月面詳細写真
また、NASAから月面の詳細な写真がいくつか発表されている。
一方は、アポロ計画の12,14,そして17号の着陸痕で、LRO(月面近接周回衛星)がこれまでにない先鋭度で撮影したものだ(記事)。これを見ると月面に残された着陸船だけでなく、月面車とそのわだち、自動観測装置、そして飛行士の足跡などがはっきりと見て取れる。将来、月面が観光地になった時、これらは観光名所となるだろうが、人が近くを動き回ることによってこれらの痕跡が薄れるかもしれない。もっとも今からそれを心配するのは早すぎるだろうが(笑)。
もっともこのような鮮明な写真を見ても、さらには観光客がその場所に行くようになっても、アポロでっち上げ説の人たちは認めようとしないだろう。信じないと決めた人たちはどんな証拠を示されても決して受け入れない。たとえ本人をその現場に連れて行っても、自身の旅行自体が虚構である、あるいは遺物が最近になって作られたものだと主張するだろう。
信じないと決めた人々にそれを信じさせるのは不可能だ。そして、この心理は政治的にもしばしば利用(善用、悪用の両方で)される。特に左右双方の全体主義者が利用した例は少なくない。
もう一方は月の北極の鮮明な写真だ(記事)。これには北極周辺に密集したクレーター群が鮮明にとらえられている。しかし気になることが一つ。撮影範囲内にあるクレーターの配列が何となく、北極点を中心とした反時計回りの渦巻きに見えるのだ。もっともこれは私の目のせいだろう。
« 水力発電所水没 | Main | 風評被害を煽る人たち »
Comments