季節は巡る
神戸の市街地では染井吉野がちらほらと咲き始めた。そして街にはイカナゴを煮る香りが流れている。この季節の神戸の香りだ。
神戸名物の「イカナゴの釘煮」だが、阪神淡路大震災後は家庭でつくる人が増えた。季節が巡って再び春になったことを喜ぶとともに、震災で援助してもらった親戚や知人に贈って感謝の気持ちを表すためだ。
今年はさらに、大地震と大津波の被害にあった人たちを元気づけようと贈る人も多いだろう。神戸が元気になったように、今回の被災地も元気になってほしいとの願いを込めて。
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