ドイツ国債入札不調
金融不安の拡大がさらに続いている。今度は財政が最も健全で不安からは遠いと専門家達が評価していたドイツ国債の入札が不調に終わったという。
その原因について専門家達はいろいろ言っているようだが、欧米の金融機関が相次ぐ国債の格下げで資金の余裕が無くなって来たのだとすると問題は深刻だ。金融機関が資金不足になると貸し出しを絞らざるを得なくなり、投機ファンドも運用上必要な一時資金を調達しにくくなる。
今回の入札不調にこのような要素が絡んでいるとすると、資金が投機市場に十分に供給されていないということを意味し、投機ファンドの資金運用を圧迫するだろう。それは投機家達が資金を引き揚げざるを得ない状況まで作りかねない。
それが投機家達の不安心理を煽り、パニックを拡大しないことを祈ろう。
« 赤外線リモコン用リピーター | Main | 年金支給開始年齢問題と増税 »
Comments