バナナが値上がり?
フィリピンでバナナの立ち枯れ病が広がって、放置すれば3年後には壊滅する可能性があるそうだ。
以前、NHKの「命ドラマチック」で放送されていたが、バナナは種子ができないので、同じ品種は全て挿し木で増やされたクローンだそうだ。このため病気が発生するとその地域のバナナが全滅することがあり、過去に数回そのような事態になったことがあるそうだ。しかも現在、大半が一つの品種で占められていて世界的に壊滅する危険も考えられているという。このため、現在の立ち枯れ病に強い次世代の品種開発が進められていて、目処が立ちかけているところだと紹介されていた。
今回の立ち枯れ病流行でフィリピンのバナナが全滅するかどうかは分からないが、バナナの移動が制限されたり値上がりすることはあり得るかもしれない。
またクローンと言えば、日本を代表する「ソメイヨシノ」も種子ができないため全て挿し木で増やされてきたものだ。「ソメイヨシノ」に特異的に感染する病気が流行しないことを祈ろう。
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