一票の格差
一票の格差が大きすぎて違憲状態にあるという最高裁の判決は、これまでに何回出ただろうか?
しかしながら、格差はいっこうに解消せず広がるばかりだ。
原因は、直接の利害関係者である国会議員達に改正権がゆだねられているからであることは明らかだ。この際、全く別の手続きで国会議員の思惑とは関わりなく改正できる制度に変更すべきだろう。
とはいうものの、立法権府の独立を保証するためには行政や司法を介入させるわけにはいかない。これだけは厳守しなければならない。
そこで考えられるのは、国勢調査の結果に基づいて自動的に各県に定数を割り振る方式だ。このようなやり方をしている国はいくつかあるが、割り振り方はそれぞれだ。他国の例を参考にすると良いだろう。
もっとも直接的な方法は、各県にドント方式で定数を配分する比例代表制選挙と同じ方法だが、過疎県をある程度優遇するために各県に一定の議席を配分した残りをドント方式などで配分することもあり得る。
具体的な定数配分方式を含めて、国民全体での議論を進めるべきだ。
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