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January 23, 2013

Canon EOS6D(3)

もう2週間もぐずついた天気が続いて、この先も好天の期待が持てない。少々じれたので、薄日が差したのを機会に神戸港に写真を撮りに出かけた。目的は、このカメラ固有の色調や露出の癖をつかみたかったからだ。しかし神戸港のハーバーランドに着く頃にはどんよりと曇ってしまっていた。

仕方がないので、露出の癖に目的を絞った。それが以下の3枚の画像だ。

露光モ-ドは「評価測光」で、上から順に露出補正無し、+1Ev補正、+2Ev補正の画像。

補正無しは、雲の写真としては大迫力で細部の様子もよく出ているものの風景写真としては暗すぎる。

+1Ev補正は、やや暗いが肉眼での印象に近い。

+2Ev補正は、雲の細部が飛んでしまっているが明るい風景写真を好む人であればこれを選ぶかもしれない。

結論としては、EOS6Dは暗くなる傾向があるので毎回試し撮りで確認して補正する必要がありそうだ。もちろん、背景との関係は様々なので補正が不要な場合も当然あるだろう。

この点、デジタルカメラはその場で結果が分かるし、フィルム費用も気にしなくてよいので都合がよい。いちいち確認する時間の余裕がない場合にはブラケット撮影という手段もある。

追記(2013/01/24);
曇り時々晴れだった天気予報に反して今日はすっきりと晴れ上がったので、昼食もそこそこにハーバーランドに出かけた。

以下の4枚は測光モードを変えて撮影したものだが、陽光の下昨日とは全く異なった絵になっている。

測光モードは上から、「評価測光(パターン測光)」、「部分測光」、「スポット測光」、「中央部重点平均測光」となっている。但し、「部分測光」と「スポット測光」のターゲットは右よりの赤い塔(ポートタワー)に合わせた(つもり)。撮影モードは「プログラム露光」でカメラ任せとした。

結果を見ると、「評価測光」と「中央部重点平均測光」が、「部分測光」と「スポット測光」がそれぞれよく似た明るさになっている。しかしながら、これまで使っていたコンパクトカメラ(Powershot SX30is)に較べると、画面が暗い傾向は変わらないようだ。

これがSX30isの画像。これも測光モードは「評価測光」だが、EOS6Dで+1Ev程度露光を補正すると同じ様な明るさになる。コンパクトカメラは、明るく色鮮やかにという傾向があるのは承知しているが、このあたりがコンパクトカメラとフルサイズカメラとの絵作り方針の違いなのかもしれない。

もっともEOS6Dで使っているのは、Tamron AF Aspherical XR Di LD [IF] 28-300mm 1:3.5-6.3 ズームレンズ(純正ズームより軽い!)なので、キャノン純正レンズに対するようには測光補正のパターンが合っていないと言う可能性はある。このカメラはレンズごとの径方向の配光パターンを内部に持っていて周辺光量の減少を補正する機能を持っているので、無補正設定の場合でも何らかのパターンで補正を行っているかもしれないからだ。

というのは、このレンズはEOS7sで使った時には、広角端ではかなり目立つ周辺光量低下がある(下の写真)のだが、EOS6Dで使った場合にはそれが目立たない。また、画像のExifデータを見るとレンズの撮影時の焦点距離が記録されている。このため、焦点距離ごとの平均的な周辺光量低下データに合わせた補正をかけているのではないかと言う気がするのだ。

取扱説明書では、たとえ補正を「する」にしても、他社品のレンズでは補正がかからないことにはなっているのだが、状況から見ると何らかの補正がかけられているとしか思えない。

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