April 2025
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ

« Canon EOS6D(4);画像例 | Main | 4Kテレビ2014放送開始 »

January 30, 2013

賃上げ無き脱デフレは可能か?

民主党政権時代から、政府はインフレ目標の設定による脱デフレをと主張してきた。しかし、現在のデフレが(デフレだとすればだが)どのような経過でもたらされたのかを検証すれば、賃上げ無き物価上昇を継続することが不可能なことが分かる。

今や貿易収支赤字国である日本は、円安に誘導すればほとんど全ての商品やサービスのコストが上昇する。たとえば、円安によって発電燃料の円建て価格は上昇し、電力料金を上げなければ電力会社は経営を継続できなくなる。ガスについてもこれは同様だ。また、「物価破壊」と賞賛されてきた消費財輸入企業の経営も圧迫され、これは従業員の賃金切り下げ圧力になるだろう。そのた、ほとんど全ての労働者の賃金に引き下げ圧力がかかる。

このような状況では消費意欲は減退し、たちまち経済収縮スパイラルが再開される。

従ってまず最初にすべきことは値上げではなく、収入が継続的に増加すると言う安心感を労働者に与えることだ。これなくして安定した物価上昇はあり得ない。

それはバブル後の賃金減少による消費減退と安価輸入品指向が、長期のデフレをもたらしたことを見れば明らかだ。つまり、政府の賃上げ保証がない限り消費は増えず、従って継続的な物価上昇などあり得ないと言うことだ。

« Canon EOS6D(4);画像例 | Main | 4Kテレビ2014放送開始 »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 賃上げ無き脱デフレは可能か?:

« Canon EOS6D(4);画像例 | Main | 4Kテレビ2014放送開始 »