懲りない米国
反米政権があると反乱を煽り、反政府勢力に大量の武器を供給する。しかし、その後の米国人の傲慢で無思慮な行動が民衆の反感を買い、与えた武器が今度は米国人に向けられる。第二次大戦終結から現在まで、これが何度と無く繰り返されてきた。
また、米国軍を送り込んで反米勢力を押さえ込もうとしても最終的には撤退に追い込まれている。ベトナム、モザンビク、そしてソマリアなどが良い例だ。
米国の望むことが神の正義であると信じて、何度失敗しても全く懲りない米国。そのため、イラクでもアフガニスタンでも、そしてリビアでも過去の失敗と同じ過程が進行中だ。サウジアラビアを代理人として武器支援を行っているシリアについても、恐らく同じことが繰り返されるだろう。最悪の場合、20年ほど後にはサウジアラビアの民衆反乱の鎮圧に米軍を送り込むことにもなりかねないのだが・・・・。
任期の限られた民主主義国の政治家にとっては、任期終了後のことなど知ったことではないのだろうが。
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