぶることにした。

(注)Web上で公開されているMTF図(絞り開放)からの判断だが、両レンズの解放f値が異なるので公平な比較にはならない。同じCanonの24mmでも、F1.4L Ⅱ USMはF2.8 IS USMより、MTF図上では絞り開放では解像度が大きく劣っていることになるからだ。解像度は、絞り込めば当然良くなるし、今のレンズの複雑な合焦システムでは撮影距離によっても変化するだろう。

メイドインジャパンが世界で負けた理由

かつて先進国市場を席巻した「メイド・イン・ジャパン」が世界市場で負け続けている。その理由は何か?それは日本人の思い上がりが原因となっているように見える。

かつて日本製品が先進国市場を席巻した時代、それは日本製品が「安かろう。悪かろう」から脱して「安くて良い」製品を供給し始めた時代だ。しかし、日本人が自信をつけるにつれ、日本製品は「安くて良い」から「高いが良い」に変化していった。そして、さらに「日本人好みの品質は世界のどこにでも通用する最高級品」という考えに変化していった。これが恐らく凋落の始まりだろう。

かつて日本人が「欧米先進国」を追い上げた様に、後発国の追い上げが始まると日本人はこれらの国の製品を「安かろう悪かろう」だと侮り、品質特に信頼性は急速に改善されると言うことに考え及ばなかった。これはかつて欧米人が日本製品を侮り敗北したのと全く同じ経過だ。

さらに、欧米企業は日本製品に対抗する為、大型化・豪華化に走り、主要な製品、つまり普及品価格帯での競争を放棄し、生産数量の減少でコスト競争力を失った。日本もこれと全く同じ事を行ったのだ。日本企業も高機能、高級化、大型化などによって差別化を行い、高く売れる製品を中心に据えたのだ。こうして普及品を放棄したことにより生産数量が減り、さらにコストが上昇したことが高級品分野でも価格競争に勝てなくなる原因になった。その結果、日本企業はさらに高機能化による高価格化を追求し、それは日本製品を一般人が必要としないマニア好みの特殊化した製品に変質させ、需要の大半を占める普及品の分野から遠ざけていった。

こうしていまや「日本品質」とは、不可欠ではないマニア向け遊び機能が多数付いた、無駄に高い製品の代名詞となっている。農産物についても高級化・ブランド化を追い求める事が流行している。この方向を追い続ける限り日本製品の世界市場での衰退は続くだろう。

かつて日本製品が誇った「安くて高品質」はいまや、不可欠機能と信頼性をしっかり押さえた韓国や中国の大手企業の製品の物となっている。日本企業が、「高機能≠高品質」であることに目覚めない限りは戦えるはずがない。

March 05, 2013

APS-Cコンパクトカメラ

ニコンから今日(2013/03/05)、APS-Cサイズのセンサーを使用するポケットサイズのコンパクトカメラが発表された。最近、方向性が定まらず混乱気味なカメラ市場にセンサーの大型化というまた新たな方向性が加わったようだ。

カメラ市場の現状を見ると、様々な規格やタイプのカメラが入り乱れている。1/2.3型センサーを用いるポケットタイプ、高倍ズームレンズによる機動性を謳うコンパクトタイプ、41/1.7型センサーを用いるハイクラスコンパクトと称するタイプ/3やマイクロ4/3規格のミラーレス一眼と称するタイプ、さらにAPS-C型センサーを用いる一眼レフ入門機と称するタイプ、そして35mmフルサイズと称する一眼レフ中級機やプロ用の上級機、さらにスタジオ撮影用の46版センサーを用いる物などがある。このような現状を見ると、カメラメーカーがどんな製品を開発すればよいのかがわからなくなり、とにかく何でもやっておけという混乱した状況にあるのがよく分かる。

他社製品との差別化も、画素数競争からモニターサイズ競争になり、さらには厚化粧の画質競争と移り変わってきた。しかしどの会社の製品も実用上の差がほとんど無くなり、消費者にとっては外観と価格以外の要素は選択基準とならなくなっている。このような状況下で、ニコンはセンサーサイズによる差別化を試みることにしたようだ。

確かに、センサーサイズが大きくなればダイナミックレンジが広がり、階調表現性がよくなる。また、低光量時の画質も向上する。さらに今回の新製品では、マニュアルフォーカス用のリングをつけることで、手動でも迅速な焦点合わせができるようにしている。これらはポケットタイプのコンパクトカメラのマニュアル操作に不満を持つ人たちに訴える要素にはなり得る。

しかしセンサーが大きくなった分価格もふくらみ、ニコンの直販サイトでの価格はAPS-C中級一眼レフの本体価格に匹敵する。この価格では一般消費者向けのポケッタブルカメラとは言い難い。むしろ、かさばるカメラを持ち歩きたくない報道関係者に喜ばれるかもしれない。光学ファインダーを外付けできるので液晶モニターが見えにくい晴天の順光条件での撮影もしやすいだろう。案外、このような報道分野を狙ったものかもしれない。

いずれにしても、ポケットサイズのコンパクトカメラ市場に今回センサーの大型化という一石が投げ込まれた。これがコンパクトカメラのセンサー大型化競争に繋がるのかどうか興味がある。

March 04, 2013

マクロレンズ

別記事「Canon EOS6D(4);画像例」でクローズアップレンズについて書いた際、現在使用しているクローズアップレンズ「Tamoron AF SP Di90mm 1:2.8 Macro 1:1」に使いにくい点があると書いた。

それは、ピント合わせに伴ってレンズの全長が変化することで、マクロで常用する至近距離では特に変化が大きい。このため、ピント合わせでレンズの先端が移動し、それによってフレーミングが変わってしまう。そこで、フレーミングを修正する為カメラを移動して再度ピントを合わせる。これを何度か繰り返さなければならないのがこのレンズの面倒なところだ。

カメラが発明された当初、ピント合わせはレンズを前後に動かして行っていた。しかしその後、レンズの構造が複雑になるにつれて単純に全体を前後に動かすだけでは不都合が生じるようになった。このためピント合わせのためにレンズを動かす方法も改良され複雑になった。今では何枚もあるレンズをいくつかのグループに分けて別個に動かす方法(フローティングフォーカス)や、中間にあるレンズのグループだけを動かす方法(インナーフォーカス)、最後部にあるレンズのグループを動かす方法(リアフォーカス)など、多種が考案され実用されている。

被写体との距離が離れている場合には、ピント合わせによるレンズ全長の変化はフレーミングにほとんど影響しない。しかし被写体が至近距離にあるマクロ撮影ではフレーミングへの影響が著しい。そこで全長が変化しないタイプのレンズが使いやすいことになる。このような点から、これからマクロ撮影用のレンズを購入しようとする場合には、全長が変化しないタイプの物を選ぶとよい。

このような見地からレンズメーカーのラインアップを調べてみると、90~110mmの中望遠マクロと呼ばれる物にいくつか全長が変化しない物が有ることが分かった。マクロレンズの購入を考えておられる方は一度当たってみるとよいだろう(と言っても、既に全長変化がないインナーフォーカスタイプが主流になってはいるのだが・・・・)。

追記(2013/03/04);
自動焦点レンズでインナーフォーカスタイプが主流になってきているのは、レンズ群全体を動かすよりもモーターのパワーが少なくて済むからだろう。動かす質量が多ければ多いほどモーターパワーへの要求が大きくなり電力消費も増える。従って電力消費を減らす為には、一部のレンズのみを動かすインナーフォーカスの方が有利になる。

March 02, 2013

内向化する国際政治

国際化、グローバル化の囃子声とは裏腹に、最近の主要国の政治が急速に内向化しているように見える。各国の政治家の発言に、自国内の強硬派に迎合する傾向が目立つからだ。

民主主義政体では、政治家は選挙で当選しなければならない。その為に票目当てに派手な言動を行う強硬派に迎合し、メディア上で目立とうとする例が増えてきた。

日本で、中国で、中南米やアジア・アフリカで、さらには欧米主要国でもこのような例が目立つ。野党勢力が生活的不満などを募らせる右派に迎合し不満を煽る一方で、政府と与党勢力はそのような不満を国外に向けることでかわそうとする。その結果、不満を募らせる強硬派に対する迎合競争というわけだ。

このため国際政治のきしみは増すばかりだが、誰もそれを緩和しようとはしない。国内の不満分子による反対運動が暴走することが怖いからだ。恐らく今後当分の間、自国主義は強まるばかりだろう。

大気汚染情報

中国製大気汚染に関する報道が賑やかだ。だが、それに関してはいくつかの疑問がある。

その一つは、日本人の反中国感情に迎合してそれを煽ろうとする態度がメディアの一部に見られることだ。さらに、もっと重要な事は、大気中の微粒子数だけが報じられ、それに吸着されている有害物質に関しては全く報じられないことだ。

大気中の微粒子は確かに人間の活動による大気汚染の指標の一つではある。しかし微粒子の有害性は、それに吸着されている化学物質の種類や量によって大きく異なる。だから、粒子数だけを論じても片手落ちになる。

かつて日本国内で大気汚染が公害として騒がれた時代、大気中の発がん性物質や呼吸器病の原因になる物質の濃度が連日報じられていた。しかし、肉眼でも分かるほど大気汚染がひどくなり始めたこの十年、これらの有害物質の測定値は全く報じられてこなかった。これには疑問を感じる。

背景には恐らく経済の効率化によって、このような測定を行う為の設備が無駄として更新されてこなかったことがあるだろう。大気汚染は既に過去の問題だから測定・監視など無駄だというわけだ。ところが最近になって、再び大気汚染が問題にされ始めた為に慌てて装置を導入し始めたが、測定と設備の維持に高度な技術を必要とし、かつ高価な化学分析装置は避け、レーザー光の散乱を用いる安価な測定装置(電子工業用のクリーンルームの微粒子測定用に、0.5ミクロンまでの粒子数を測定できる比較的安価な装置が多数販売されている)で計測できる粒子数だけで済まそうとしているのだろう。

経済合理性の旗印の下、とにかく出費を減らせばよいとする近年の政治の流れの一例としていらだたしい思いがする。

March 01, 2013

日本海低気圧

先日までは本州南岸を通過していた低気圧が、今日は日本海を東進している。いわゆる春先の日本海低気圧だ。

この低気圧が現れるようになると、いよいよ三寒四温の季節になり春が足早に近づいてくる。ただ、強い南風が吹き気温が急上昇するので、雪解けの洪水や雪崩に注意が必要だ。特にフェーンが起きやすい本州の日本海側は警戒が必要だ。

既に始まっているお水取りが終わるまでは寒波の再来襲もあるだろうが、やっと本格的な春が近づいてきた。カメラを持って野に出るのももうすぐだ。

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