盲視
「大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 生理学研究所」が ”「見えてないのに無意識に見えている」盲視を日常生活シーンで証明
―脳血管障害による視覚障害で"見えている"と意識しなくても「動き」「明るさ」「色」で目立つ部分には目を向ける―”と言う新聞発表を行っている(記事)。
これによると、「見えている」と認識できていない対象も実は「見えている」のだという。これを言い換えると、”視野内にあるが「見てい」ると認識していない物の情報も脳内では記憶されており利用できる”と言うことのようだ。実験では見ていなかった物の色や位置、形状などをかなり正確に言い当てることができたという。
これは、もしかすると以前に触れたことがある「周辺視」の別の説明かもしれない。優れたスポーツ選手は、”視野の中心にある対象に意識を集中せず、視野全体をぼんやり見て広い範囲の状況を把握している”というものだ。”周りが見える”選手は、この「周辺視」ができるために、頭や視線を動かさなくても回りの状況がよく見えるのだそうだ。
今回の発表はこの「周辺視」のメカニズムを説明するものの一つかもしれない。
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