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February 2013

February 28, 2013

オプショナルツアーで多発する事故;原因は品質管理上の欠陥にある

またもオプショナルツアーでの大事故が発生した。オプショナルツアーでの死亡事故はこの何年も年間数回は発生しているので、「多発」と言ってよいだろう。

根底にはツアーパックを販売する会社の品質管理の悪さがありそうだ。ツアーのパッケージは販売業者の製品であり、製品の品質管理の重要さは製造業であっても非製造業でも変わりはない。今回のオプショナルツアーは、製造会社における外注依託生産と同じで、外注委託先の管理に手抜かりがあったことになる。

製造業における外注依託に関しては、ISO9000シリーズに規定(管理の指針)があり、発注業者はそれに従った手続きで外注依託先を管理することが要求されている。その手続きには、外注委託先に対する監査や査察も含まれており、その結果の判断の当否は発注側の責任となる。つまり、外注依託先から得たものが原因の製品となった事故に対しては、発注業者の外注依託先管理に手落ちがあったとして、は注側が一次責任を負わねばならないのだ。

それに鑑み、オプショナルツアーの品質について誰が責任を負うのかと言う点については極めていい加減になっている。パッケージ販売会社はオプショナルツアーの実行会社の問題のみを振りかざし、自社に一次責任がないと主張する。しかしこれは、外注依託先の行為にも責任を持たねばならないとする、ISO9000シリーズの基本精神からは許されないことだ。

そのような観点から、今後もオプショナルツアーでの事故が再発するようであれば、ツアーパッケージ販売業者に対して、ISO9000シリーズの認証を受けるよう義務づけるべきだろうと考える。

補足(2013/03/30);
ISO9000シリーズの対象は、製造業だけでなくサービス業も含まれている。従って旅行代理店やツアーパッケージ販売業者も、サービス内容(品質)の管理体制が基準を満たせば認証を受けることができる。

認証を受けないまでも、要求事項となぜそれが要求されるのかを知ることは、サービスの質の改善に大いに役立つはずだ。そして、安全がサービスの質の重要な要素であることは言うまでもない。

February 27, 2013

株と円レートの乱高下

このところ高値で安定して株とドルレートが急降下して、再び乱高下時代復活の兆しが見える。

株とドル高は、ヨーロッパの金融危機が克服されつつあると言う見方が優勢になっていたからだ。このためニューヨークなどの株価の上昇が続き、それに引きずられるように日本も株高・円安の傾向が続いていた。

しかし、イタリアの総選挙の結果、安定した政権ができそうもないと言う事で一気に金融不安が再燃した。これに伴って世界的な株安、ドル・ユーロ安が発生している。

つまり、ここのところ続いていた株高・円安は欧米の政治・経済の事情によるもので日本独自の状況はほとんど反映されていないと言うことだ。もはや一国の経済を一国の政治力でどうにかできる時代ではない。耳障りのよいうたい文句で、ひと月ほどは影響を与えられるかもしれないが、欧米主要国の状況次第ですぐに吹き飛んでしまう。そんな時代なのだ。

そしてその欧米先進国も、国内向け経済政策が他国の状況によって無効にされてしまうと言う、同じ状況に苦しんでいる。各国間の意図せぬ足の引っ張り合いで、全体が不安定な経済状況から抜け出せないというわけだ。これは経済のグローバル化の弊害と言ってもよいだろう。

最早、世界経済は政治による制御が不可能になりつつあるのかもしれない。

February 26, 2013

鳩山氏離党?

鳩山氏が民主党を離れる意向を示したと報じられている。

脳天気な鳩山氏のことだから、引き留めがあると見込んで残留条件交渉を狙ったものかもしれないが、引き留めようとする動きは恐らく無いだろう。むしろ、小沢氏の離党でそうだったように、歓迎するものが多いと思われる。

さらに言えば、離党すれば次の選挙での当選はおぼつかないだろう。今後はピントの外れた発言が面白い「政治ヒョーロンカ」として、ワイドショー出演への道を歩むことになるのだろう。そして、民主党の鳩山「元首相」としてかろうじて残していた、政治への影響力は全く失うことになるだろう。

これによって、民主党が「脳天気集団」からまともな(このご時世としては)政治集団に脱皮することを願おう。

February 24, 2013

政治家は竹島関連発言に注意を

相手の立場から見れば配慮とも言えない事を「精一杯の配慮」と言って、相手国の顰蹙を買った政治家がいるが、自己中心的な見方しかできないと言う点でいかにも現在の日本的な甘えを露呈したと言えるだろう。

それはそれとして、政治家は、とくに影響力が大きいと見なされる立場にある政治家は竹島関連の発言には注意を払うべきだ。なぜならば、韓国に対する日本の竹島関連の主張は、そのまま日本に対する中国からの尖閣諸島関連の主張に利用されうるからだ。

つまり日本の韓国に対する主張が、そのまま中国の日本に対する主張に転用されうる。そして中国に対する日本の主張が、韓国の日本に対する主張に利用されうる事にも留意すべきだ。

不用意な発言は、別の方向から跳ね返ってくる。竹島は竹島、尖閣諸島は尖閣諸島で全く別物と言う考えは国際的には通用しない。国際社会では、それは身勝手で甘えた主張と受け取られる事を認識しておかなければならない。

このことに限らず、政治家は、特に影響力が大きいと見なされる立場にある政治家は、十一面観音像のように同時に全ての方向を見て判断しなければならないのだ。しかし、現在の日本には、近視眼的でかつ巻いた紙筒を通してものを見るような視野の狭い単眼視的な政治家が、何と多いことだろう。

February 22, 2013

白い胡蝶蘭も開花

予想より遅れたが、最古参の白い胡蝶蘭の花が咲き始めた。神戸のフルーツフラワーパークで、売れ残って花が終わり、捨てられそうになっているのを500円か900円で買って帰って以来25年近く、ほぼ毎年花を咲かせている。

ここ10年程は植え替えもしていないが、その間株分かれをし、さらに上に伸びて完全に鉢から浮き上がってしまっている。ほとんどバンダの枠作り状態だが、機嫌良くしているのでそのままにしている。

水はカラカラに乾いているのに気がついたらやるだけ、肥料も夏の間に(忘れなければ)1,2回やるだけ。それでも毎年花を咲かせる胡蝶蘭は、全く持って不精者に向いている。

現在開花中の3鉢を寄せ集めてみた。

白は大輪系としては小さいが、並べてみるとやはりミディ系よりはるかに大きい。

今年は、二株それぞれに5輪ずつ咲きそうだ。

2012/12/26 撮影

February 21, 2013

ベランダへの客

冬の終わりが近づいてはいるが、まだまだ寒い日が続く。そんな我が家のベランダに来客がある。

それはヒヨドリやメジロで、毎年1月の中頃から多くやってくるようになる。彼らは果汁が大好物なので、少し古くなった蜜柑などを切ってベランダの植木鉢やプランターに刺しておくとすぐにやってくる。大柄なヒヨドリはメジロが来ると追い払ったりするが、メジロも懲りずに隙を見てはやってくる。そんなやりとりを見ていると楽しいものだ。

また、枯れた「青じそ」や「たであい」の鉢植えも片付けずに放置しておくと、草の実を好むスズメがやってきてついばむ。

冬も半ばを過ぎて山や公園の食べ物が少なくなると、こんな小さな来客がベランダにやってくる。冬枯れのベランダの、こんな賑わいも楽しいものだ。

写真は、珍しく仲良く蜜柑をつつくメジロとヒヨドリ。くちばしが黄色く頭が茶色のこのヒヨドリはまだ若鳥のようだ。成鳥はメジロが来るとすぐに追い払ってしまう。
(2013/02/20 撮影)

February 19, 2013

韓国時代劇を見ると北朝鮮が分かる

学校では教えない他国の歴史や過去の社会制度、風俗などに興味があるので、外国の時代劇には興味がある。

その一環として韓国時代劇もいくつか見てきたが、李王朝時代と今の北朝鮮には共通性があることに気がついた。それは現在の北朝鮮には李王朝時代の身分制度が色濃く投影されていると言うことだ。その見地に立つと、現在の北朝鮮の支配者たちが何を求め、何を守ろうとしているかが見えてくる。

李王朝時代の朝鮮は、日本の江戸時代までと同様に厳格な身分制度があった。最高位は王族であり、それに次ぐのが王族と姻戚関係にあるものや豪族などからなる有力貴族の階級であり、それに続くのが官僚や武人を構成する両班と言われる身分の者達だ。さらにその下には平民階級がありさらにいくつかに分けられる。そして、両班以上とその下の身分とは厳密な仕切りとなっていたようだ。これは日本の身分制度で、武士階級とそれ以外の農・工・商からなる平民階級とは厳密に仕切られていたが、平民階級間ではいちいち届け出て許可を得なくても移動できたことに似ている。

それはともかく、韓国時代劇の大部分は王宮での権力闘争を主題としている。誇張されているのだろうが、勝たなければ一族の死という凄惨な権力闘争が劇中では展開される。そして、その中で生き残りを図る有力者たちがどのような思考方法でどのような行動をとっていたのかが、北朝鮮の権力者たちの行動を理解するうえで実に参考になるのだ。

たとえば、現代の北朝鮮でも李王朝時代の身分制度がそのまま当てはまる。金一族が王族であり、その姻戚に連なる者達と党中央の幹部たちが有力貴族であり、その他の幹部や党員が両班に相当する。そして党員以外は各種の平民階級となる。

そのような見方をすると、現在の有力貴族たちがどのように金一族を利用して権勢を守ろうとしているのかが見えてくる。そして、かつての国王や王族同様に金氏やその一族の行動が、取り巻きたちによってどのように制約されているのかも見えてくる。さらに時代劇からは、民衆を制御する為にいかに大義名分が用いられ、国王を美化して反発する者達を押さえ込もうとするのかがわかり、それがそのまま現在の北朝鮮で踏襲されているのも見える。

つまり、韓国時代劇の世界を現代の北朝鮮に投影することで、北朝鮮の権力者たちの行動が予測できるのだ。

なお時代劇では、王が死去して新王が立つと、新たに権勢を得た者達によって先王の取り巻きが粛正されて殺されたり追放されたりする。これは現在の韓国大統領の代替わり時にそのまま再現されているように見える。日本でも同様に、平安時代以来の権力システムが今もなお生き残っているのではあるが・・・・。

隕石落下は太陽系周期が原因?

小惑星が静止衛星軌道の内側を通過するというので天文ファンが注目しているさなかに、西シベリアに巨大流星が落下した。同じロシアのシベリア中央部には、約百年前にも巨大流星が落下している。いわゆる「ツングースカ謎の大爆発」だ。

「ツングースカ大爆発」の原因は、落下した流星の大部分が氷だった(氷隕石または極微彗星)為、摩擦熱で急激に気化して爆発的に膨張した為だと言われている。今回の流星も大爆発しているので恐らく同じ様な物質構成だったのだろう。「ツングースカ大爆発」の場合も大きな隕石は発見されていない。

それにしても観測データが残されている過去300年ほど、各世紀初めの20~30年は太陽活動が低調で天候が不順、かつ天変地異のような自然災害も多いように見える。何か太陽系規模の周期のようなものがあるのだろうか。

February 17, 2013

黄色の胡蝶蘭

買って間のないワイアレススピーカーが故障したので、三宮の行きつけの電気店に持ち込んで修理を依頼した。

その帰りがけに、駅に向かう途中の国際会館南の細い道にある花屋を覗いてみた。この店は鉢植やポット植え専門で、価格が安く回転が速いので状態の良いものが買えることで知られている。品揃えは一般的なものが大半だが、胡蝶蘭とシンビジュームなどの洋蘭も置いている。

私の好きな胡蝶蘭も、大鉢や小鉢を取り混ぜて並べていて、時折魅力的な小鉢がある。

今回覗いてみると、淡黄色で唇弁も黄色のミディタイプがあり、控えめな若い女性のような風情が気に入って買ってしまった。それがこの写真のもので、ピンクは三年前に同じ店で買ったもの。

このような小鉢植えのものは値段が安いのも魅力で、今回の黄色は680円、ピンクは980円だった。そう言えば、去年買った淡緑色の大輪タイプも980円、20年以上我が家で花を咲かせ続けている白の大輪も花が咲き終わって茎だけになったものを900円で買った。つまり我が家の胡蝶蘭はどれも1000円以下で購入したものだ。

小鉢物は、生育が遅いか花数が少ないなどの理由で贈答用の大鉢に仕立てるのを断念したものだろうが、気楽に買えて楽しめるのがうれしい。

追記(2013/02/24);
洋蘭栽培業者のカタログを見ていたら「ライムライト」という品種がよく似ていることに気がついた。胡蝶蘭(洋蘭の交配種全てに言えることだが)の品種を見分けることは非常に難しいが、これがこれの品種名(または個体名)かもしれない。赤リップの黄花も賑やかでよいが、この花の素心風の静かな雰囲気もなかなかよい。
ピンクの方は全く品種名の見当が付かない。品種が多すぎる為だ。大輪系の白に至っては、登録品種名だけでもどれだけある事やら・・・・。

February 16, 2013

火器管制レーダー照射開示証拠の開示見送り;素人大臣の空騒ぎ

今日の報道で、火器完成レーダーの商社を受けた証拠の開示を見送る事になったと言う。当然だ。

当然だという理由はいくつかあるが、その第一は開示が自国の軍事技術の秘密情報開示になると言うことだ。どの国も、他国からの種々の探知や計測目的の電磁波照射を、どの程度の距離からどの程度の精細度で検知したかと言うことは高度の軍事機密としている。従って、どのように探知したかを開示するというのは軍事機密に無知な素人の言うことだ。

その第二は、了解無しに接近してきた他国の軍用艦艇に対して火器完成用レーダー波を浴びせることは特に珍しくもないことだからだ。特に近距離でうるさくつきまとう非同盟国の艦艇に対しては、「接近しすぎている、離れよ」という意味の警告として指揮官の判断で行われることがある。これは、ヤマアラシが針を立てて鳴らしたり、ガラガラ蛇がしっぼを振って音を立てるのと同じ「近づくな」の意思表示だ。火器管制レーダー波を浴びせる事は、戦闘を開始する為に必要なことではあるが、上記のように必ずしも戦闘を前提とした行為ではない。テレビ番組の解説で、「戦闘の準備行為であり一触即発の危険な状態だ」と話していた「軍事評論家」が何人もいたが、これは「挑発行為だ」という雰囲気を煽りたいメディアに迎合したのか、それとも「ヒョーロンカ」特有の無知からなのだろう。

実際には、この程度のことは冷戦時代には日常的に行われていたし、今でも南シナ海やペルシャ湾では日常的に行われているだろう。レーダー波を浴びせられた方は、「俺はなにもしていない」として無視するか、「うっかり近づきすぎました」の意思表示として離れるかのどちらかを選ぶことにある。ゆっくり離れれば非を認めずに撤退したことになるが、急激に離れた場合には「うっかりしていました、ごめんなさい」と非を認めて謝罪の意思表示をしたことになる。一般的には少しづつ時間をかけて離れることで体面を保とうとするだろう。

と言うわけで、今回日本政府が大騒ぎしたことは他国から馬鹿にされる原因となっただろう。その分野の常識がない素人が、責任者である大臣を論功行賞の回り持ちで務めるという、日本の政治体制の問題点を世界に示したとも言える。

今回の空騒ぎも、日本人としては全く持って恥ずかしい。

February 13, 2013

Canon EOS6D(5);色の再現性

ポケットタイプやコンパクトタイプの場合には、「これぐらいはしかたがない」と無視していた色の再現が気になり始めて困っている。理由は、記憶に残した色、カメラのモニターに表示された色、パソコンの画面に表示された色、そして印刷された色がそれぞれ異なるが、この価格のカメラであればそれをなんとかしたいと感じ始めたからだ。

パソコン画面もプリンターもメーカーの標準設定で使っているのだが、色がかなり異なってしまう。さらにパソコンのモニター(LCD)の色は、見る位置を少し変えるだけで微妙に変化してしまう。これがモニター上の色と印刷した場合の色を一致させることを難しくしている。このような差は、多くの人には気にならない程度のことなのかもしれないが、色材の品質設計や管理を仕事にしていた期間が長い私としてはどうにも気になるのだ。

色に詳しい人の中には、色彩管理用のカラーパッチを使って色を合わせればよいではないかと言う方もいるだろう。しかし、それでは記憶に残した色の再現はできないのだ。

人が感じて記憶する色に関しては、その物体固有の色というものは存在しない。色に関して唯一、物体固有のものとして存在するのは反射率曲線だけだ。人が感じて記憶する色は、これに色温度だけでは定義しきれない光源のエネルギー分布、反射率曲線の形で決まる演色性(メタメリズム)、色や明るさに対する順応、さらには体調や心理状態などが加わって決まる。つまり、万人共通の正しい色と言うものは一義的に決めることができない。この心理的色彩は、色彩管理用カラーパッチに対する較正を行っても再現できない。このことが色の再現という問題を難しくしている。

パソコンの画面と印刷の色を近づけるカラーマッチングは、それに用いる測色計やソフトウエアが市販されているが、高価で素人には使えない。結局は試行錯誤で調整しなければならないようだが、毎回手間がかかって悩んでいる。なにかよい方法はないものだろうか。

それはそれとして、EOS6Dの発色はネガカラーに近く調整されているようだ。ネガカラーでこの十数年来気になっていた「マゼンタかぶり」の傾向が、EOS6Dでも感じられる。そのため、ポケットタイプやコンパクトタイプのデジタルカメラの「色鮮やかできれい」というものとはかなり異なっている。

ケンコーが販売している「赤かぶり除去用近赤外線吸収フィルター」は効果があるのだろうか(メーカーサイトの説明ではフイルム専用となっている)。径が大きいものは価格が高いので、簡単には買って試してみるという訳にはいかないのだが・・・・。

色再現の例として、以下に私のパソコン画面上で記憶色に極力近づけてみた例を示す。

上は朝日を浴びた状態の色、下は午後に日が入らなくなった状態での色を再現してみたもの。印刷物でそれぞれを再現しようとすると、またそれぞれ試行錯誤で調整しなければならない。

赤紫~青紫は演色性が特に強いので、光源のエネルギー分布が異なると感覚的な色が大きく変化する。このため画一的な補正では意図しない色になってしまう。また、三原色システムで染めた染色物のベージュやグレーも演色性が強くなりやすいので、記憶色の再現には相当の手間と妥協を強いられるだろう。

追記(2013/02/25);用紙の差異による印刷色の変化
以前から気になってはいたが確かめずにいた、用紙の差異による色の変化を調べてみた。

Canon純正の写真印刷用紙と他の2社の写真印刷用紙に、同じ設定で印刷してみると、やはり大きな発色の差がある。やはりCanonも自社の用紙に合わせ込んでいるようで、Canonブランドの用紙で一番自然な発色になる様だ。

今回は望みのサイズのものを入手できなかったが、ElecomはEpson対応と銘打ったものとCanon対応と銘打ったものとを販売している。これをEpson製プリンターとCanon製プリンターで印刷して較べてみるのも面白そうだ。ただし、手持ちのEpson製プリンターは古いPM-950Cなので対応しているとは言えないかもしれないが・・・・。

供試の用紙;
1.Canon製 キャノン社写真用紙・光沢ゴールド
2.Fujifilm製 画彩 写真仕上げPro
3.Elecom製 超光沢の写真用紙 厚手

プリンターの用紙設定 写真用紙 光沢ゴールド

追記(2013/04/13);Elecom製用紙の比較
Elecom社のCanon対応用紙とEpson対応用紙を入手したので比較してみた。結果詳細は他の用紙と併せて別記事にしたのでそちらを参照してほしい。

February 12, 2013

イカ飛行機;イカが空を飛ぶ

紙飛行機に「イカ飛行機」というものがあるのをご存じだろうか。細型の紙飛行機の先端部を折り返して横に広げ、イカの耳(鰭)のような形にしたものだ。(折り方は下図参照)

この紙飛行機は恐らくスルメの形をまねたものだろうが、最近本物のイカがよく似た姿で海面上を飛行している姿が撮影された。放送されたその映像を見ると、先端部の鰭(いわゆる耳)を大きく広げ、足も間の膜を利用して広げ、全体としては先尾翼機のような姿をとっていた。

いつもながら、自然は人間の先を行っている。

別稿で「空飛ぶ絨毯」という紙飛行機も紹介しているので、よろしければごらんの程を。

February 10, 2013

ろうばい(蝋梅)

神戸市立森林植物園で「ろうばい」が咲き始めていると聞いたので出かけてみた。

中国産花木が主に植えられている「天津の森」に行くと、何本もの「ろうばい」が咲き始めていて周辺によい香りが漂っていた。

写真は「ろうばい」の一花形で、内側の花弁が黄色の「素心蝋梅」と呼ばれるもの。

単に「蝋梅」と呼ばれるものは、内側の花弁が茶色をしている(下の写真)。

(2013/02/10)神戸市立森林植物園

周辺では、「しなまんさく」も咲いており、入り口近くでは「せつぶんそう」もつぼみが大きくなっていた。あと数日で花を開き始めるだろう。

帰りがけに表六甲ドライブウエーの「鉢巻き展望台」に寄ると、駐車場を大きなイノシシがうろついていた。近くには小さい子供を連れた家族連れもいたのだが、親はイノシシに気付いていないのか一向に気にする様子がなかった。

六甲山でイノシシは珍しくもないが、子供が悲鳴を上げたりすると驚いて突きかかってくることもある。親は周辺に注意してもらいたいものだ。

February 06, 2013

今頃気付いたウインドウズの機能;デスクトップアイコンのキーによる選択

パソコンとは30年以上つきあってきたが、今頃になって気がついた機能がある。

それはデスクトップに並んだアイコンをキーで選択する方法に関するものだ。今まで必要性を感じなかったので見落としていたが、フォーカスがデスクトップにある(デスクトップが作業対象になっている)とき、文字キーを押すとそれが頭文字になっているアイコンが選択されると言うことだ。

たとえば「S」キーを押すと半角の「S」で始まるアイコンが選択された状態になる。「S」で始まるアイコンが複数ある場合には「S」キーを押す度に順次選択される(大文字と小文字は区別されない)。そしてその状態で「Enter」キーを押すとそのアイコンで示される機能に操作が移る。つまり、プログラムであればそれが起動するし、フォルダーであればそれが開く。またインターネットのURLであれば標準ブラウザが起動してそのサイトが表示される。

アイコンに全角文字を使っているとこの手は使えないが、アイコン名に上手く名前を割り当てておくと、いちいちマウスに持ち替えなくても使いたいプログラムが自由に選択・起動できる。

なお、フォーカスの移動はたいていのウインドウズの使いこなし本にある通り、「Windowsキー」+「D」ででき、一回押すごとにデスクトップ領域とそれ以外の領域(*)の間を移動する(オルタネート動作)。デスクトップからタスクバー領域への移動は「Windowsキー」+「T」でもできる。

(*)アプリケーションが起動している時は、使用中のアプリケーションの画面。アプリケーションが起動していない時はタスクバー。

追記(2013/02/06);
アイコン名に全角文字を使っているとこの手は使えないと書いたが、デスクトップにフォーカスがある状態でFEPを起動(「半角/全角」キーを押す)して先頭の文字を入力すると、そのアイコンを選択できることが分かった。たとえば、「いち」→変換→「一」→確定、で「一太郎」のアイコンが選択できる。

半角文字のようにワンタッチとは行かないので利便性が落ちるが、デスクトップ上のアイコンが多い場合にはカーソル移動キーより便利かもしれない。

February 03, 2013

体罰と暴力の混同

コーチや指導員の体罰が非難されているが、ニュースを聞いたり記事を読んだりしていると、する者もされる者も、また非難する者も擁護する者も、皆体罰と暴力を混同しているように思える。あるいは、その境界や区別に付いての共通認識がないままに議論されていると言っても良いかもしれない。

私の考えでは、体罰と罰であり暴力的なものではない。戦前の気風がまだ引き継がれていた、私が子供の頃の学校で体罰は珍しいものではなかった。たとえば、授業中に騒いで教壇脇や廊下に立たされる体罰は日常的なものだったし、いたずらや宿題をしてこない常習犯もよく立たされた。これはれっきとした体罰だ。そしてこれも今は、子供の学習の権利を奪うとして非難されるようだ。

私の子供の頃でも、体罰の多くは暴力的なものではなかった。しかし時には教師に殴られたり顔をはられたりすることもあった。その代表的な理由は、度の過ぎたいたずらを繰り返したり、軽い体罰を受けても行動を改めないなどというものだった。悪ガキだった私も、何度かいたずらの度が過ぎて小突かれたり殴られたことがある。しかし、いたずらの度が過ぎればそうなるのを承知の上でやっていたので、やっぱり度が過ぎたかとけろりとしていたものだ。

しかし、その当時でも暴力的な教師はいたが、罰の度を超えた暴力は当時でも同僚教師から非難され、転勤させられたりしていた。暴力は暴力で罰とは別物というわけだ。しかし高校や大学の運動部では、「気合いを入れる」と称する暴力行為が指導者や上級生から行われていると言う噂は始終あった。また、根性を鍛える為と、そのような行為を称揚する気風も一部にあった。しかしこれは、戦中の軍隊で横行していたという新兵いじめと同じ根をもつパワーハラスメントであり、体罰とは全く別のものだ。

世の中には理由抜きに禁じられている行為がある。それを教える為には体罰が必要な時もある。欧米では今でも、社会的なルールに反する行為を行った子供に対する標準的な体罰の与え方がある。体罰は罰であり必要性があるものだ。しかしそれと暴力やハラスメントと混同してはならない。行う方も非難する方もだ。

キーボード

しばらく使っていたキーボードの調子が悪くなったので、残してあった古いキーボードを引っ張り出してみた。しかしどれも感触が悪く、結局10年以上前の富士通FM-Vの付属品だったメカニカル式のキーボードを使うことにした。

最近は「メンブレン」式と言われるものが主流だが、このタイプはキーを押しきった時にゴムのようなクニャリとした感触があるので無意識にさらに強く押し込もうとしてしまう。このため長文を入力していると指が疲れやすい。

これに対し、この古い富士通製のメカニカル式キーボードは、タッチが軽く、押しきった時にカチッと止まるので不要な力を入れなくて済む。このため疲れにくい点がよい。

今も「メカニカル」方式のキーボードは売られているが、業務用やゲーム用と称する物が多く価格が高い。当分は、このFM-Vのキーボードを大切に使うことにしよう。

追記(2013/02/03)
裏面のシールを確認してみると製造年月は何と1997/10! 何と15年物でした。そう言えばOSはWin95でしたねぇ・・・・。

February 02, 2013

変わった雲(2013/02/02)

季節外れの暖かさだった午後、ホームセンターでの買物を終えて駐車場に出ると、変わった雲が出ていた。

下の写真に示すように、広がった薄い雲が、鯖雲とも筋雲とも違う複雑なパターンになっていた。しばらく見ていると、この上に飛行機雲が出てその影が雲に影が落ちた(太陽のハレーションが強く、写真は上手く撮れなかった)。少なくとも、国際線の飛行高度よりは低い雲だったのだろう。

2013/02/02 16:30頃、南西を向いて撮影。

それにしても、遠景の霞み具合で空気の汚さが分かる。5年ほど前から目立ち始めた中国製光化学スモッグはひどくなるばかりだ。

今日も屋外に出たとたんにくしゃみと咳が止まらなくなってしまった。また、帰宅後もしばらくのどが痛かった。まだ花粉の季節には間があるので、大気汚染のせいだろう。

寒さ緩む(2013/02/02)


神戸では、昨日今日と暖かい。寒の終わりに来てやっと寒さが緩んだ。しかし明日からはまた冷えるとの予報が出ている。まだまだ寒い日は続きそうだ。

しかし、ベランダにある鉢植えには緑が植え始め、ちらほらと花も咲き始めた。昨日今日は、陽気に誘われて蜜蜂や虻も花にやってきている。室内では胡蝶蘭も咲き始めて、春は確実に近づいている。


写真は鮮黄色のオキザリスにやってきた花虻の仲間。蜜蜂も飛び回っていたが、ポーズをとってはくれなかった。
(2013/02/02)



こちらは室内で咲き始めたピンクの胡蝶蘭。毎年2月始めから3月末頃まで楽しませてくれる。白の胡蝶蘭もつぼみが大きくなってきた。こちらもまもなくだ。
(2013/02/02)

February 01, 2013

ボット異変

ヤフーが自前の収集を辞めて以来、収集ロボット(「ボット」あるいは「クローラー」)はグーグルだけと言っても良かったのだが、最近はすっかり様変わりしている。

というのは昨年(2012年)の11月末頃から、MSNのボットが雲霞のごとく来襲するようになったからだ。多い日には百回に達することもある。個人の暇つぶしのようなブログに一体何をしに来るのかと言いたいところだが、そのあたりの見境の無さがボットのボットたるゆえんだろう。

面白いのは、グーグルは少数のURLから繰り返しやってくるのに対し、MSNのボットは全て異なるURLからやってくることだ。一つの記事に一つのボットを貼り付けるわけではないのだろうが、一体いくつのURLを使っている事やら。おかげで来訪者数が大幅に水増しされてしまって、中身のある来訪者数の動向はすっかり分からなくなってしまった。

さらに最近は、MSNに加えてフェースブックの収集ロボットも時折やってくるようになった。検索サービスの世界で何か変化が起きているのだろうか?

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