身につく勉強と身につかぬ勉強
社会人になってからすでに40年たち、定年も過ぎたが今でも本を読んだりインターネットで資料を集めたりして勉強することは多い。
勉強についておもしろいことが一つある。それは、学生時代はなかなか身につかなかった知識も、社会人になってからはすぐに身につくと言うことだ。その理由は学ぶことに対する姿勢の違いだろう。
学生時代は卒業して就職すると言う抽象的な目標を目指して学んでいたため、学んだことを具体的にどう使うのかということに結びつかなかった。しかし社会人になってからの勉強は、課題や具体的な目的を達成するためという点で全く異なる。つまり、具体的に当てはめる実例や対象があると言うことだ。これが学んだことがすぐに身につくかどうかの最大のポイントだろう。
従って、学校で様々なことを教える際に、それが適用される具体例をあげてどのように使われるのかを説明すれば身につきやすいと思うのだがどうだろうか。特に数学や科学など、あまり具体的利用法についての説明が行われない分野についてはそういえるのではないかと思う。
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