流行色は赤
毎日新聞のWEB(2012/10/06付け)に「森永美幸:2012年秋冬ファッションには、流行色の「赤」で勝負! 」と言う記事がある。
これによると、この秋冬の流行色は「黒」と「赤」だそうだ。ただ、ファッション業界で言う「流行色」とは消費者に「流行している」色ではなく、ファッション業界が「流行させようとしている」色のことだ。そしてこの「流行させようとする」色は「国際流行色委員会」という、ファッション業界が作っている組織が5年ほど先まで決めている。この組織では色彩心理学や消費者心理学を駆使して、どの色の次ににはどのような色が売りやすいかを考えて各年の「流行色」を決めている。
「流行色」はこのような性質のものであるため、時々全くの当て外れになる。そのような場合には予備として準備されている色のセットを用いて、急遽生産を切り替えることがある。とはいうものの、当たり外れのない色として「黒」は常に準備されている。
と言うことから考えると、今年の流行色が「赤」と「黒」に決められたのは、あまり自信がないからかもしれない。
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