早期解散を望む人、望まぬ人
小沢新党の旗揚げを受けて、解散時期を巡る駆け引きが動き始めたようだ。本音は誰も早期解散は望まないのだろうが、党利や総選挙での有利不利によってそれぞれに解散時期を計るだろう。
特に親小沢氏の立場をとってきた民主党衆議院議員にとっては、次の選挙を遅らせたいことだろう。しかし野党にとっては、党利上早期の解散が望ましい。小沢新党を利用して早期解散へ持ち込もうとするだろうが、小沢派は解散を遅らせようとすることだろう。
解散までには、増税法案の他にも、予算がらみで可決しておかねばならない法案がいくつかあるようだ。これも絡めて、内閣不信任案提出をいつにするのか、小沢新党を追い込む手の込んだ駆け引きが行われるだろう。
また、解散までの段取りが固まり始めた段階では、民主党内に残った造反派を追い出そうとする動きも出るだろう。それも含めて、総選挙は他は乱立になるかもしれない。従って、選挙後の勢力分野はまだまだ見極めがたい。メディアも安易には予想を出せないだろう。
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