宮崎県で検出された放射性ヨウ素への疑問
宮崎県で極微量の放射性ヨウ素が検出され、福島第一原発事故の影響と見られると県が発表したと、大手メディアが報じていた。この記事は各サイトのその後トップページから消えているが、削除されたわけではないようだ。
しかしこの発表内容には大きな疑問がある。それは、卓越風を考慮すると福島から拡散した放射性ヨウ素とは考えられないと言うことだ。放射性ヨウ素は半減期が短いので自然界には存在しないと一般には言われているが、厳密に言えば常に極微量は存在する。その由来としては人工施設からの放出もあるが、火山や温泉などからの放出や、宇宙線に由来する放射性物質からの生成だ。
今回検出された放射性ヨウ素も、宮崎県西部にある霧島火山群に由来する物である可能性は否定できない。是非とも事故前の平常値との比較で論じてもらいたい。
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