埋没する小沢新党
日中紛争のおかげで小沢氏とその新党の影がすっかり薄くなった。
民主党政権成立時に大経済使節団を率いて訪中したことでわかるとおり、もともと小沢氏は田中派の番頭時代から中国利権に関連する企業とのつながりが強く、外交的には親中国路線をとらざるを得ない。日中間の対立が高まれば、中国との貿易利権を持つ企業、低コストを求めて中国に工場進出した企業が困るからだ。特に、企業規模に比べて大きな借り入れを行っている中堅以下の企業にとっては、現状は深刻で倒産する企業も出かねない。倒産企業の設備や技術は当然、捨て値で中国資本に渡ることになるだろう。
従って尖閣紛争では身動きがつかない。これが小沢新党埋没の理由だ。
« フルサイズデジタルカメラ | Main | 空気が変わって・・・ »
Comments