朝日新聞が反橋下色を鮮明に
この数日、朝日新聞社が橋下氏批判色の強い記事を掲載している。
私も、橋下氏の独裁者指向とそれを指示するファシズムの台頭には懸念を強めている。これは小泉政権時代から顕著になったファシストの手法、反対勢力を悪役に仕立てて阻害し、追随者だけを周辺に集めるという政治手法からだ。
これが一般受けするのは、恐らく脱戦後教育で一貫して進められてきた、判断力を持たず権力者に従順な国民を作る教育の「成果」といえるだろう。1960年代から1970年代にかけて多発した反政府運動に手を焼いた自民党政権は、教育の軸を「判断力を持ち簡単には付和雷同しない」事を重視するから、「政権に従順な」国民を作る教育に変えてきた。その一方で、権力側に生まれ育った者には特権階級意識を持つことを容認してきた。橋下氏とその支持者はまさにその申し子と言って良いだろう。
今後、他のメディアがどのように動くのか。朝日新聞に追随するのか、朝日新聞を批判する側に回るのか、それとも知らぬ顔を決め込むのか。独裁者を容認するのかどうかという点で、今後の日本への影響が大きいかもしれない。
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