水力発電所水没
べらぼうとしか言いようがない大雨が降った奈良県十津川村で、水力発電所が水没して運転できなくなったという(記事)。いくら川岸にあることが多いとはいえ、水力発電所が増水で水没するなどおよそ想定外もいいところだ。また他にも、大量の流木などのため運転できなくなった揚水式発電所があるそうだ。
幸い、今回停止した二カ所は発電能力が小さいため、当面の電力供給には支障がないという。しかし、今後脱原子力発電を進めていくためには、このほかにも様々な想定外のトラブルが発生するであろうことを念頭に置いておかなくてはならない。
脱原子力も拙速は禁物だ。
追記(2011/09/04);
東京電力の揚水発電所三カ所もダムの水位上昇で使用停止になったそうだ(記事)。
渇水で発電できなくなるのは容易に想像できるが、豪雨が原因で発電できなくなるのは想像しにくい。雨も降りすぎるといろいろなことが起こるものだ。多量の流木などで水路式発電所の取水口を閉鎖しなければならなくなる、などと言うこともあり得るのだろうか。
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