どんな春に
テレビで原発事故の状況を追っているうちに、暗澹とした気分に襲われたので午後には散歩に出かけた。
ロシアが日本にとっては「暗黒の金曜日」だと言ったように、この先どうなるのか見通しが立たない。しかし、散歩の道ばたの日だまりでは「ほとけのざ」が咲き、「ゆきやなぎ」もちらほら咲き始めている。お水取りが終わりに近づき、寒さもゆるみ始めた。春が確実に近づいている。
三宮では早くもいくつもの団体が募金を始めていた。私も少しでもと千円札を入れて協力した。これはむしろ、自分の心を軽くしたかったからかもしれないが。
最悪の事態も予想される原発の状況だが、その被害が少しでも軽く、津波の被災地の復旧に早く取りかかれることを祈ろう。すぐそこまでやってきている春が「嘆きの春」に終わらず、「再起の春」になるように。
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