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June 06, 2011

トンデモ科学者の疑問;人類学編、嫁入り婚の起源

2011/06/02のAFPに「初期人類も、女性が男性に嫁いでいた 米研究」という記事がある。

これは「NATURE」に掲載された記事の引用で、240~170万年前の猿人の歯を調べた結果、雄は生まれた場所に留まり、雌が遠くまで移動していたことが分かったのだそうだ。これは言い換えると、雄は留まって縄張りを守り、雌は近親婚を避ける為遠くの他の群れに移動したとも言える。

生物学的な強さを得るためには、遺伝子プールを大きくして在庫を増やす必要がある。このため群れを作る生物は雄・雌どちらかが群れを離れる場合が多い。雄が移動する例は、「ライオン」、「ニホンザル」など多くが知られているし、雌が移動する例は人間に最も近いと言われる「チンパンジー」や「ボノボ」だそうだ。これが現代人の「嫁入り婚」に似ていると言う。

もっとも、従来雄が群れを支配していると言われた「ライオン」や「ニホンザル」でも、実際に群れを支配しているのは最上位の雌で、ある雄がボスとして振る舞えるかどうかは上位の雌たちに決定権があるのだという報告が増えてきた。

言ってみれば、雌が移動する「猿人」や「チンパンジー」は男系継承社会で、雄が移動する「ライオン」や「ニホンザル」は女系継承社会と終えるかもしれない。これまで、体力的に弱い雌が遠くに移動するのは難しいと言う先入観から女性は移動しないと考えられてきたのかもしれない。しかし、隣の縄張りの群れに移動し、そこに気に染む雄がいなければさらに隣に移動すると言うやり方で遠くへ移動することは可能だろう。

また、これは現代人が頻繁に戦争をする事の原因かもしれない。雌が移動しない種では、何らかの理由で雌が不足した場合雄が他の群れに移動すればよい。しかし雄が移動しない場合は、他の群れの雌に気に入ってもらうか、それがうまくいかなければ他の群れから奪うしかないからだ。

とまあ、勝手な推量を書いてみたが、人類の祖先では雌が移動するのが一般的であったかどうかは、さらに多くの分析例が必要なことは言うまでもない。

付け足せば、現代の日本社会で、優秀な女性が良い仕事と配偶者を求めて遠い外国へ出て行くのも、雌が群れを離れるという習性が人類にあるためかもしれない。

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