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March 12, 2011

続く余震、そして周辺地域の地震

関東・東北周辺の太平洋ではまだ余震が続いている。さらに、報道によれば関東・東北の太平洋沿岸が最大75cm沈下していると言う。おそらく沈下だけでなく東へも移動しているだろう。

おそらくこれが周辺地域で頻発している地震の原因だろう。本州は中央構造線によって東西に、そして四国・九州は南北に分かれている。本州中部を分ける中央構造線は、糸魚川-富士川線と呼ばれているが、これは途中で二つに分かれ神奈川県の酒匂川に達している。昨日今日と地震が発生しているのは、この信越国境と箱根から新島にかけてで、この線の周辺に集中している。また、この中央構造線の延長は、新潟・秋田県沖を経て北海道西方に達していて、この線上の秋田県沖でも地震が発生している。

つまり、東日本全体が東に動いたためにその周辺地域との境界付近で地震が発生しているように見える。これがさらにその周辺に波及しなければよいのだが・・・。

追記(2011/03/13);NASAなどの観測によれば、東北日本が最大で2.4m東に移動しているそうだ。太平洋プレートによって圧縮されていた北米プレートがこれだけ伸びた、または移動したことになる。これによって、別の場所の歪みが当然増加するが、それが集中した場所で新たな地震が起きるだろう。

ただそれがどこになるのかはわからない。どこかとんでもなく離れた場所かもしれない。どんな大きさになるのかもだ。しかしそれに対する、心と緊急用品の準備は必要だ。

また、地震に伴う地盤の沈下や隆起に関しては、全国至る所にその跡が残されている。小学校で学んだ記憶では、江ノ島、三浦半島、房総半島などの海岸段丘は沈下と隆起が繰り返されてできたそうだ。うろ覚えの記憶だが、江ノ島の磯は江戸時代の大地震に伴った隆起でできたとの説明を聞いた。奥の細道に登場する象潟も、松尾芭蕉の頃は松島のような海だったが、その後の大地震で隆起して陸になったそうだ。

追記(2011/03/15);太平洋側の余震発生域が次第に南下して、茨城県沖から房総半島周辺、そして東京湾内へと移ってきている。小さな地震で、歪みが移動しながら緩和されていると考えたいが、どこかで大きな地震につながらないとも限らない。当分の間、大きな余震に対する警戒を解くわけにはいきそうもない。

追記(2011/03/16);余震の発生場所が次第に沿岸に近づいている。大地震でできたプレート内の歪みが緩和される場所が移動しているのだろう。今後は内陸部での直下型地震、特に東京湾内での地震に対する備えも必要だろう。特に江戸川河口のいわゆる「地震の巣」から関東大震災震源にかけての湾岸部は、重要なインフラが集中しているので一応の心構えは必要だ。

地震があまり大きなものにならないことを祈る。

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