全日空機の急降下
先日の全日空機の急降下事故の詳細が公表された。
直接の原因は副操縦士の誤操作だが、一緒に報じられた計器板の写真を見ると、問題の二つのスイッチは少し離れてはいるが同じ様な形状で操作方法も同じらしい。誤操作防止の観点から言うとこれは好ましくない。
このような形状と操作方法が採用されていることには、過去からのいろいろな行きがかりがあるのだろうが、全く異なる目的のスイッチ類が並んでいる場合には、形状もしくは操作方法の少なくともどちらか一方が異なっていることが好ましい。今後は何らかの改善が図られるだろう。
それにしても、ほとんど背面からの急降下。空戦を取り扱った映画で、眼下の敵機に襲いかかる戦闘機でおなじみの動きだ。しかし、旅客機はこのような動きを想定して設計されていない。よくまあ抜け出せたものだ。一つ間違えれば、過速で空中分解もしかねなかった。
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