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January 18, 2013

Canon EOS6D(2)

私の主な分野である野草には、1月中旬の今はまだ良い被写体がないので、ベランダのスノードロップを写してみた。
小型のデジカメに較べると、ラチチュードが広い為か全体に控えめで穏やかな色調になっている。
すっきりしない天気が続いているが、晴れたら風景も試してみるつもりだ。

Tamron SP Di 90mm 1:2.8 Macro 1:1
絞り優先モード,f=4.0 (1/160秒)
ISO オート(ISO=100)
測光モード パターン測光
ホワイトバランス 晴天
撮影シーン オート
レフ板を使用している。

ほぼ同じ条件で、コンパクトタイプとの比較を行ってみたのが次の2枚。フルサイズ一眼レフとコンパクトカメラの絵づくりの違いが分かる。

Canon EOS6Dの画像
Tamron SP Di 90mm 1:2.8 Macro 1:1
絞り優先モード,f=4.5 (1/160秒)
ISO オート(ISO=100)
測光モード スポット測光
ホワイトバランス 晴天
撮影シーン スタンダード

Canon PowerShot SX30isの画像
焦点距離 24mm
絞り優先モード,f=4.3 (1/160秒)
ISO オート(ISO=100)
測光モード スポット測光
ホワイトバランス 晴天

EOS6Dの画像が暗いのは、スポット測光の範囲が狭い為花弁以外の部分に対しては露出不足になった為だろう。逆にSX30isの画像では花弁が白飛び気味になっている。どちらのカメラでも、特性を心得て補正する必要がある。今日(2013/01/19)は、雲がかかったり切れたりと光の変化が激しかったので、雲がない日に測光条件を変えて撮影する事も試みたい。

また画角と絞りをほぼ揃えてはいるが、レンズの焦点距離の違いによる焦点深度の差が著しいことも分かる。このように背景を取り込む焦点深度の深いマクロ撮影は、今のところコンパクトカメラの得意分野といえる。フルサイズカメラでは強く絞り込まなければこのような焦点深度は得られない。ただ幸いなことに、ディジタルカメラでは感度を自由に高めることができるので、通常の撮影では最小絞りまで絞り込むことはたやすそうだ。

なお、Sigma社に24mm F1.8 EX DG Aspherical Macro という広角レンズがあり、これは最短撮影距離18cmで1:2.7のセミマクロ撮影が可能のようだ。これなどはコンパクトデジタルカメラに近い、背景を広く取り込んだマクロ撮影が可能だろう。これで最小絞りのf=22まで絞り込むと、虫の目レンズに近いパンフォーカス的なマクロ撮影が可能かもしれない。面白そうだし、実売価格が4万円前後なので購入しようかとも考えている。ただし、焦点合わせはマクロ専用のレンズに較べると難しいだろう。

画像の縦横比の違いはそれぞれのカメラの撮像素子固有の縦横比が異なる為である。(EOS6Dは3:2、SX30isは4:3)

追記(2013/01/30)
その後、Canon EF 24mm F2.8 IS USM というチャーミングなレンズがあることに気がついた。何がチャーミングなのかと言えば、とにかく軽いこと。広角レンズでどこまでメリットになるのかは分からないが、手ぶれ防止機構まで付いて280gしかない。ただ一つの難点は、最短撮影距離が20cmで0.23倍(1:4.3)と近接撮影目的にはやや不満であることだ。なお、上記のSigmaの24mmは最短撮影距離が短いが重量は485gある。

軽さと倍率と、どちらを選ぶか悩ましいところだ。

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