寒気居座る;温暖化の影響?
北海増の暴風雪による停電はほぼ復旧したようだが、寒気は居座り続けているように見える。
高層気象図を見ても、日本上空に大きく蛇行が張り出した状態が続いている。それどころか、北極を中心とする寒気団が、北極海を境界にして西半球と東半球とに分裂した状態になっている。両者の中心はシベリアとカナダで、それぞれの周囲をめぐる渦を作っている。
昨冬も、グリーランド上空からシベリアに向かって北極海を横断して風が吹く状態が見られたが、今年は完全に二つに分かれてしまっている。これほどはっきりと北極寒気団が分裂するのも珍しいのではないだろうか。北極海の水温上昇が関係しているのかもしれない。
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