大雪遭難
先年、大雪山系で大量遭難事故を起こした旅行社が、今度は中国で大雪による遭難事故を起こした。どちらも季節外れの強い寒波が原因ではあるが、全く同じパターンで遭難事故を起こしているので共通の根が有りそうだ。
どちらの事故にも共通しているのは、天候急変が遭難の原因だと言うことだが、これは天候リスクに対する評価が甘いと言うことだろう。天気予報で冷え込みが予想されているにもかかわらず、軽装備のまま撤退しなかったとことからそれが見て取れる。
それがガイドの経験不足によるものなのか、会社の指示によるのかはこれまでの報道では分からない。しかし、旅行会社として天候リスクの評価能力が不足していた事は間違いないし、前回の事故の教訓が生かされていなかったと言うことでもある。
経営者が十分な登山経験を持ち合わせていない上に、十分な経験を持つものから助言を受ける体制が無かったのかもしれない。前回の経験からそのような体制を作っていれば、同じパターンの事故が繰り返されることは無かったのではないだろうか?
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