リビア内戦
事実上の鎖国状態なので様々な情報が乱れ飛んでいるが、リビアは内戦状態にあるようだ。現政権はもはや長く持たないだろうが、このような形で政権が打倒されると、その後武装した各派間で抗争が起き内戦状態が続くことが多い。そうしてそのような無政府状態が続くと、原理主義過激派や新たな独裁者が台頭することも多い。
そうなると懸念されるのはリビアが過激派の拠点となることだ。そうなればもう一つのアフガニスタンの出現であり、そこからイスラム諸国に内戦が輸出されることにつながりかねない。
これはイスラム教武闘派との抗争を続ける米国にとってはもっとも好ましくない事態だが、そうならないための手段がどれだけあるのか。革命派懐柔に失敗すると、米国の外交戦略が崩壊することになる。それはイスラエルの国家存続の危機につながり、イスラエル滅亡を防ごうとするキリスト教国対イスラム教国の大規模な戦争にもなりかねない。
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