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August 2012

August 29, 2012

膨張する災害予測と災害対策

近い将来に発生が予測されている南海地震の新しい被害予想が出された。これによると直後の津波によって9万人以上が死亡するという。

内容は最近流行の被害を大きめに見積もるやり方によるもののようだ。被害予測を大きめに見積もるのは、事前に自治体が出していた被害予測よりも大きな被害が出た場合に訴訟が起こされる事例が何度も発生したからだろう。それによって大きく見積もった被害予測を積み上げるやり方が定着したようだ。

そして上記の死者数は最悪の条件が重なった場合の想定だという。しかしながら、最悪の条件と言うにはいくつかの条件が抜けているようだ。たとえば台風によって高潮が生じているような、平均より潮位が高い場合だ。大阪市は沿岸地域を6mの防潮堤で囲んでいるので5m程度であれば問題がないと主張している。しかしこの高さは、平均潮位もしくは平均満潮位を基準にしているもののはずだ。従って、高潮が発生している場合には津波の高さにそれが上乗せされる。そのような条件では津波が防潮堤を簡単に乗り越えてしまう。そして台風通過中には屋外に出て避難場所に移動することは非常に困難だ。

台風通過中に地震が起きる確率はほとんど無いと、防災学者や自治体は主張するかもしれない。しかし私が中学生の頃、まさに台風通過中の東北地方で震度5の地震が発生したことがある。マーフィーの法則が主張するとおり、悪いことはしばしば最悪のタイミングで起きるのだ。因果関係がない災害が同時に発生することも想定しておくべきだろう。

このような考え方に対しては、災害規模が止めどなく膨張して対策のたてようがなくなるとの反対が出るだろう。しかしそれならそれで従来とは異なる視点から対策を考えればよい。30mの津波に対して予想到達時間内に避難可能な場所がなければそれを作ればよい。高い避難塔を多数作れない(実際に作れば町の眺めが非常に鬱陶しくなるだろう)のであれば、水没に耐えられる地下待避壕を町内ごとに作ればよい。米国の竜巻待避壕のように家ごとに作ってもよい。収容可能人員が半日呼吸可能な空気循環設備とそれ用の内部電源があればよいだろう。

August 26, 2012

モンスター台風

今夜から明日にかけて沖縄を通過する台風15号について、前例のない猛烈な台風だとして沖縄の気象台が警告を出しているそうだ。

最大風速50m/秒、瞬間最大風速70m/秒をそれぞれ超える可能性があるのだという。これは木造建築の倒壊が多数出かねないほどの風だという。この15号台風を米国のハリケーンの強度の等級と比べてみると最大級のクラス5に相当し、怪物的な強さと評価される。石垣で周囲を囲んだ琉球の伝統建築はまだしもしれないが、現代風の民家に大きな被害が出るかもしれない。

先に通過した14号もUターンして戻ってくると予報されている。最大限の警戒で人的被害が少ないことを祈る。

補足;大型竜巻の最大風速が90m/秒から百数十m/秒だといわれている。それと比べても猛烈な風だということがわかる。

ところで、高層マンションの上層階にこの風が吹き付けたらどうなるのだろう。風圧で建物がたわむのはともかく、窓ガラスは持ちこたえるのだろうか?また、一般住宅の耐風圧性能基準はどうの程度のものなのだろうか?少々気にかかる。

追記(2012/08/27);
台風15号は沖縄付近で急に衰えてモンスター級ではなくなったようだ。被害が予測より軽くてすんだのは幸いだ。だが、負傷者や停電も発生しているようなので、全体としての被害が軽微であることを祈る。

米国の海洋大気庁(NOAA)などが、温暖化の進行によってモンスター級のハリケーンの発生が増えると警告している。これも考え合わせると、日本でも巨大台風の来襲に対する防御策の検討を進める必要はありそうだ。

August 25, 2012

主役交代

昨日までは聞こえていたクマゼミの声が今日は全く聞こえない。ただツクツクボウシだけが賑やかだ。蝉の主役がすっかり交代した。

一方、夜になるとアオマツムシが賑やかになってきた。虫の声の主役が昼の虫から夜の虫に替わるのも近づいてきたようだ。

追記(2012/08/27);
一旦途絶えていたクマゼミの声が今日はまた聞こえる。25日を過ぎても聞こえるのは珍しい。それに混じって、時折ミンミンゼミの声も聞こえる。六甲山中には多いので山から下りてきたのだろう。

クマゼミとミンミンゼミは市街地と山中でくっきりと棲み分けているのだが、秋口になってクマゼミがいなくなると、数は少ないが山から下りてくるものがいるようだ。

August 24, 2012

あおまつむし(2012)

夜になって気がつくと「あおまつむし」の声が賑やかだ。暑さは続いているが、季節は確実に進んでいる。

August 23, 2012

トンデモ科学者の疑問;京都府南部の豪雨

このところ京都府南部を中心とした豪雨が頻発している。その原因に関して気づいたことがある。

以前から淀川の谷が風の通路になっていて神戸を含む摂津平野や三田盆地の天候に影響していることは気づいていた。今回、さらに東側の風がどうなっているかをアメダスのデータで調べてみた。

すると、大阪湾からの南風が淀川沿いに北上して京都盆地の南部に吹き込む一方で、伊勢湾からの風が旧東海道沿いに鈴鹿産地を越えて滋賀県に吹き込み、それが比叡・比良の山地にせき止められて山科盆地を経て京都盆地の南部に流れ込んでいる様子が見えてきた。

つまり強い日射によって京都盆地で上昇気流が発生すると、これが東西からぶつかり合う二つの風によって加速され、その結果巨大な積乱雲が成長するのではないかということだ。

ということは、何か上昇気流の発生を阻害するものがあればこれほど頻繁に豪雨が発生することはないかもしれない。たとえば、この地域に大きな水面があれば阻害要因になり得る。言い換えれば、明治以降の埋め立てで消滅した巨椋池が今もあれば、この夏のような豪雨の頻発は無かった可能性がある。今は市街地化した埋め立て後の水田が残っていても、同じような効果はあるだろう。

追記(2012/08/25);
今日は台風の影響か東よりの風が強く、琵琶湖から大阪湾に向かって北東の風が吹き抜けている。だから大雨はなさそうだ。

August 22, 2012

またまたPCダウン

4日ほど前にまたまたメインのPCがダウンしてしまった。I/Oエラーが出て起動しないのだ。

2基入っているHDDをつなぎ替えたりして調べると起動ドライブが故障している。まだ2年も使っていないものなのだが、仕方がないので新しいHDDを購入してOSのセットアップからやり直した。しかし、Vistaからのヴァージョンアップを繰り返してきているので非常に時間がかかってしまった。

一応使用頻度が高いアプリケーションの再インストールは終えたが、時折使うものがまだいくつか残っている。全部の再インストールを終えたらリストアディスクを作ることも考えておかねばなるまい。

なお、重要なデーターは別のディスクにあり、バックアップもとってあるので被害がなかったのがまだしもだった。

August 16, 2012

昔話

昔、なにかで読んだどこかの国の昔話。

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昔々の大昔、まだ世界が生まれたばかりの頃のこと。
太陽は自分があまりにまぶしく輝くので目が見えなかった。このため空にのぼっても方向が分からず、すぐに沈んでしまったりいつまでも空をさまよったりしていた。その為、生き物たちは一日の長さが様々なので困っていた。

そんなとき、カラス族の頭領が太陽の道案内を申し出た。彼は毎日陽が昇ると、先に立って声をかけて太陽を案内した。それで一日の長さが安定し、生き物たちは喜んでカラス族の頭領に3本目の足を贈った。それ以後カラス族の頭領は3本の足を持つことになった。

その後、今でもカラス族は太陽の道案内を続けている。その為、最初は白かった羽は日焼けして真っ黒になり、声もすっかりしわがれてしまった。カラスが黒く、声が悪いのはこのためだ。そして太陽の上に見える黒い点は、太陽の近くを飛んで道案内をしているカラスたちの姿だ。

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だから、太陽神の末裔である神武天皇を案内するのは、太陽の案内人である3本足のカラス(八咫烏)でなければならなかったのだが、これはまた別のおはなし。

August 14, 2012

豪雨再び

偏西風が大きく蛇行し、寒気が南下した為再び各地が豪雨に見舞われ被害が出ている。近畿地方では淀川・宇治川の流域に特に集中して広範囲で浸水被害が出たほか、一時期京阪奈間の高速道路や鉄道のほとんどが利用できなくなった。

日本では豪雨の被害が出てる一方で、米国では大規模な旱魃と熱波の被害が出ている。また、西ヨーロッパは冷夏のようだ。気候の振れがますます大きくなっているように感じる。

これが温暖化による減少の可能性は高いが、温暖化の原因については諸説がある。20世紀の人類の産業活動で排出した温暖化ガスによるものか、19世紀後半から20世紀を通じて続いている様に見える温暖化が根底にあるのか、なかなか判断が難しいところだ。

August 07, 2012

ミンミンゼミ

今日(2012/08/07)は曇り空の為か、この数日に較べて気温が低い。それに誘われてと言うわけでもないのだろうが、珍しく山から下りてきたミンミンゼミが窓の外で鳴いている。

神戸の市街地ではクマゼミが圧倒的多く、ミンミンゼミは滅多に声を聞かない。もっとも市街地にはミンミンゼミがいないというだけで、一歩市街地から出て山林に入るとそこはミンミンゼミの天下になる。ほんの数十m歩くだけで聞こえるセミの声が全く違うのだ。また、両者の声が入り交じって聞こえることもほとんど無い。これは面白い現象だ。

恐らく、気温差の他に市街地と山林に多い樹木の種類なども棲み分けの要因になっているのだろう。

August 06, 2012

KY不足

「いじめ」や「万引き」などの青少年の事件を、それが露見した場合に自分にどう跳ね返るかについての想像力が欠如しているように見える。

そのような想像力の欠如が、自分がどのような事態に陥るかを考えずに「いじめ」や「万引き」などの犯罪を犯させる原因となっているようだ。言い換えると危険予知(KY)能力が欠如していると言うことだ。

このような事件の原因はKY不足がもたらすのだ。

August 05, 2012

サッカーと柔道と

今回のオリンピック序盤の成績を見ると、サッカーと柔道とが対照的だ。特に韓国に大きく水をあけられ、金メダルを男女併せて一つしか取れなかった柔道の不様ぶりが目立つ。

柔道について言えば、オリンピックの大会ごとに成績の低下が進んでいる。これは競技団体の体質が原因かもしれない。これまで税金による強化を当てにして、選手を過保護にしていたのではないだろうか。緊張して実力が出せないなどという言い訳も頻繁に聞くが、それでは国の代表に相応しい一流選手とは言えない。緊張しても全力が出せる精神面の強さがあってこその一流選手なのだ。

柔道に較べるとサッカー選手たちの精神面の強さが際立っている。男女ともチャンスがあればどんどん外国のチームに出て行き、外国の一流選手と日常的に戦っている。これがタフな試合で勝利し、準決勝まで進めた精神面の強さの原因だろう。

外国選手に対する日本の柔道選手の弱さを改善するには、サッカーにならって選手をどんどん外国に行かせるとよい。外国で長期間大会を渡り歩かせるのだ。生活費の一部を援助するが、不足分は外国の道場で柔道を指導するなどのアルバイトで自分で稼がせる。それくらいの事をしなければ、日本の柔道選手の精神的な弱さは改善できないのではないだろうか。

準決勝まで進出したサッカーチームだが、男女ともこれからの相手との実力は差がない。ほんの些細な運不運が勝敗を分けることになるかもしれない。しかし、精神的な強さがそれを乗り越えて勝利を引き寄せる。我々も強い精神力を持って応援することにしよう。

August 03, 2012

五輪開会式

ロンドン・オリンピックの開会式を見たが、このようなイベントで見せる英国人の才気にいつもながら脱帽する。

英国の歴史をテーマにした部分を見ると、産業革命時代の虐げられた労働者たちも登場していたが、彼らは良い点も悪い点も含めて歩んできた道に誇りを持っているようだ。英国で発祥して世界に広まったエンターテインメント(ジェームスボンドにヘビメタ、そしてファンタジー等々)も次々と登場して楽しませてくれた。

また国民全員が参加する医療保障制度も登場し、英国が世界に先駆けて始めた社会保障制度についても誇りを持っているようだ。これは、国民皆保険を目指す米国の新医療保険制度に反対し、ロンドン・オリンピックの準備状況をけなしたロムニー氏に対するしっぺい返しになっていた。

August 01, 2012

ゼラニウムの白化

30℃以上の日が続き、今年もゼラニウムの葉が白化し始めた。冷涼な地域の原産なので、元来高温には弱いのだ。

今のところはまだ一番暑さに弱い品種だけだが、いずれ他の品種にも広がるだろう。日盛りの直射日光が当たらない場所に取り込んで、後は頑張ってもらうしかない。

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