春の嵐
急成長した強力な温帯低気圧による暴風が荒れ狂っている。神戸でも3日の2時頃に猛烈な雨が降って、窓の外が水しぶきでよく見えないほどだった。また、BS放送がしばらくの間受信できなくなった。激しく降ったのは30分ほどだったが、2時前後の10分間には37mmが降り、神戸での新記録だったそうだ。
今日(4日)も東北・北海道で暴風が続いているようで、猛吹雪になっているとこともあるという。いくら北海道と言っても、4月に入って低地での大雪は珍しいだろう。
台風並みも低気圧と解説されているが、温帯低気圧の特徴は強風が吹く範囲が広いことだ。このため悪天候が長時間続くことが多い。また、接近するにつれて勢力が弱まる台風と違って、千島列島を過ぎても発達を続けることが多い。これもまた、荒天が長く続く理由だ。
このような温帯低気圧は冬の終わり近くから春に日本付近を通過し、昭和30年代までは北洋で操業する漁船団に多くの被害を出していた。最近はそのような遭難は少なくなったようだが、漁船が大型化して耐波浪性が良くなっているのだろうか。
この嵐は、北海道では明日も続くと予報が出ている。大きな被害が出ないことを祈りたい。
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