国産品愛用キャンペーン
米国では国内雇用を拡大するため、大手メディアが国産品愛用キャンペーンを行っている。しかし、日本のメディアはこぞって輸入品販売業者の業績を賞賛している。なぜか?
それは日本では国産品愛用キャンペーンは長く御法度だったからだ。その理由は昭和30年代から40年代、日本から米国への貿易出超の時代に起源がある。その時代、日本からの輸入急増にたいし、米国が輸入制限をちらつかせ、これに怯えた政府と財界が米国からの輸入促進を呼びかけたからだ。それ以来、国産品愛用は日本ではタブーとなった。
しかし今、日本は当時の米国同様に輸入品による国内雇用の減少に悩んでいる。にもかかわらず、メディアは大量輸入販売業者の業績を賞賛し続けている。これは輸入品愛用キャンペーンと言ってもよい。その結果、日本の雇用が流出し続けているにもかかわらずだ。
もし、メディアが本気で日本の景気改善を考えるのであれば、国産品愛用キャンペーンを行い、国内雇用増への寄与を考えるべきだ。それには、米国abcのキャンペーン放送などを参考にすればよい。
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